おくどさん

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2009-10-18 8:34
竈<かまど>のことを関東では<へっつい>関西では<くど>と呼びます。
京都では、泥棒ですら、どろぼさんですから、<おくどさん>と呼びます。
かまどは食物を煮炊きするための設備です。
かまどの<ど>は場所を意味します。土や石、レンガなどで築き囲んだもので、燃料を入れる口が前方に設けられ、上の方は丸く開けてあり、鍋や釜をのせる様になっています。

松尾家の母屋は、明治時代からのものでした。京都の方広寺の近くの清水さんのお宅の<走り元>岐阜弁でいえば、<おかって>を拝見したら、とてもよく似ています。
うなぎの寝床といわれるように、間口以上に奥行きが深いところ。
そして、表の入り口から、裏口まで、一直線に庭が通っていて、それを通り庭といい、
その片側に畳をしいたおいえがあるところなどなど、、、

<おかって>は、くど、井戸、水屋となっており、くどの上には、神棚がまつってあります。
私の小学校6年生まで、このくどで、もち米を蒸し、もちつきをしていました。
昭和26年生まれの殿方にお聞きしたら。岐阜市の北部の農家では、くどでの煮炊きのために、まきわりを小学校6年生までしていたそうです。そうして、斧の使い方、火のおこし方を体験した時代だったんです。

一茂くんからのトークは、郷愁をおぼえます。彼の仕事は、このくどをモチーフにした
食器の提案、営業です。
今週は会えなかったけど、来週は、新しい食器をもってきてくれますので、また、美味しいものを考えようと思います。
 
一番わかりやすいものは、釜飯だけどねえ^^^それも、<ぼんてん>みたいやしね。
そうか、中華料理のなべふりも、火の扱いの芸術やね。
一茂くんと、、和光園のランチでも食べにいこうかな?
わかいひとにごちそうになるのは、すっごく、リフレッシュになっていいわ。

火の扱いで、日本と中国のお国柄の違いは、<なべどめ>となべのままで、そのままで余熱よりも微妙な埋み火を生かすことです。
 
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