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執筆 : 
keian 2010-8-9 9:13
一茂くんからの発信は,盆
花火大会が終わると、盆踊り。盆がくるには、何が嬉しかろう?というわけでもないのですが、里帰りで人が集うことが嬉しいのかな?
松尾家は、ちょっと特殊でしたので、里帰りということがなくて、<いっぺん、ざいしょというところにいってみたい>と幼かったころのことを松尾太郎くんは話してくれました。

初歩の茶道、割稽古によりますと、
盆略点前があります。
立礼式とともに、裏千家独特の点前です。13世の創案です。ちなみに、今の家元で15世です。100年前の改新といっていいかな?
これは、瓶掛、或いは火鉢以外<現在なら湯沸かしポット>は、直径30センチの丸盆の中におさめられます。お盆は、<やまなみぼん>と称される縁の高くないものがいいです。
茶筅と茶碗が一番で、棗、茶杓、建水、茶巾は、それぞれ、見苦しくない程度に有り合わせを用意します。
人が集ったときに、一番大切なことは、<和>です。
仲良くするには、まわりに少しの迷惑をかけることかな?
昔の濃厚な近所つきあいは無理でも、迷惑を承知のお節介が大切なことです。
それで、仲良くなれるのかもしれません。
人柄かもしれませんが、豊明に住むのぶちゃんは、近所で子どもの泣き声がすると、
其処の家にいって、<虐待してへんか>と明るく、声をかけるそうです。ご当家は、明るく、<大丈夫やわ>と答えるそうです。
もっとも,行き違いのケンカはあかんね。
私は、親族だけの特殊な環境でしたので、かなり、自分勝手に生きてこられましたが、お嫁さんになったり、シングルマザーになったりで、見知らぬ土地で暮らす人は、人間ができていますね。
ケンカはしても、敵を作っちゃいけないと、教えてくださったお客様がおみえです。
ゆるやかなやまなみ盆の縁をなぞっていくと、また、元に戻ってきます。
もし、これが、真っ直ぐにそのままだったら、考えることもないわけですから、お茶って素晴らしいと思いませんか?

盆2
 
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