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ええもん^^えもん

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2009-10-25 14:12
ええもん
えもん
と、まるで、謎かけですが、一茂くんが佐賀県有田からSOSです。
彼は、ええもんを創るのではなく、ええもんをみつけだして売るのが仕事です。そのためには、本当に身を粉にして、ええもんをさがしますし、ええもんを創ってもらうための努力を惜しみません。、有田の小さな窯元をたずねると、<えもん>の名がついているところが多いのは、なぜかとききます。
 私も、明確に言い切っていいのかと悩んでいます。
デパートの特選品売り場で、買ったことのあるものは、
さかいだかきえもん<酒井田柿右衛門>
あおやげんえもん<粟生源右衛門>
いまいずみいまえもん<今泉今右衛門>の3つの窯です。
どれも、有田焼を代表する素晴らしい焼き物をつくっていますが、柿右衛門様式という言葉で美術書にうたってありますので、これになぞらえて今回は書きます。また、お話を皆様からもうかがいたく存じます。よろしくお願いします。

有田の磁器窯で焼かれた独特の色絵磁器に対する様式名のことですが、
濁し手と呼ばれる乳白色の白磁胎を素地にして、清明なとても美しい上等の絵の具で模様を描きます。大正時代より、こういった分析、系統づけがなされたようです。
お菓子屋さんの系統が、戦前は歴然としていて、暖簾分けとか、名を一字いただくとか、
修行の系譜がはっきりと決まっていたこととおなじです。戦争中につくることを規制され、また、物資不足の中で、主家の廃業から、新たに創業した人には、わるくはなくても、知らなくて、ただ、なんとなく、たとえば、<とらや>を名乗っているようなこともあったとのこと。有田焼も、ひょっとすると、そんなこともあるかもしれません。
  
ただ、私が思いますには、系譜を知っていても、
知らなくても、その名に恥じないような
ええもんを創ること、ええもんを売ることが、みんなが幸せなこと、みんなが幸せになるためには、ときとして、あいまいにしておく美徳があるのが、日本人。
 
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