食べる器

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2011-2-5 22:54
一茂くんからの発信です。
かやばのにいさま、ごめんなさい。
さくらサーバーだドメインだと理由もつけましたが、気持ちの上でも、
納得しないと書けないこともあって、UPも遅れることがあるのです。
タイトルとワンセンテンスのときは、記事を寝かせていると思ってください。
松尾家の家名を傷つけない。
配偶者に金の心配をかけない。
人の仕事の邪魔をしない。
これが、ブログを書くにあたっての3原則です。<いろいろ、うらもとってんでっせ。>
さて、食べる器についてですが、
具材を包んで食べるものと設定すれば、粉食になります。
ひところ、流行ったベトナム春巻きなんかは、具材が透けて見えて、
本当に食べる器です。
松花堂弁当の揚げ物の桝に湯葉の揚げたものが敷いてあれば、それも
食べる器です。これは、やながせの割烹かとうという店の得意とするところでしたね。もう、今は無い店ですが、料理というのは、店が無くなっても
残るものなんです。
器としての物まねなら、誰でもできます。
湯葉の原価が高いからと、おなじパリパリならと、春巻きの皮を4つに切って揚げても、わるくはないのです。
でも、もし、同じ湯葉を揚げるならと、濡れ布巾に包んでもどしたのと
同じくらいのしとり加減の湯葉を、つまり、半生を湯葉屋さんで注文できたのなら、器と同じく細工ができます。
細工をしたものを、揚げるには、収縮率が違いますから、手間と時間が
かかります。揚げ物の下に敷くだけなら、なんでもいいのですが、器としての美しさを追求したところに、
上に盛るたとえば、海老とか、真丈の大きさ、形とかのバランスの美しさです。揚げ物はなんでもいいのですが、ここでは、私が一番苦手なものを
申し上げました。どちらも、上も下もかぎりがないものです。また、店を
持つ前に一番美味しい
と思って食べ歩いたものです。
そうそう、その頃のことを思い出しましたので、書きます。作った本人だけが美味しいと思っているのが、素人の料理で、他の人から見れば、無駄なところが、そこそこにみられるそうです。足りないところも、そこそこにみられるそうです。
誰が食べても美味しいものがプロの料理だそうです。
もし、料理人が、いいところを探して、<なかなか、いいじゃないですかと
褒めてくれたのなら、それは、貴方の人格を最高に褒めてくれたのだそうです。
いささか、辛口ですが、思い当たりませんか?

抹茶茶わんなども、こうやって褒めるのだそうです。
食べる抹茶茶わんというのもあります。
岐阜のお店のモノは、1度の使用にしか耐えられないようですが、
京都のお店のモノは、2度の使用に耐えられるそうです。
干菓子としての完成度は、私から見れば同じです。美味しいのですから。
もっとも、こんなことを教えてくれたお店が、シャッターを閉めてました。
もういちど、食べたいお菓子がいっぱいあったのに、しばらくは、そのお店の前を通りたくないわ。
 
〒500-8034 岐阜県岐阜市本町 5-23
TEL : (058)-262-4015
FAX : (058)-262-4015
URL : http://www.k-an.jp
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