せんにちまえのどうぐや

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2010-4-25 21:03
一茂くんからの発信は、大阪です。
千日前道具屋街は、なんで安いの?ときかれました。
浅草の合羽橋は、料理コンテストで上京すると、たちよっていましたが、ここは、いったことがありません。
ただ、拙著<とうふ屋桂庵>と同じ出版社で、社長の千田禎一氏が本を出されております。私の担当ということで、殿方が話を聞いてくださったこともあります。
豆乳製造機で、<こうなったらいいのにな>というくらいのことでも、一生懸命になってくださいました。
<千田>のカタログもくださいました。百科事典よりも重いです。広辞林よりは軽いです。
広辞林の出版社は三省堂です。
三省とは、論語に出てくる言葉ですが、
<日に三度吾が身を省みる>
人のためを思って真心から行ったか?
友達に対して誠実だったか?
よく、わかっていないことを人に教えなかったか?
でありますが、友達を顧客に置き換えると、誠実=お値打ちがわかります。
ただ、安いだけではありません。
たとえば、<こなもん>の道具を売る前に教えてくれます。
それも、タダではなく、材料費を払わさせてくれます。ここが、東京の商いとちがうことです。タダのものはない。タダにしたら、それを商品にかけなくてはいけません。
それとこれは別。わかりやすいことが安いことの原点です。
<千田>はイレブンPMという番組でCMを流していましたから、50代以上の人は、知っているかな?時代の先駆者であることでも、有名です。
また、岐阜とは縁があって、下内屋さんの会長のお話によると、問屋町の松山から、夫人が嫁がれております。
先代は、奈良から出てこられた苦労人です。
雇人時代に、漬物にかけるしょうゆの皿に残った残りを工夫して、経営者に喜ばれたほどの方です。
私は、漬物を食べるたびに思い出します。
寿司屋のしょうゆは、寿司を食べ終わったときに残っていないこと以上です。食べ物を粗末にしないことが、道具を粗末にしないことで、安く売れるのかな?
 
〒500-8034 岐阜県岐阜市本町 5-23
TEL : (058)-262-4015
FAX : (058)-262-4015
URL : http://www.k-an.jp
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