おりばこ

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2010-2-14 12:32
一茂くんから、折箱について相談を受けました。
彼は、陶器でつくってみたいと言いますが、今度ばかりは絶対的にNOです。
折箱は、お土産ですので、繰り返しということありません。持ち帰って、本来は、そこで、役目を終えます。もし、洗って、とっておくとすれば、
別の所に、持っていくときで、その別の所は、内内です。
もったいないのドギーバッグ運動とは、立場が違ってきます。
店から、お客様へ用意させていただくものであります。
私の師は、糖尿学会の会合についた食事の豪華さにびっくり、ざっと、品数、カロリーを
計算して、食べきれない分を、バッグから、ジップロックコンテナー角小、ふたを閉めた状態で中身は250mlにつめて持ち帰り、自己責任で温めて食べたそうです。
糖尿病の学会ですら、食べきれないくらいでないと、外食はなりたたないのかもしれませんし、家族に見せたいということもありましょうか?
食べられるものを捨ててはいけません。
おおいに持ち帰りを推進しましょう。
ただ、折箱の値段をどうしましょう?
店としては、折箱に詰めさせていただく以上は器です。
盛りつけを考えます。
少しづつの持ち帰りの食材なら、仕切りがいります。
これを、アルミ箔のものをつかいすぎると、冷たくなりすぎます。せいぜい2個までです。
ハランや、笹の葉などで仕切ってさまになるのは、やはり、昔からある杉折です。
ただ、これは、買いにくいのです。個人的に知っている店でも、単位が多いのです。
10個単位で、いろいろなサイズを無地柄で、汁気がにじまない加工をしたものが手に入ればいいのですが、
こと、岐阜においては難しそうです。
餃子の持ち帰りを頼んだ時のある店は、、原価10円の箱を50円とメニュー表にもあげていました。
モノを大切にし、正しいことの思いこみだけにとらわれてはいけません。茶の湯の見立ての精神からすれば、箱代を原価だけいただくなら、一茂くんの発想はおもしろいです。
 
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