シフォンケーキ

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2012-5-5 19:42
スポンジケーキと、どこが違うの?
うさぎ年のMMさん、ごめんなさい。
タイム イズ アップになってしまいました。
もう一度、メールをください。7日12時12分。

シフォンケーキとスポンジケーキの決定的な違いは、
型にバターなど油脂を一切ぬりません。
型ごと、冷まします。
製法的には、別立てといって、卵白と卵黄を別々に泡立てます。
スポンジケーキは、ビスキュイといえば、フランス風になりますが、
シフォンケーキは、アメリカ風というよりも、アメリカオンリーです。
1927年に、ハリー・ベッカー氏がロサンゼルスで考案。
ハリウッドでは、超スノッブな人気商品となりました。
唯、自宅でコツコツと、毎日、40個焼き続けました。
20年後に、ゼネラルミルズ社が買いとるまで、謎のレシピでした。

ケイアンがレシピを手に入れたのは、実は、高校生のときでした。
無我夢中で、なんと、松尾とくさんの電気炊飯器をオーブン代用で、
マーブルケーキらしきモノを焼いていたころです。
そのころの、シフォンケーキは、アメリカ帰りの料理研究家でも、
エンゼル型で教え、また、冷ますためには、なんと、1升瓶の首に、かけていました。
それでも、型ごと冷ますという理念には、徹していますね。

今の仕事先には、四角のシフォンケーキ型まで、取り揃えてあります。
買いたいけど、、、と思っているうちに、イケメンが買っていかれました。
東京三越のデパチカでは、ソオラというお店が、四角の真ん中に、カスタードクリームと生クリームを詰めて売っています。
岐阜高島屋のデパチカには、私の高校生のときから、フレイバーというお店が、大きな紙の型に流し込みで売っていました。
2Fには、北欧という白いドアの喫茶店を20年?経営していたママさんが、フランチャイズ?で、ホールも売れば、1カットにホイップクリームを添えて、売っていました。
フレイバーの岩田祐司氏にも、平成1年に教えを乞う機会も、高島屋の友の会のおかげでありました。
無我夢中の私は、熱のある子供を人に託しても、飛んで行った、ちょっとアカン母親です。
罪滅ぼし?ではないですが、1000回は焼いて、子供の友だちにも、
プレゼントしました。

材料のこと
サラダ油を使うことの多い理由は、
水との結合にあります。
最近は小麦粉ではなく、米粉や大麦粉で作ることもありますが、
ふわふわした生地をより、ふくらませるために、グルテンの形成もありえるのです。風船は弾力のあるゴムだから、ふくらむでしょう?
グルテンもゴムと似てます。
サラダ油は、つなぎやすいのです。
私の一番。18番のスポンジケーキは、サラダ油を入れています。

卵白の泡立てにかぎって言えば、アルカリ性を少しだけ、中和させるために、レモン汁を加えたり、クリーム・オブ・タータを加えたりします。
薬局では、酒石酸水素カリウムと言っています。
酒石酸はクエン酸とおなじく、モノすっごく、酸っぱいので、ご確認あれ。
 
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