玄侑先生⑦およびカルピス

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2010-11-28 7:23
ごめんなさい。
玄侑先生のメールは仏さまは、決して私のような方ではないと思いますよ。はい。でした。昨日のブログと声にだして読み比べると、ずいぶんと語感が違ってきます。大いに、反省します。
こうして、ブログを書かせていただいているのですから、もっと大切にしなきゃあかんね。
玄侑先生の御本にちくま新書2003年禅的生活がございますが、p191<風流に生きる>何度読んでも、発見があります。大興寺での講演と重ねています。ブリコジンの「ゆらぎ」にはいってくると、高校生のときの化学の追試を思いだしてあかんわ。
松江城主の不昧公の話は、新婚旅行を思いだしました。まあ、なんと純情だったのでしょうね。風流を好む数寄者は、バサラかな?三重県、志摩にばさら邸という宿がありますが、謂れにバサラは婆姿羅の字をあて、室町時代に流行した社会風潮で、自分の個性を貫き、この世を謳歌する美意識のことと説明されています。
桂庵はよく続いている変な店と京懐石の達人にいわれますが、これをくさしているととるか、ほめられているととるか、まさに風流であります。風流は前向き、純情だと思いませんか?

誤解をまねく表現があるかと思いますが、あえて記憶のままに書きます。カルピスは、三島海雲という偉い人が作りました。なんで偉いかというと、カルピスの宣伝をしたことによって、第一次世界大戦後のドイツの画家の窮状を救ったからです。
ドイツは、そのころ、とてつもないインフレで、買い物をするのに、乳母車一杯のマルク紙幣が要ったくらいです。私の子供のころのカルピスのマークは、くろんぼがストローで飲んでいる図柄でしたが、この図柄は懸賞作品だったのです。今は、見かけないように思いませんか?

カルピスはスキムミルクで作ります。クエン酸と乳酸に砂糖です。カルピスがものすごく売れていたときには、バターが副産物でしたので、簡単な包装でとても安くて知る人ぞ知る業務用でした。私は、朝日カルチャーでスリジェのマスターから教わりましたが、もう、そのときは、バターは立派な箱入りで
都会のインターナショナルスーパーにしかありませんでした。
今は、岐阜の高島屋にもありますので、なかおさんが、商品券を下さると
走って買いに行きます。このときのバタートーストは貴婦人のように、
ゆっくりと食べることにしています。アリガトウゴザイマス。

初恋の味カルピスはお高くてと
昭和30年くらいの婦人の友では、手作りを教えています。
作ってみませんか?
簡単に手に入るものでも、作ってみることも、<風流>です。
大阪のO食品のレシピを紹介します。
スキムミルク50gに水400グラム砂糖400g乳酸8gクエン酸1.5g
これで、カルピスの壜1本分です。
砂糖の量を減らすと分離のおそれがあります。砂糖を減らしたい人は薄くして飲みましょう。

訂正
川端康成氏の文章は中学の教科書でした。
 
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