さばらんがた

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2009-10-14 7:52
サバラン型というものがあります。エンゼル型によく似ていますが、輪っかになっていても、底までぬけていません。中心にクリームを絞りだすと、具合がよくて重宝します。
 今日は,、美味しいコーヒーを淹れました。いつものコーヒーよりも、値段を言っちゃあいけませんが、倍します。もったいなくて、飲むよりも何か作ろうと思いました。
コーヒーを飲んだら一人分でも、ゼリーを作れば二人分になります。
普段はブラックですが、熱いうちにお砂糖を入れました。飲んでみて、ミルクが欲しくなるまでの量です。そして、甘いコーヒー500ccに対して2%のアーガーを同量のお砂糖とよく混ぜて加えます。アーガーは海藻からの抽出物です。普通のゼリーと違っているのは、もどさなくてもいいこと、常温で固まることです。増粘多糖類と難しく表記されていますが、大正生まれの和菓子の職人さんには<べにてん>といって、昔からあるものみたいです。戦争を経験したひとは、なんでもよく知ってみえます。なにもないところから、
喜ぶ顔がみたくて、生活者として作ってこられたのでしょうね。私は、松尾太郎くんとのつきあいが長いおかげで、こと、食品製造に関しては、いろいろな方とご縁ができ幸せです。

本来の用途は、サバランというお菓子を焼くためのものです。
サバランは、バターと砂糖がたっぷり入る生地を焼き、
ラム酒のきいたシロップを含ませます。
焼いた直後の熱いものなら冷たいシロップを、さめたものなら、温めた
シロップを含ませます。あまり含ませすぎると、もろくなりますので
後から絞る生クリームや、フルーツとのかねあいを考えます。
 19世紀にジュリアンというパリの菓子職人が、ブリヤ・サバランという
美食家の名前から名づけたとされていますが、名づけよりも考案した
功績を思います。私の大好きなお菓子です。90cc入りの型で、粉400グラム分のサバランを15個作ることができます。食べたい人はメール
くださいね。
 
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