かきたまじる

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2010-7-12 20:36
料理屋のくせにと、松尾とくさんにいわれますが、
自分で美味しい物を食べたいのなら、別の仕事で、料理屋にいくべきで、私は美味しい物を食べてもらうのが仕事だと思っています。
ただ、めちゃくちゃに働いたあとで、他人様の作ったものを食べると、インスタントであれ、懐石であれ、本当に頭が下がります。ええとこしかみえません。
そんなこんなで、喜久屋さんという岐阜駅近くの定食屋さんのすまし汁に感激。
みそ汁もすまし汁も160円です。
相席の人がみそ汁をオーダー。野菜が50グラムは確実に入っていそうなボリュームです。
すまし汁は、卵1個分は、入っていそうなかきたま汁でした。
おだしがどうこうと能書きをいう評論家に食べさせてみたいような、卵のとろみかげんで美味しかったです。
他の、皿盛りのおかずも、ほとんど160円らしく、二人でおなかいっぱい食べて、1050円でした。私の店は、コースで昼でも夜でも、お一人2100円を頂戴するのですから、もっと努力をしなくてはいけませんね。
もっとも、滞在時間は、こちらは30分以下、私の店は2時間以上のことが多いので、
そんなものかもしれません。
20年くらい前に、名古屋の緑区でタクシーに乗った時、<どのくらい、かかるの?>と聞いたら、<金かな?時間かな?>と返ってきたことを思い出しました。

美味しいかきたま汁のコツ。
おつゆが十分に煮たったところに、よく、ときほぐした卵を
菜箸を伝わらせながら、細くゆっくりと、円を描くようにまわしいれること。
かきたま汁の卵が鍋底にくっついちゃったと、SOSメールをいただきましたが、失敗をなおすことはできませんので、今度からは、煮汁にうすくとろみをつけることを提案。
ダシ3カップに片栗粉小さじ1を水大さじ1でといて加えると、わからないくらいのとろみになります。
穴あきお玉杓子があれば、細く少しづつ落ちてくれるので、鍋底にくっつくことがありませんのでお薦めします。
 
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