宣伝＝資本？マヨネーズ大全は、２００２年にカベルナリア吉田氏の御本ですが、偶然にも私のところにまわってきましたことは、玄侑先生にまつわる御縁です。感謝。 マヨネーズの生みの親は、諸説プンプンですが、フランス料理のオランデーズソースも、日本料理の卵の元も、卵黄と油の傑作でありまして、それに酢が入るか入らないかであります。私は、よちよち歩きのころ、隣の林実さんの家にいっては、ご飯にマヨネーズをかけてもらっては食べていたそうですから、きっと、旨いもんなのでしょう？日本のマヨネーズの生みの親は中島董一郎氏です。宣伝は資本であると、これは経費ではなく、資本として蓄積されるものだ。発売当初から、打ち続けた新聞広告も、一面の全面敷きではなく、毎日同じ箇所に３０行として、＜キューピーマヨネーズ毎日の食卓に＞という作戦に出ました。今もって、続いておるそうですので、チェックしましょうか？一流の画家に一流のモデルも使っています。マヨネーズ発売開始翌年の大正15年の宣伝費は２万円以上。前年の売り上げは２万円以下。売り上げは資本の言葉は正直であります。 そして、販促活動としての営業が素晴らしい。今も昔もカニ缶は高い。これを、店先で惜しげもなく開け、マヨネーズを試食してもらったのだそうです。派手な宣伝作戦と地味な営業。ほんほんと頷いていたら、ぐんちゃんから tel有り。上海ガニやるで取りに来い。なるほど、ええ着物きて御挨拶にうかがった甲斐があったもんだと、火を消して、飛んで行きました。このカニは、生きたまま、ひもで縛って上海から、日本に来ます。塩湯で１０から１５分ゆでるだけです。身よりもみそたっぷりですから、マヨネーズはいりません。カニを食べているうちに、ファイトがわいてきました。 宣言します。予約もしてきました。２年後の５月１６日都ホテル＜旧ルネッサンスホテル＞で桂庵１０周年と松尾太郎くん、プレ米寿のパーティーをいたします。会費は大人１０００円、子ども５００円。ちゃんとおなかいっぱいになるように、御馳走します。飲み物も楽しんでいただきます。どうぞ、御案内状が参りましたら、よろしくお願い申し上げます。だって、鳳建設さんの５０周年パーティー参加させていただいて、とても happyだったもん。＜鳳さんは、桂庵の店をつくってくださった、大恩人＞なによりも、松尾太郎くんが元気でいてくれることへの感謝です。料理に注文をつけるとしたら、えびマヨでキューピー。 それから、余談ですが、中島董一郎氏が２９歳のときに、アメリカの視察で、マーマレードの方が、苺ジャムよりも、３倍食べていると、朝食のときに気づき、すぐに、コック長に聞きに飛んで行ったそうです。この行動力が素晴らしい。この商標は＜アオハタ＞ですが、伊藤ナナエちゃんは、＜うちはアオハタしか食べん＞といっていましたから、絶大なるファンがいるんやねぇ。彼女は確か、私よりも１０歳上です。明治１６年生まれの中島董一郎氏が、目をひらいたのは、ポテトサラダだそうです。カニ缶を入れたポテトサラダは食べたことがありません。学校給食の普及のメニューによりますと、リンゴとハムときゅうりが必要です。今晩あたり、いかがでしょうか？