なつめとしふく

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2010-5-9 18:17
一茂くんからの発信は、<なつめ>と<しふく>です。
一口に茶道具といっても、その種類は豊富というよりも多様で価値観はそれ以上で、
選択できるものでもありませんし、推薦できるものでもありません。
どう、答えていいのかな?
でも、年下の男の子って可愛いじゃん。なんとか、メッセージを発信しましょうか?

なにも知らない人に教えるということは、外国の方にお茶を一服さしあげることと
よく似ています。
なつめは棗 抹茶を入れる道具です。Container for powdered thin tea
蒔絵をほどこした上等な漆器でできております。
しふくは仕覆 なつめをいれる道具です。Pouch
名物裂れと呼ばれるような貴重な布でできております。
抹茶を大切に味わうためのしぐさとして、この袋から、なつめをとりだしますが,この袋の口元を結んでいる紐も組み方に特徴があります。
結ぶことは、tie the cord
ほどくことは、unntie the cord
こうやって、お伝えしようと思っていても、自分がしっかりと身につけていないので、
はずかしくてなりません。
いま、電話勧誘がはいりましたが、この方たちは、余程知っておられるのでしょうか?
<よう、口がまわるわ>
聞く方は何がなんだかよくわからなくて、とにかく,頷いてしまいそうです。
茶席でのお道具拝見にもそんなところがあります。
もっとも、こんなことを書いたら、叱られるかな?
よく、知らんことを人に話すことはいけません。これを、8月1日に海外赴任をする若い人から教えられました。

思い余って、20年来の友人にたづねてきました。
彼女のお嫁入り道具のお仕覆の柄は、龍村織物と似ているとのこと。
大好きな柄は、
女は幾つになっても覚えているのですね。
龍村織物は私も大好き。帯を持ってます。このことなら、名物裂れを説明できるかな?
たとえば、西陣の織物ですが、錦の一寸四方に一万箇所の糸の交錯あるとすれば、その一万箇所を調べて、1000年の織物美術を、元来の1本の糸より構成させるという気の遠くなるような話です。
 
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