蒸しパン

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ブログ
執筆 : 
keian 2011-11-25 16:12
今日、蒸しパンを頂いた。・・・昭和30年代にロバのパン屋でよく食べたので懐かしかった。(チンカラリン) と、関西出身の男性から、メールをいただきました。              
私も、智子さんから、美味しい蒸しパンをいただきました。
作って下さった人の人柄そのもので、サツマイモ入りも、甘ナット入りも
たっぷりとしています。ありがとうございます。私は、手作りが大好きです。また、それ以上に、配って歩くのが大好きです。                 
仕事先の社長は鋭利な頭脳の持ち主です。いつも、私を見守ってくださって?自分本位の喜びに過ぎないのかと心配もしてくださいます。                    
いろいろ、思うこともありますが、手作りを食べていただきたくなれば、それなりに努力します。また、作る技術以上に故事来歴を知ることから、<なんで、そうなるの?>という、サイエンスを考えるのが大好きです。
ネットで何でも調べられる時代ですが、自分のレシピをもとにお伝えすることができれば、私の様なモノに教えて下さった方への感謝になると思っています。
ロバのパンは蒸しパンです。基本的には、小麦粉1カップに重曹小さじ1で作れます。重曹に酢を加えて、炭酸ガスに変えれば、よくふくれて、においも気にならなくなります。これが、ベーキングパウダーです。かって、ホームメード協会と言うところに習いにいっていたときに、蒸しもの用と焼きもの用とベーキングパウダーがあることに、疑問をかんじ、愛国産業という会社に教えを乞いました。いい時代だったのでしょうね。
たくさんのレシピと試供品を送って下さいましたし、<松尾さん、きちんと勉強した方がいい>といってくださいました。そのまま、その上のクラスに進むのをやめて、日本菓子専門学校の通信制を選んだきっかけです。ちょうど、コンビニの中華まんのベーキングパウダーの開発のときだったのでしょうか?当時の佐々木氏も、素人とのミーティングに啓発を感じておられたのかな?

ロバのパンに郷愁を感じる人は現在45歳以上の人かな?昭和2年に岐阜の谷汲村出身の桑原貞吉氏が創業されました。京都に連鎖店本部がありました。
札幌のロバパンやロバ製菓は別の系譜です。連鎖店はチェーン店のつもりだったのかな?ロバにひかせて売る浪漫とテーマソング。私は、自分がピアノを弾けませんので、残念ですが、、、
お子さんに、<ロバのパンの歌は、おかあが作曲したと思っていた>と言われたことを聞き、羨ましくてなりません。 ところで、本部での味の決め手は、<パンの素>と言われる粉ですが、<ビタミンパン>と言われていたところを考えると、アスコルビン酸=ビタミンCかな?

付記
昭和6年に3銭で売りに出されて、母が生まれた頃が5銭。戦争で中断。昭和26年に再開されて5円。テーマソングは昭和30年からです。私の生まれた昭和33年には10円。長女が生まれた頃が50円です。
ピアノは弾けない私が、子供にしてやれたことは、一緒に歌って踊ってやれたことです。次女とは、テーマソングが鳴ると競争で買いに行きました。
古い家計簿を探ってみると、平成6年に80円です。
郷愁を感じるのは、ピンク色でチョコレートが入っていたもので、何でも
おかあの手作りで再現して見せた私が、これだけは作らなかったものです。
赤と白の派手な車。二つを混ぜたらピンクやもん。そうして、こういう
派手な色の蒸しパンは、<ふたりでもうやい>で1個買ってやれば、満足できたからです。
仕事先からの社長情報によりますと、
2年前から、再開されているそうです。
1年前に生まれた孫を背負って買いに行こうかな?
 
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