火鍋

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執筆 : 
keian 2010-8-12 13:19
若い人が、上司からのお土産だと、こんなものを持ってきてくれました。こんなに暑いのに鍋?と思いましたが、そこは、<頑張り桂庵>。努力を惜しみません。
火鍋子<ホーコーツ>と書いてあると、これは、中国料理で鍋料理に使う卓上鍋のこと。中央が煙突状で、下部は五徳の形をしています。炭火やガスなどで加熱。銅製や錫製が多いです。下内屋さんに行けば、みることができるかな?
この暑いのに、熱くなることないじゃん。
スープをとることには、私が汗をかきますが、お客様には涼しく食べていただけるように、お椀に少しづつ、こちらで盛りつけてお出ししました。
なんのことはありません。
昭和7年に京都の河道屋晦庵さんが、火鍋子にヒントを得て、芳香炉<ホウコウロ>という料理を創作しておられます。
鶏肉、ひりょうず、しんじょ、生湯葉、椎茸が入り、ポン酢と大根おろしで、食べます。
〆がそばかうどんです。
この、おみやげには、たくさんの薬膳の元が入っていました。
その中でも、私のキッチンでも常備しているものをご紹介します。
1、 大蒜と唐辛子
2、 ナツメッグ 
3、 豆鼓 中国の黒い小粒の納豆で、日本の大徳寺納豆の元祖。日本の浜納豆も同じ系列。
冷蔵しておくと、半永久的に持つと聞きましたが、常温でもびくともしません。
煮込み料理の隠し味におすすめです。
そのまま、食べて、関西のアテ、関東のツキダシに○
さすらいのくいしんぼうと言われた渡辺文雄氏が、1999.1.28の週刊文春で、
褒めておられました。これは、丹波の黒豆と思われますから、きっと、もっちりとしていたのでしょう。
肉を食べる時に、豆鼓は、最高の隠し味です。
広東名物に骨付き豚のあばら肉を煮こんだものがありますが、これは、1985年以来、作り続けています。
お客様には、豚しゃぶしゃぶ用スライスを一番に食べていただき、2番がとうふ。3番がにらともやし。
〆に大根を食べていただきました。翌日にリクエスト続出。

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