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らんちょんまっと

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2010-6-20 18:34
一茂くんからの発信は、食卓のマットです。
テーブルクロスをかけての食事はあこがれでした。
新婚時代の赤のギンガムチェックのクロスは、可愛いと思いますが、食事時以外は、働くテーブルでしたので、続きませんでした。
汁椀も丼もある日本の食事では、クロスにこぼれることも多いです。目くじらを立てていては、食事がつまらなくなります。
気楽におしゃれとなると、クロスよりもマットにかぎります。
マットを手作りするなら、外布地が厚ければ、しん地はいりません。
薄いときは、接着しんをアイロンではりつけます。中表に縫って返すか、バイアスで縁取りをして、洗濯に耐えられるように周囲にステッチをかっちりとかけます。
ミシン仕事が上手な人にお願いすれば、あっという間です。
縫う時間よりも布選びの時間が∞かな?女の楽しみです。
木綿がグラスのしずくを吸い取ってくれるので、使いやすいのでしょうか?
市販されているものは、キルティングの木綿製が多いかな?
大きさは、着物の反物の幅がちょうどいいのです。

機を織り、着る物を作ることは、かっての女の仕事でした。
松尾家でも、明治4年生まれの曾おばあさんは、とても上手でした。
モーターのついた、動力織機などないから、1反の簡単な縞を織るのにも2日も3日もかかります。織るだけでも大変ですが、真綿から細い糸を指先でつむいで1反分をためこみ、縞や絣の柄を決めて、紺屋にたのんで糸染めをする準備の仕事も勘定すれば、全く気の遠くなるような辛抱です。
外国のホームスパンは、わが国の紬にあたります。
マットを手作りするなら、この紬で作るとベストです。

私の憧れは郡上紬です。
冬の長いところでは、労働もさることながら、天蚕としての山繭が素晴らしいのです。
クヌギやナラなどの葉を食べて育つ繭です。
絹といえども、気取ったところがありません。そんなところが、食卓にやすらぎとやわらぎをくれるのでしょうか?。いま、一番欲しいです。
 
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