ニセモノとホンモノ

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2010-9-6 15:54
一茂くんからの発信は、
<岩がきの養殖>です。
岩がきというのは、日本海側で、夏に採れる牡蠣で、15年前に、さるところで食べて感激しました。もっとも、この感激というのは、店主の人柄や、店の雰囲気の比重が多く、はたして、官能的に美味しかったかどうかは、微妙ですね。
天然と養殖を、極論すれば、本物と偽物になぞらえることができるかな?
ここまで書いて、私の料理屋生命は自分の責任ですから、是としても、具体的なことを、
わかりやすく書こうとすると、他人の仕事の邪魔をすることになりかねません。
これは、非でありますから、アップできませんでした。
有る料亭の2代目の言葉を書きます。
<料理屋は料理で勝負しろ。
中略
それを守り、材料の吟味から調理の細部に至る心づかいは徹底しております。
ところが、いまはどんな料理をお出ししても、お客様は驚かない時代です。テレビや雑誌などに料理が氾濫しているので、実際に口にしない以前に目で楽しまれ、ときには食べたことのあるような錯覚をしておられるためでしょうか?
後略
どこをどうしてお客さんに満足していただき、赤字を出さないかが私の課題です。>
これだけ、不況が続けば、どこの店も、店が続いていけれるだけの赤字を出すことが、課題だと思います。
たとえ、天然でも、それだけの価値がないこともあれば、養殖といえども、天然に勝るとも劣らないこともあります。天然をつかいこそなす苦労をしてこそ、養殖に光を当てることさせていただけると思っています。さるところの店主は、金と時間をやりくりして、山川に入っております。
変なたとえですが、落語の世界では、成長中の芸人は<もがき>
先のなさそうな芸人は<なやみ>
<なやみ>にとらわれているようじゃ、先のみこみがないそうです。
私は、死ぬまで<もがき>でいたいのです。
Y重製粉の社長様。Ume^^yaT^^様。そして、ライオンのランチをご馳走してくれた一茂くんに感謝です。
 
〒500-8034 岐阜県岐阜市本町 5-23
TEL : (058)-262-4015
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