ホームベーカリー

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2010-9-30 19:16
パンを焼く
その香りさえ
忘れても
今焔なり
わが道をいく

店を持つ少し前に短歌を習っていたことがありますが、ほめていただけた
一首です。先生は岡井隆氏の直門の方でしたが、当時のカルチャースクールとの行き違いから、先生がひかれ、申し訳ないことですが、連絡がとれません。岡井隆氏の<瞬間を永遠とするこころざし>をただいま、読書中で、
ちょっと、センチメンタルになりました。

家庭でパンを焼く喜びは、焼きたての美味しいパンを食べること以上に
家の中に香ばしい匂いがたちこめることです。
粘土細工よろしく、子どもと成形を楽しめることです。
ただ、パンというのは、発酵という過程があって、この魅力にとりつかれると、微生物を研究する化学者みたいに真剣にデーターをとるように
なってしまいます。私は、新幹線の速度自動制御装置を発明した大地修造
氏のおおち法に夢中になりました。
ニーダーというパンこね機の発明者です。
洗濯機のパルセイターからの発想で、当時、滋賀県の三洋電子の子会社の
川端敏文氏と連携されました。家庭で焼くパンの功労者です。
私は、ホームベイキングスクールの教師の資格もいただけましたのに、
教室を持つことができませんでした。不徳のいたすところです。
私は、楽しむという事が下手です。人を楽しませる事は、もっと下手です。
楽しんでこその家庭で焼くパンです。
先日のテレビで、ホームベカリーで100種のパンを焼いておられる
子育て中主婦を紹介してみえました。
いきなり、パン生地の中に、ソーセージやアスパラガスを立てて焼くのには
!しましたが、なるほどと新鮮です。こねることから焼くまでおまかせの
機械はすごいね。私も、実は、NHKのふっくらパンコンテストで、この
機械を頂戴したことあり。
押し入れから、出してきました。パンよりもごはんが好きという男性の希望で、教室をすることになりました。
何回続くか未定ですが、こだわらなかったら、家庭でパンを焼くのは
楽しいですよ。
パンを焼きたいだけにこだわって、好きはあとからついてくるなんて、
映画<武士の一分>の時代みたいですね。
ちなみに、第4回目はクロワッサンになりそうです。
 
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