たけのこ

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ブログ
執筆 : 
keian 2010-4-14 19:04
京都。私は、京都の田舎の京都短期大学卒です。たったひとりですが、友人がいます。
彼女から、朝堀だと筍が到着しました。
粗末にしたくない思いから、大胆な行動にでました。
京会席の名のあるお店に電話しました。
ぬかも、調達してもっていくから、リンクをつなぎましょう。お節介なことに、大鍋も二つかつぎました。これで自転車に乗りました。
さすがの目利きの御主人です。一目で了解のまなざしになりました。
15年の御縁に感謝です。
2年前の取材で彼が答えていたことが、素晴らしいので抜粋します。
テーマは<しみじみ、ほっこり大人のグルメ>でした。
京料理の魅力は、四季を五感で楽しめること。
公家料理に由来しているため、尊い人の口中を傷つけないよう、なめらかな食感の料理が多いことも特徴。
目で見て、耳で聞いて,鼻で利いて、口で味わい、後のひとつは、心でしょうか?
それとも、器をもつ手でしょうか?
京料理をいただくたびに、日頃の箸使いとちがう自分を思います。
筍は箸にはさんだだけで店主の心入れを感じます。<食べる人の口の寸法を考えなさい>と、故沢村貞子さんは、お母様から、台所の手ほどきを受けたそうですが、とても、忙しい家に育った私は、つい、<ざつばや>になり、赤面です。
包丁の修行はしていませんが、食べていただく心を忘れてはいけませんね。

焼酎にあうからと、自慢の人参のぬかづけを、こうちゃんにお出ししたら、三ミリの厚さでは食べにくそうでした。
あわてて、包丁を寝かせて、三枚にそぎましたが、申し訳なかったです。
筍はあまり、生で食べることがない食材です。かたいものを柔らかくして食べることに、心をくだきます。
つけものは、かたい素材を生で食べますので、包丁の入れ方が大切です。細かく切った<かくや>も美味しいですが、見た目にも、箸で取り上げたときにも、美味しさを感じられるように、努力します。
筍を送ってくれたいづみちゃん、本当にありがとう。
 
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