うつわのうつわ

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ブログ
執筆 : 
keian 2009-8-23 9:55
一茂くんからのSOSです・
器ってなんですか?器の器ってなんですか?という質問です。
食べ物を乗せて食べるための、或いは食べやすくするための道具としてが、器のはじまりです。葉っぱからです。
彩り、薬効ということからすれば限りがありませんが、熱いものを乗せてもいいのは、
朴葉に笹、竹の皮です。この3つは、包んで蒸したり、敷いて焼いたりということを致します。とうふ屋桂庵では、とうふの味噌漬けを包んで焼いてお出ししております。
彼のいいたいことは、彼にもわからないことらしく、私も難儀して考えていました。

魯山人曰く
<皿は料理の衣装である>
包丁の冴えを見せた料理なら、どんな皿に盛ってもいいいかしらん。
まずい料理は、どうでもいい皿に盛ってもいいかしらん。
料理を引き立てる衣装が器なら、器と器を重ねることは、着物の襲の色目と同じかなと
気がつきました。襲<かさね>の色目とは、衣を重ねるときや衣の表と裏の配色をいいます。四季の自然との調和を重んじます。平安時代の十二単衣や、振袖の伊達襟を思い浮かべます。今の季節なら、夏の名残なら、撫子です。表に紅梅色を、裏に青色を配色します。
秋の訪れなら、桔梗です。表に二藍色を、裏に青色を配色します。
二つを重ねることによって、表す美しさです。
私には、器と器を重ねる技は無理ですが、食べやすくしたくて、円形の大きな皿にお手塩皿を揃えてみたり、15cmの長角皿の中心にぐい呑みくらいの小鉢をもってきたりと
口取りを盛りこみます。口取りは少しづつを楽しんでいただきたいからです。
縁のあった、料理屋さんでは、千代紙や、折り紙で演出しておられました。これなども、器の器といえるかもしれませんね。
食べられる器の器は、最中というお菓子かもしれません。
また、大阪蘆月発祥の紙鍋ですが、この紙の上に白菜やをゆでて敷きこむ盛り付けもあります。紙も器ですが、最後に食べる白菜やキャベツも器ということです。
 
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