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世界三大期待はずれ

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2010-4-10 19:03
シンガポールに赴任するとのこと、
マーライオンは知ってるかな?と話していたら、
これは、知っているというだけで、意味のない建造物だそうです。
お土産にもらう、チョコレートに描かれているいるだけで、名物というわけですが、
ここが、日本各地の銘菓とのちがいかな?
日本人の美意識からすると、茶の湯の美学と重なり面白いですよ。
名菓と銘菓の違いはというと、
名菓は、名前の付いた菓子、あるいは優れた菓子のことを指し
銘菓は、宮中の人や、大名、茶人などから、名前をつけてもらった菓子を指すのだそうです。
銘は、心にきざむことこと。物事の来歴をのべ、功績をたたえること。
名のあることが、上等なこと。
桂庵の名をはじめに、つかってくれたのは、松尾さいさんです。
そのころは、裏千家の橋詰先生の奥様に、松尾家に出稽古にきていただいておりました。
お掃除とお菓子を作るのが、私の役目でした。毎月一度のお稽古の日のために、残りの29日があるかのように、毎日、お菓子をつくっていました。
あるとき、彼女が、俳句の会に持って行くから、買ってあげるといってくれました。
そのときに、初めて、菓子のしおりらしきものをつくりました。

たかが、たべることではありますが、おおげさに言えば、菓子の説明、案内であるけれど、
さらに、その菓子をたべてもらうための心がまえ、精神的な、心のよりどころとしての
しるべを、文学少女くずれの私が求めていたのかもしれません。
<桂庵製でございます>と、名のらせていただいた日を思い出すと、親孝行をせねあかんかな?

親孝行も、マーライオンと同じで知ってはいるけど、期待はずれのようなものかもしれませんね。デンマークの人魚姫とスエーデン?の小便小僧が、三大期待はずれだそうです。
名物にうまいものはなしと言わないで、
名物にうまいものの話としましょう。何処へも行かない暮らしなので、お土産をいただき、
お話をうかがうのが、一番の楽しみです。
 
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