焼ナス

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執筆 : 
keian 2012-7-10 14:17
朝日新聞の7月8日付けの記事を送って下さったファンがおみえです。
ナスを揚げてとろりと煮るのですが、うまいことはわかっていても、
若いお客様でないと、ちょっとひかえるメニューですね。
ナス10本で砂糖が100g入るとなると、健康志向の方は、えっとおもうかもしれませんね。
30年前のレシピでは、ナス1個を70gと見当をつけていましたが、
25年前から、アメリカ渡来の米ナスが店頭トップを張るようになりました。ナスは栽培しやすいし、大きくなりやすいということで、
家庭菜園をなさる方も、よく届けてくださいます。
新聞の記事では、水分が多い大振りのナスということで、京都の
久世ナスをつかっておられるようですね。
どんなナスをつかっても、喜ばれるのは、焼ナスかな?
香ばしい香りと、なめらかな舌触りが身上です。
そういえば、シェ・ドームというスノッブな人が多く集まるような喫茶店が岐阜にもあります。
しんちゃんがつくるケーキが抜群に美味しかったのですが、
ケイアンの食べ歩きノートを繰ってみると、17年前の今日、マスターの
お昼ご飯が、焼ナスでした。
あんなスノッブな人が、美味しそうに食べていて!
思わず、からしとうふを差しあげたら、実は、高校生のときに、隣の町内の
御親戚から、通学されていて、松尾家の事も、よくご存じでした。
岐阜って、こんなんやん。笑
ケイアンが店を持ったときにも、
<創めるのはカンタン、カネがあればできる。続けていくのがたいへん。
肩も痛いし>なんていいながら、お客様に美しく手をだすことを教えて
くださいました。
<いい、一日ひとつよ。1年覚えたら、365>と努力を、高校生の娘たちにも教えてくださいました。
ナスひとつあればできるのが、焼ナスのええところです。
金網にのせて焼くには便利な道具も、今の仕事先には揃っています。
転がしながら、焼くなら、餅焼き網でもいけます。
4~5分たって、中まで焼けたかどうかは、菜箸でつまんでみればわかります。
水でなくて、50度くらいの湯にとると、一番、香ばしさが残ります。
皮をむいたら、そっと、水気をふきとってください。
関西では、焼ナスを冷やして、関東では、温かいうちに食べるという
説もありますが、、、、
焼ナスを煮含めて、フグの皮で巻いて、薄い寒天地でつやがけして、袱紗味噌をかけるなんて、凝った料理もありますが、これは、西園寺公望のお抱え料理人のレシピです。
野菜を煮炊きする楽しさは、魚に比べて安い材料をいかにして、旨くするかにあります。とうふやおからも然り。笑。無いときのことを思って、有るものを工夫します。もとよりこが高くたってええの。笑
夏野菜は、いただきものが重なります。
食べきれなくて、こまったときには、どうぞ、メールをくださいね。
 
〒500-8034 岐阜県岐阜市本町 5-23
TEL : (058)-262-4015
FAX : (058)-262-4015
URL : http://www.k-an.jp
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