正木豆腐屋

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ブログ
執筆 : 
keian 2010-2-9 13:01
このところ、出会う人が、<松尾太郎くんは元気?>とお気づかいをくださいます。
本当のところは、100%の元気ではないのです。さりとて、ご心配をおかけしてはいけません。<生きてます>とユーモアたっぷりに答えることにしています。そして、昨年の廃業にあたり、必ずしも親切から、聞いてくださる方ばかりではないと感じたからです。やっと、私も空気を読むことができるようになったかな?
もっとも、空気を感じても、自分を通していただけなのかな?
いろいろな方がみえますから、世の中は面白いのでしょうね。もっとも、いきなり怒り出す方もみえますから、不愉快から自分を守るためには、黙っていることも有りかな?
被害者と思えない悪い奴もいれば、加害者と思えない良い奴がいるのが、世の中の習いだそうです。中署のお巡りさんに教わりました。

というところで変換。
松尾太郎くんのコメントが中日新聞1月31日載っていますので紹介します。

忠節橋から北に約2・4キロ。ショッピングセンター<マーサ21>を超えたところに、
気になる交差点の標識がある。
<正木豆腐屋>。
周囲を見渡す限り。豆腐屋はない。なぜ<豆腐屋>なのか。訪ね歩いてみた。

記事を書かれたのは森村陽子さんとおっしゃいます。
理知的で真面目な方でした。

戦前に豆腐屋は市内に90軒ありましたが、
地名に豆腐屋は残っていても、その地には豆腐屋はありませんでした。
特に正木が豆腐作りに適しているわけではありませんが、岐阜は長良川の伏流水のおかげでうまい豆腐ができます。正木地区は、長良川の改修工事が完了する昭和39年まで、水害に見舞われたところです。このころまでは、豆腐の値段と風呂屋の値段はおなじとされていましたから、豆腐は御馳走です。山崎豊子氏の荷車の歌にも、農村の風景とともに、豆腐へのあこがれが描かれています。
なによりも、水が出て柔らかいから豆腐なんて、素晴らしいネーミングだと思いませんか?
 
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