無花果

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ブログ
執筆 : 
keian 2010-9-16 19:41
☆いちじくと書くよりも、この方が美味しそうです。
花が内に咲いて、外からは見えにくいので、中国ではこの字を当てます。
夏から秋の終わりまでの果物でしたが、最近は季節がなくなったようですね。子どもの頃、木に登ってとって食べたという男性にいただきました。
一緒に皮をむいて食べたのですが、郷愁とは別にNG。
そこで、コンポートにいたしました。
無花果1キロの皮をむき、
砂糖150g
赤ワイン、300ccです。
レモンを入れてもいいのですが、今日はいただきもののカボスを入れました。ひたひたになるように水を加えて、アルミ箔の中心に穴をあけた
落とし蓋をして、煮立ったら、弱火で10分です。

懐石では、皮つきのまま、甘露煮にすることもありますが、皮にアントシアンという色素があり、赤ワインが入らなくても、レモンの酸だけで
赤紫に発色します。
また、赤ワイン100%に漬け込むこともあります。
このときは、竹串で、まんべんなく穴をあけます。

天ぷらにしたり、風呂ふきにしたり、意外な美味しさでウケをねらう
素材です。
こんな俳句もあります。
いちじくの
けふの実二つ
食べにけり  日野草城作
創世記のアダムとイブ伝説の果物ですから、二つを食べたほうがいいのかな?男と女がいてこそ、善と悪が存在するのかな?
 
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