カレーもいろいろありまして、
ただいま、凝っておりますのが、タイ風のココナッツミルクベースのものです。
カレーペーストをシンガポール土産にいただいたのが発端ですが、
もっと　もっとでシンプルにしていきました。
大昔に城戸崎愛先生が、もっとバターをと、雪印のＣＭにでておられましたが、いまは、市販のカレーペーストもレベルがＵＰしています。
メーカーと知恵比べのつもりで、引き算をしていきましょうね。

グリーンの方が辛いです。
でも、2種類作るととっても美味しく感じます。
作り手が一人なら、2口のガスコンロでも、火を遊ばせないようにしようと
思うと、これも、知恵比べです。
口と頭には元手はいりません。生きているうちに大いに使いましょう。

玉ねぎをみじん切りにしますが、電子レンジ、６００ｗで100グラムにつき
2分加熱しておくと、その後のフライパンソテーが格段にラクです。
オニオングラタンスープのときにも、この手を使いましょう。
ただし、電子レンジが一時的にではありますが、硫化アリルのニオイで
充満しますので、アップルパイの温めなどは、やめておきましょう。
いつも、元気なサザエさんの漫画で、ネギを切った包丁で、りんごをむいて
来客にだして、超お気の毒というのがありました。幸いに私は、遭遇しておりませんが、料理は繊細な感性が＜必＞なところです。
何枚もまな板を持つこともあかんことはないですが、これも、まな板との知恵比べのつもりで、1枚と徹底的に付き合った方が、管理がラクです。

ココナッツミルクは生クリームほど、分離しにくいので、仕上げではなく、
煮込みの段階から、入れてもつながります。
それでも、失敗した方は、普通のミルクに片栗粉を溶いて入れて、しあげましょう。
師のレシピに
コック　アラ　ビエール　ア　ラ　フラマンドというものがありますが、
水の代わりにビールを使います。ウイスキーもいれます。
酒のみのお客様からは、もったいないとお叱りを受けそうですが、食べると
絶対旨いとほめてくださいます。
これも、タイ風カレー同様に、水切りして温めた美味しい豆腐との
コラボでもっと美味しいです。
生クリーム1カップに片栗粉大さじ１のとろみですが、
水の代わりにミルク2カップにして、仕上げに、ミルク1カップに片栗粉
大さじ2にすると、∞に近くすることが可能です。
今は、動物性脂肪チェックの御時世ですから、料理にも知恵比べが＜必＞
なのです。
私自身は、よちよち歩きのころに、バターの箱ごと持ち出し、塊のまま
口にしていたほどの、バター大好き人間です。