いよいよ

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ブログ
執筆 : 
keian 2009-9-1 7:43
とうとう、ボトル預かりを始めました。よろしくお願いします。
お店でのボトル預かりの期限は、開封して3ヶ月、開封しなくて1年だそうですが、私は、
自分の店がそれだけ持ちこたえる自信がなくて、1杯売りか、ボトル持込OKとしていました。今日のお客様のやっちゃんは、恩人です。仕事先から、駆けつけてくださいます。
<今日は食べるよりも、あんたと呑みたい>といってくださいます。お気持ちに応えたいと思いました。焼酎のボトルを7種類ご用意しましたが、宮崎の芋焼酎<紅さつま>をお選びいただきました。今日から3ヶ月は、何が何でも店を開けます。
 やっちゃんは、3000メートル級の山にも登れば、格闘技も達人です。それなのに、こわおもてでなくて、本当にええおとこです。自分で散髪できるくらい器用で、いとこの分もやってあげるくらい優しいのです。
やっちゃんのお父さんは
親の商売の八百屋さんの店のなかに開店されたのです。乾電池とねぎを買っていくお客さんなんて、当時の時代の先端です。とうふ屋の朝は、めちゃくちゃ忙しかったので、松尾さいさんは、一計をはかりました。やっちゃんのお父さんに、階下の仕事場から子供が寝ている2階へ、無線をつなぐということ頼みました。親が一生懸命働くのは子供を育てるため。子供の教育に手を抜いては申し訳ないということです。これで、遅刻をしないように起こしてくれました。いよいよ、とうふ屋の母屋のとりこわしになりますが、やっちゃんにそんな話をしていたら、<親父の仕事やったで、みやわかる>と晴れがましそうです。
 また、やながせの私の店を閉める時に看板をはずしていきたいという私の希望をかなえてくれたのもやっちゃんです。風の強い日だったのに、脚立の一番上で、看板の字を削ってくれました。5月16日に開店したのだから、ちょうど3年後の5月15日に閉店したいという私の望みをかなえてくれました。あのときはありがとうね。
 
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