形影相伴

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2010-7-4 19:38
ちょっと、変なタイトルですが、
一茂くんからの発信は、<かたぬき>です。
日本料理では、物相ごはんといって、松花堂弁当などにいれるご飯を
扇や楓の型で抜きます。
形が美しいこともですが、はらはらするご飯よりも、食べやすいという
意味合いもあります。
作り手の作業性を考えたこともあるかもしれませんが、それは、できてからのこじつけでしょうね。
どんな道具でも探して見せるのが、一茂くんの信頼です。
それにこたえるための勉強は、たとえ、社長、会長といえども、まけないでしょう。近いうちに、会社自体も、機能が2分化されて動き出す日もあるかもしれません。この不景気にあって、こんなにやる気がある会社もめずらしいです。一茂くんに一度あってみませんか?専務の妹さんも、本当に
ええこやよ。
ステンレスの型も衛生的で保健所は推薦ですが、今日は、木型について
書きます。
黒い塗りの銘々皿に、打ち物のお干菓子を、ほどよう並べてみたら、
ちょっと絵になります。
型で抜かれたモノが、形ならば、それを作りだすモノである型は影でしょうか?どちらも主役です。会社の仕入れがのれんがあって、会長の顔が信頼であるように、常務や専務が薦めるものならという営業の努力があって
モノが売れるようなものです。

モノの命は、作る職人さんの魂かな?
親切なくせに、口は重たい人が多いようです。
モノにしゃべらせるのかな?
木型を打つ時のコンという音で、わかります。
桜の木を3年はねさせたものは、気に狂いがないので、何年たっても
割れることもないし、磨滅することもありません。
私は100年以上まえの木型も持っています。<彫悦>の銘が入っていますが、本当に美しい木型です。お菓子にばかりとらわれて、そのよしあしをいいますが、木型の美しさに気がつけば、もっと美味しくなります。
職人さんは、名人といわれる方ほど、あくまでも道具だからと、さらっと
おっしゃいます。心して作りたい、作らせていただきたいと思います。
 
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