天かす

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2010-8-17 18:54
私は、師の村上祥子を信望しておりました。
1985年に、私の家事○秘ノートに出会い、感動し、出版社に問い合わせ、電話をかけました。
個人情報に規制がこれだけかかる今の時代には、考えられません。
情熱が道を開くという、いい時代だったんですね。

師の著書は全て、手に入れよう。師の記事は全て、手に入れよう。
素敵な専業主婦になろうと、全て真似をすることにしました。
家柄に頭脳に完璧なる違いがありますが、一生懸命に勝るものはなかったのでしょう。
<ふるいおつきあい>といっていただいております。感謝。

膨大な師の著書のなかから、1冊ご紹介します。
<ムラカミ流 すっきりキッチンの法則>講談社
目からウロコのこれぞ スーパーマジック
残り物を出さない捨てない、シンプルキッチン術!!
食べ物を粗末にしない。されど、ナーバスな思いは一切なし。
主婦の務めではなくて、嬉々として、はりきって、リメイクを楽しむということです。
えっと思う料理がでてきますが、やってみる価値はあります。
P138にひとつだけ、捨てよとされているものがあるだけです。
それが、天かす<揚げ玉>です。
[使い残しの天かすは、時間がたてばたつほど、過酸化脂質が増えて行きます。
お肌や、内臓の老化のもとです。処分、処分。]原文のまま
私は、天かすを捨てることができません。
今は、キャノーラ油一辺倒ですが、油の旨味というのは別物です。
寺院の精進料理を食べに行くと、よくわかります。
日露戦争以来、とうふ屋を営ませていただいておりますから、油揚げを通して、多少なりともわかっているのかもしれません。
揚げものは健康もだけど、それ以上に油が減るからしないという方から、メールをいただきました。
吟味した油だったら、大切にしましょう。
私は、天かすは刺身以上の生鮮食品と思っています。
天かすの大きい玉は油が少なく、小さくなるほど、油が多いことを知っていますか?
できると同時に使い切りを考えましょう。

天
 
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