コロッケVSクロケット

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2012-7-24 11:13
骨折したなんて、自分の不注意です。責任です。
それなのに、なんと、京都の田舎のべっぴんさんが、コロッケを38個も
送ってくださいました。
手作りです。Qちゃん漬けも入っています。
嬉しくてなりません。
ケイアンを手伝って下さる御町内のべっぴんさんにもお届けしましたが。
あんまり美味しかったので、皆様にもお伝えしたくなりました。

彼女のコロッケは牛肉の味で決まります。芋の吟味は、たぶん、茹でて美味しいことのみと思われます。
挽肉ではなく、多分、神戸牛を自分でたたいています。玉ねぎと炒めるのも、バターではなく、ケンネ脂です。これは、揚げてみなくても、さわった弾力と香りでわかります。

コロッケは揚げたてが最高です。
コロッケを揚げている人って、ええ人が多いと思いませんか?
毎日新聞に長く漫画を書いていらっしゃる西原さんの話は妙に納得できます。きっと、値段が安いものほど、手をかけることの美学かな?
されど、成形した段階で、揚げるのが億劫になった方はいませんか?
ええ人復活!
丸めて、小麦粉をまぶして、フライパンで焼きましょう?
焼ドーナッツも有るご時世です。
やっぱり、揚げますという人は、小麦粉、強力粉をつけましょう。
パンクしては、みじめです。
強力粉は、粒子が硬くて、だまになりにくく、つぎにつける溶き卵と
パン粉を安定させてくれます。
とんかつと違って、パン粉は生でも、ドライでも、切り吹いてでも、揚がった感じは大差ありません。粉をぬいてもできます。
卵をぬくことはできませんが、牛乳でもいいかな?
時間がたっても、より、からっとさせたいためには、重曹のこともあります。
コロッケは、フランス語のクロケットが語源です。
肉の残り物をベシャメルソースでつないだクリームコロッケが本場です。
日本には、なぜか、カニクリームコロッケとして定着しましたね。
ケイアンは30年前に、味の素の冷凍食品で、コーンのクリームコロッケに目覚めました。ただし、小さいことが大切です。30g以下のこと。
ポテトコロッケのフランスでのメニューは、
クロケット・ド・ポンム・ド・テールとなります。
100年前に、日本で大流行したのは、<コロッケの唄>
今日もコロッケ、明日もコロッケと歌っていますが、1925年7月2日の
読売新聞によれば、世間で噂するほど、コロッケは食べてませんと女子大の寮生が答えています。
どんなコロッケだったのでしょうか?
件の新聞記事によれば、鮭缶のコロッケと空豆のコロッケでした。

彼女のコロッケを揚げて食べるだけでは申し訳ないと、考えたのはコレ。
コロッケの中心に軽くくぼみをつけます。
マヨネーズとパルミジャーノチーズをのせて、オーブントースターで焼きます。これなら、自分一人のおひるご飯でも、億劫になりません。
正式に作れば、英国風カッテージ<田舎>パイです。アメリカではシェパード<羊飼い>パイです。
じゃが芋料理のレシピは70点くらい持っていますが、このブログで701
回。とってつけたようですが、ご縁を感謝します。
そうそう、彼女の78個くらい作るのにはかないませんが、
じゃが芋2キロ<中15個>一度にという料理もあります。
アイルランドの郷土料理です。
8月4日花火大会、石黒さんのおもてなしに、どんどん試作中です。
たくさん集まったら、楽しいメニューです。
肉は入りません。ポテトチャンプといいますが、作りたい方はメールをください。食べたい方はご来店ください。
 
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