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みえてるおまめ

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2009-7-18 9:55
松尾家は、日露戦争の年に米屋からとうふ屋になりました。
それ以前に、ドイツから、ベルツ博士が来日し、
<肉を食べない日本人のパワー>におどろいたそうです。
ベルツ博士は、ベルツ水という化粧水の生みの親です。日本人はへちま水愛用でしたから、
化学の素晴らしさを身近にしてくれた恩人です。
江戸時代の飛脚は、酒手といって酒ととうふで走るのであります。持久力は大豆のたんぱく質のおかげです。
大豆の効用ということからすると、動物性たんぱく質のものと合わせて炊いていくと、動物性のたんぱく質のものをやわらかくする成分があると教えてくれた板前さんがいました。
ポークビーンズとか、とこぶし<あわび>との炊き合わせがそうであると、経験的に教えてくれたのですが、化学的な根拠よりも大豆を炊くのと同じ時間を、ことことと水炊きすることの効用に思います。ふっくらとやわらかく、そして、かわむけ、はらきれのないように、粒そろいに炊き上げるのは、心くばりがいるものなんです。
私は、圧力鍋を使って炊くのも好きです。時間がかからん。ガス代も安くなる。この蒸し暑いときに、室温が上がる時間は少ないにこしたことはありません。ただ、絶対的に残念なことは、中身がみえないことです。
蒸し暑いなかで料理をするものの、一番の楽しみは<化ける>ところをみることができることです。それは、一瞬なのですが、感動は一生のものです。
 今日はふれあい探求じんに、花火大会のお誘いとともに、<海苔まめ>を送りました。
もとは、昆布豆を炊くのに大豆と昆布のたきぐあいが、一致しなかった失敗からです。
溶けた昆布を丁寧によりわけて、昆布だけを完全にとろけるまで炊き上げ、合え衣としたところ、天盛りの針生姜のおかげもあって、おかわりを所望される美味しいものになりました。作ってねといわれても、昆布豆にもプライドがあります。そこで考えたのが、海苔の佃煮とあえることです。いちど、おためしあ^^^れ。
 
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