らいもんラーメン物語

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2010-12-12 14:20
らいもんは雷文
一茂くんからの発信は、ラーメン丼の縁についている模様のことです。
そういえば、みかけないなあ。という発信が入っています。
おせちの準備にもかかっていて、こぜわしいやら、日没は早いやら、
これは、私のいいわけで、ブログのUPが遅れて申し訳ありません。

縁の模様は、卍くずしの様ですが、これは、中国の雷雨を表す象形文字
からです。
雷文は雷雨は万物を潤すという意味でおめでたいことであります。
ラーメン丼だけでなく、衣服や家具にもこの模様が入ります。
そういえば、なるとまきもここにありなん?これは、お客様からのメールです。
もちろん、龍の模様もあります。
これは、雷は雲を呼び、雲は龍をのせて、天空を駆け抜けるというわけです。
龍とは、水中に棲み、空を飛ぶ動物です。ハチュウ類のようですが、頭は
らくだ、胴はへび、腹はみずち<へびに似た角を持つ架空の生物>
角はしか、目はうさぎ、鱗はこい、耳はうし、爪はたか、手のひらはとら、
翼はこうもりだそうですが、どうも、中国では、ええとこざらいの
神様の御使いのようですね。
芸者さんの名前に龍の字や竜の字をあてていたところもここらあたりに
ルーツがあります。
私にいつもエールをくださるわかもとのお母さんは、
かって、鉄火芸者でならしたカッコイイひとですが、小龍の名でした。
真っ白なハンカチには<小りん>と入っていました。

なぜ、ラーメン丼におめでたい柄かといえば、中国ではおめでたいときに
麺を食べる風習があるからです。
たとえば、長寿のお祝いに、なが^^^^^^^^^^^^^^い麺を
デコレーションケーキのようにして贈る地方もあります。
雷文とともに、見かけるのが喜喜という模様もあります。
PC能力不足で、この字が変換できませんでした。
これも、UPが遅れたいいわけです。ごめんなされ。
双喜文といいますが、新郎新婦が並んだ姿だそうです。
喜びが重なったというおめでたい象形文字です。

ラーメンが日本で一般的に食べられたのは明治時代のことですが、そのころは、白一色の丼でした。関東大震災以降におめでたい色とされる赤などの
鮮やかな色で模様が入ります。
正確な記録は、<にっぽんラーメン物語>小菅桂子著にも <ラーメン>
日本ラーメン研究会編にも <ラーメン>全日本ラーメン学会編にも 
<ラーメン>けいもんしゃにも載っていませんでした。
大正11年創業の札幌の竹家食堂が、ラーメンと名付けたそうですが、大正15年に,竜の絵をいれた丼を発注したという記録が残っているそう。

岐阜では、<丸デブ本店>という店が、大正6年創業で、やながせでがんばっています。私と同じ年の男性が跡取りだったと思いますが、いちど、きいてみたいですね。ただし、ここはラーメンでなく中華そばで、戦前は
支那そばでした。
一茂くんによると、現在のラーメン丼は、
汁麺とも、効率よく?はやいはなしが、少なくても多くみえるような
形が売れるそうです。そこあげ?さきぼそり?
 
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