夏ミカン

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ブログ
執筆 : 
keian 2010-4-23 23:59
夏ミカンは、雪の降るころになりますが、
ずっと、樹の上で,
実をのこしたまま年を越すと、初夏には、きつい酸味がぬけて、かすかな甘みが感じられる爽やかな果物となります。これが、萩の夏ミカンの起源です。
初夏に白い可憐な花が咲きます。長門の青海島に流れ着いた1個の夏ミカン。これを、初めて植えた女性がいます。お長といいますが、彼女の好奇心が、200年後の萩の救済をします。

下の娘が、まだ、幼稚園に入っていない頃でしたが、連休明けに、萩、津和野と旅行したことがあります。失恋の癒しの一人旅のイメージがあるところですが、なかなか、人情のあるところで、気に入っています。
家族旅行でしたので、全くよその団体のバスガイドさんの話を、後ろから熱心に聞いておりました。土塀越しの夏ミカンは、明治維新のときに、萩の士族救済を救ったのにもかかわらず、出荷されるのではなく、東京の子孫のところに、送られると聞きました。

素朴な味です。昭和20年代が最盛期だったそうです。
夏ミカンの皮の砂糖づけと夏ミカンのなかに羊羹を仕込んだお菓子が有名です。
マーマレードも美味しいです。師の村上祥子のレシピで作り続けています。
そうそう、萩をたって、翌日に北九州市で、師と初めて会いました。
大きなネスカフェの瓶に詰められた、イチゴジャムと、ママレードは感激のお土産でした。甘いです。お砂糖が同量入りますが、作る価値はあります。
レシピの欲しい方は、連絡をください。

今年は、35個送っていただきました。
あの方にも差し上げたいと思いながら、毎日、2個づつむいては食べています。
むきかたは、縁のあった、フランス料理店で教わりました。
先日、その店でご馳走してくれるという殿方が、あらわれて、ラッキー。おしゃれして同伴したら、
マスター独りで、さびしい顔をしていました。
<すみません>と謝られても、殿方に申し訳なく、桂庵で
<ありもの>をご馳走させていただきました。
 
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