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ふらいぱんすいはん

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2010-6-27 17:01
一茂くんからの発信は「フライパンで炊飯を」ということですが、知っていること、自分がしたことは自信があっても、果たして人に伝えられるかということになると、さしもの桂庵も時間がかかりました。
自信が得意になっては身を滅ぼす。これは「別冊文芸春秋 昭和35年 秋号」で池波正太郎氏が「蕎麦切りおその」という小説の中で教えてくれました。大体原稿用紙2枚を書き続けるのは、池波氏自身「食卓の情景」の中で仕上げていく仕事が同じものではいけないが、一つ一つの完成が組み立てで苦しいようなことを書いておられます。
世はブログからTwitterに変わり、ブログですら本来は400字と指摘してくださる若い人もいます。私には大それた望みがあって、1000回を超したら長いストーリーにしたいと考えています。

フライパンで炊飯をということはパエリアを思います。これは米はとがず、蓋なしで芯ありご飯に炊きます。パエリアを源流とし1870年代初めに考案されたのは、ニューオーリンズのジャンバラヤ。これは軽快なリズムの曲で、カーペンターズでお馴染です。
日本人には、アレンジをして自国の料理に作りかえるのが得意なので、フライパンで蓋をして、スペイン人が絶賛するパエリアになりました。
オムレツを作る時のコイヌ印の鉄製の物よりもステンレスの物やテフロン加工の物が、蓋がピッチリとできて良いようです。アルミ合金の無水鍋がとてもヒットした時代がありますが、これも蓋が本体と同様の厚みがあり、ピッチリと密着できるので熱が逃げることなく、むらなく回ります。余熱も大いに利用できます。炊飯のコツは「初めチョロチョロ、中パッパ。赤子泣くとも蓋とるな」ですが、どこで強火にするか、弱火にするのかをカタカタカタという音で教えてくれるわけです。そのタイミングを逃さないのがフライパン炊飯のコツです。

※書ききれないので、実技指導をいたします。興味のある方はご自身のフライパンを持っておいでください。
 
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