ぬか漬けさんま

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ブログ
執筆 : 
keian 2011-11-8 18:09
 さんまに限らず、いわしとかさばを、糠と塩で漬けたもので、
<へしこ>といいます。いかとかはたはたを漬けるとも聞きますが、
私は、食べたことがありません。
福井県の郷土料理といわれていますが、舞鶴の吉原地区でも作られています。お隣なら、嫁入りなどで味の伝播があったのでしょうね。
春の豊漁のときに、塩で先漬けしてから、糠と唐辛子で後漬けして、秋口まで寝かせたものです。
さんまのへしこの最高は長女の嫁ぎ先から、いただきました。
その頃は、洗って拭いて焼いて食べることしか知りませんでしたが。生で
アテになるそうです。知らぬとはいえ惜しいことをしました。
高速で、若狭に抜けるあたりで<へしこ館>という看板を見られた方もおありでしょうが、もう少し、車を走らせたところに、レトロな食堂兼喫茶店があります。何度も行ったのですが、名前を失念。
ここの朝食に、さばのへしこを焼いてもらったら、ごはんを3杯いけます。
辛いけど旨い。
一度食べたら、やめられない。
3度食べたら、くせになる。
これは、ネットで検索してもらえばわかりますが、<ドドンパへしこ音頭>のプロモーションです。
へしこの塩分は糠と脂のおかげで、とりあえずは血圧には影響なしだそうですから、ミネラル一杯お肌にグーを信じましょう。
アップルコンピューターを起業した、ジョブズ氏が5日に死去されましたが、2005年にスタンフョード大学での講演の最後では、
<ハングリーであれ、愚か者であれ>と呼びかけています。
今の仕事先の社長に、私は歳をたずねられて、<23歳>と思わず、申し上げました。半年たっても、仕事のミスがある私です。
先輩のTさん、専務に会長。本当にありがとう。せめて、一生懸命で
働かせていただこうと思っています。

付録
<へしこ>は作ったことがありませんが、同じように、何気ない材料で
調味料しだいで、タイソウなモノになるものをご紹介します。
葉とうがらしともいいますが、京土産では、<木胡椒>と申します。
とうがらしの葉ですが、ピーマンでもいけます。
京都では、近在の農家が今でも、
町へ売りに来てくれるのでしょうか?
岐阜では、たまには実と葉と一緒になって、いただくことがあります。
折角の御丹精なお野菜です。葉を一枚一枚ちぎって、熱湯を通し、水さらして、出汁雑魚の味ぐらいで、薄口醤油と酒でたきましょう。
葉を青くあっさりと仕上げるもよし。野村佃煮の詰め合わせのように、
砂糖も味醂もはりこんで真っ黒に仕上げるもよし。ただ、葉をちぎるのに、
指の先が真っ黒になるのは、覚悟しなくてはなりません。
滋味というものは、こんなものかもしれませんね。
 
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