ごはんの友

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2012-8-23 17:02
ごはんの友といえば、インターネットで調べると、お取り寄せの広告につながります。ごはん、いかに日本人にとって大きな部分を占めるのかな。ごはんを炊く米の中で、世界で一番おいしいのは、現在の日本の米です。うまみと同様、ねばりも強い。世界中の65億の人間のうち、半分の人が米を食べているそうです。live on riceの94%がサラサラした顔の長い米です。ごはんの美味しさを生かすのは、塩気。鹿児島では、今は、ほとんど使わない言葉ですが、ごはんのおかずをそのまま「しおけ」というくらいです。塩を生かしたのは京料理です。京料理の中で、眺めて、ただ楽しむのは据供御(すえくご)といい、今も天皇家の儀式料理として残っております。
これは、食べませんから、塩気はどうなっているのかな?
NHKの大河ドラマの「平清盛」では、どう映っているのかな?
ケイアンは、何を見ても食べ物の場面だけは、忘れないのですが、、、、、
包丁家は京都で誕生しています。鮎に踊り串を打ち、化粧塩をして、いかにも清流を泳いでいるかのようにするのは、京料理です。ケイアンは、これは苦手ですから特別ご要望がない限りは、いたしません。それよりも、味のよい野菜をこころを込めて煮ようと思っています。酒塩を基本とします。
田村隆氏が2007年に発表したレシピをご紹介します。「塩入八方美人」といいます。
 酒600CC
 みりん100CC
 にんにく1片
を煮たてて、アルコール分を飛ばし、かつを節30gを入れて冷ましてこします。
塩30gを入れます。
にんにくは、芯をとって包丁の背で軽くつぶして入れること。アルコールを飛ばさないと、つゆが苦くなります。昆布だしで同割にしてもいいし、昆布そのものを10g入れて、2時間置いてもいいです。野菜の焼きびたしに最高です。また、このつゆで、麺や豆腐を食べてみてください。きっと、ごはんの友がわかるでしょう。
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ごはんの友もそうですが、いろいろと考えていると、いろいろと出会いがあって、人生は楽しいですね。安達さんとコメダでお茶をしていたら、俳句の話になりました。松尾芭蕉の句に、松島や ああ松島や 松島や がありますが、これはどの地名を入れても、様になります。ただ、その時代背景を思うと、やっぱり偉大な人だったんですね。それから、小林一茶の句に、 雀の子 そこのけそこのけ 御馬が通る がありますが、これは自由律です。季語は、雀の子ですが、これをカエルの子にすれば、夏のような感じがしませんか?暑くて、たまりません。ザ―っと、景気良く雨が降った上がりに、カエルの子がいたら、楽しいかな。もっとも、カエルの子なら、オタマジャクシだから、と社長に言われて、納得しました。社長はえらい。
 
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