きょう

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2009-11-24 7:32
私は筆を持つのが苦手です。
料理屋をはじめるまえに、短歌を一年たらず、俳句を一年、日本画を1年習いましたが、
動機が不純でしたので、これも得意ではありません。
お客様に、とうふ屋桂庵の思いが少しでも伝わるように、お品書きやご案内にいろをそえるべく、恥かき承知でかかせていただいております。

そんななかで、よいことに出会いましたのでお知らせします。
加藤正次さん<71歳>の書です。
偶然にも、よし子の店で、よい言葉と聞き、早速、ロイヤルの書道展<三人展>に出かけてきました。
 協
 競争は人の心を乱す
 協奏は人の心を美しくする
昨日のブログにも書きましたが、競争で一番を決めることは、数字の伸びはあっても、
努力の評価とは、別物になってしまいます。
努力って、報われないことが多いんです。ただ、努力をしなかった人が成功することは、
ほとんどないのでしょうが、、、
もっとも、うちの松尾とくさんにいわせると、
<笛吹きゃ踊るというわけやない、わたいは、一生懸命に吹いたのに、子供は勉強せんかった>
私にいわせると
<子供の好きな歌を吹かんかったでやわ>

子供を勉強させる努力をしたからといって、子どもが勉強するとは限らないというわけです。
私は、小学校4年生の算数を間違えるまで、子供に勉強を教えました。
お菓子を作るのに夢中だったので、うちへきた子供の友達にいっぱい食べてもらい、
寺子屋よろしくとばかり、<ケド><カド>を教えていました。
そのころの覚書をみると、どのこにも、このこにも、私が教わっていたように思います。

あの、素敵な書をかかれた加藤さんは、展覧会と同じ紙で同じ心で100枚かかれたそうです。それを、資源別回収のGOMIとしてだされたそうですから、惜しい。私は欲しい。
もらってきて、山茶花を描きたくなりました。これこそ、加藤さんには
ご無礼ですが、協奏曲です。加藤さんは、40歳半ばで書をはじめられましたが、素敵な紳士です。お話できて嬉しかったので、元気よく名前住所を
書かせていただきました。
 
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