玄侑先生③<風流>

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ブログ
執筆 : 
keian 2010-11-2 19:00
奥儀でありまする。
2006年、朝日新聞社刊のベラボーな生活を読みました。
p7はじめに
奇跡を導く「非常識」とありますが、なるほどと、講演会でお聞きした
風流となぞらえて感心していました。
講演会では、保険に入ると災害が起こりやすい?ようなことを例にとっておられましたが、全国の保険屋さんは、災害が起こらずに保険が使えなかったら、護ってもらえてよかったねと勧誘されます。
自然の前では、どちらにも解釈できそうです。風流は前向きと訳しましょう。
p109
豆腐の耳と古都税
私は豆腐屋ですから、お寺さんにもらっていただかないほど、豆腐が売れる
この店が羨ましいです。
お寺さんのおかげで商売させてもらえると
はじめは感謝の心だったと思います。決してねきものざらえではなかったから、豆代の助けにと銭を要求されたことと思いますが、これはペケ。
豆腐の耳は切り揃えて、<豆腐干>として、レシピ付きで売ればいかがでしょうか?
けんちん汁も雷豆腐も豆腐を炒める油がポイントです。
まっさらなサラダ油よりも、一度揚げ物に使った白絞油の方が、断然うまいです。封を開けるだけの新しい油よりも、熱いうちにこして冷暗所に保存しておく方が手間です。手間はタダのようでタダやないもんね。
お寺さんが銭を払うようになったら、手間をかけて美味しくするようにされたのかな?
私は、パンの耳も大好きです。ハムと海苔巻きは、絶対に端っこがだいすきです。パンの耳を使って、師の村上祥子のレシピに<ブレッドキャラメリゼ>というものがあります。マーガリンでなくバターを買ってこなくてはなりませんが、美味しいです。玄侑先生に御馳走したくなりました。
人が要らないとされるものほど、手間で食べられること。
これを、松尾家では
<せっかく、心だいてくだれたんや、これで成仏した>と食べ物を粗末に
せんかったことを申します。
もっとも、こういう手間の料理は調味料と光熱費が意外にかかるもんなんですよ。これを気にしないで暮らせることが、私にとってのベラボーに
幸せな生活です。
 
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