きぬといえども

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ブログ
執筆 : 
keian 2010-5-4 19:16
久しぶりにこうちゃんと会いました。
なかなかいい男なのですが、どうも不器用なようですね。
昔の映画<夜叉>の主人公みたいかな?高倉健主演ですが、一度、じっくりみてみたいですね。ここでは、<蛍の子とかいて蛍子といいます>というセリフが決め手になっています。<とうふ屋の桂子ちゃんがはじめたからとうふ屋桂庵>が私のセリフです。
そうそう、<男前とうふ>ですが、10年くらい前にデビューしたときは、デパートで売っていたのが、今や、100円ローソンで売っているのです。
時代に乗るってむつかしいのかな?
真っ白くてなめらかなのが美味しかったのでしょうか?
それとも、とうふにないような、濃厚なうまみにしたことに新鮮さを感じたのかな?
四角ではなく楕円形にしたのが、手にとりやすかったのかな?
まめで
しかくで
やわらかで
とうふのようなひとになれは、隠元禅師のことばですが、いい男のことを男前?それとも好きな男のことが男前?
うちの松尾とくさんは、色白で可愛いひとです。
自分にとって都合のいい人がいい男の基準です。話していると正直で楽しいですよ。

昭和5年まで、この地は造り酒屋でした。西川酒造という大徳利も残っていました。
映画でも、いい男の場面には、酒がつきものですが、とうふと酒の共通点は、どちらも水がいいことです。
京都には、いい水があったこともですが、寺院が、人が集まりやすいような、水の便のいいところに建てられたこともあります。
とうふは、水につけた大豆を挽き、煮てから、布でこして豆乳をつくり、凝固させますが、
その布によって、木綿と絹とわけるのではありません。
出来上がったとうふの肌目でいいいます。
木綿の肌目も絹の肌目も、いい女と同じで好みですが、
とうふの大好きなこうちゃんは、湯豆腐は木綿で、冷や奴は絹に限るといいます。
お酒を呑まれる方は、絹を好まれるようですが、
木綿の布目を裁ち落とし、真ん中のなめらかなところが最高です。
 
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