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メロン

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2012-8-27 20:38
<お熨斗はどういたしましょうか?>
<いえ、うちで食べますからいいです>
32年前の1万円は価値があったのです。
長女を身ごもっていたときのことです。
何にも食べられなかった私が、正月明けに、なぜか、<メロンが食べたい>
とつぶやいたら、大熊果物店で買ってきてくれました。
味は忘れましたが、こんな時代もあったのです。

会長が、やっと、事務所に顔をだして下さいました。本当に嬉しかったので
とっておきのメロンキャンディーをさしあげました。

メロンはmelon<英>
ムロンはmelon<仏>
メローネはmelone<独>
別名、マスクメロンと言われますが、muskはジャコウの香りにちなんでのことです。
夏に黄色い花が咲いて、9月に果実が熟するといわれたのは、30年前。
現在では、温室技術も露地栽培も格段の進歩をとげています。
また、輸送の上で問題があったのですが、夕張メロンの台頭とともに、
格段に進歩しました。
メロンの芳香は、果皮のすぐ裏側にありますので、そぎとった皮の裏をアルコールで浸出して、リキュールも、エッセンスもつくります。
メロンを和菓子に仕立てることはあまりありませんが、
昭和30年代に、最中の銘菓がつぎつぎと誕生しましたときに、メロン産地にちなんで登場しました。
メロンの網目模様の最中種を創成するのに、4軒の店が協力しました。
なんといっても、最中種は、金型を起こして、一度に、1万個を買わなければなりませんからね。
メロンの風味ある餡は、各店の工夫です。
南伊豆の下賀茂温泉の名物で、42gの8個入りで945円。
同じ頃に創成の岐阜の起き上がり最中とどっちが美味しいのかな?

メロンとバナナは、お見舞いの高級品でした。
今の仕事先の地下室は、バナナの熟成室だったそうですが、どちらも、
追熟が要です。
冷蔵ではなく、室温が心地よいのですから、仏壇にお供えするのは、ちょうどよかったのかな?笑。メロンは食べ頃になってから、冷蔵庫に入れて5時間がベストです。
36年前の友だちが、松尾太郎くんへのお見舞いにメロンを送って下さいました。
1個を8つに切って、上等のお皿に盛りつけて、近所に配りました。
メロンはお尻の甘い部分からいただくのがポイントです。
甘い方を右にして盛り付けましょう。
皮と実の間にも、ナイフをいれて、5つくらいに切っておくと食べやすいです。
あまり、長いことお供えして?なんてメロンはグラッセにしてはいかがです。
メロンの上4分の1くらいで横に切って、種をくりぬきます。
甘いワインを注いで、メロンとともに掬って食べます。
メロンもワインも冷えていることと、安定させるために、氷を細かくくだいて、皿に敷いておくことです。
今の仕事先に、この器械もあります。
赤玉ポートワインでもいいのですが、アルマニャックを奮発すると!
茶懐石の小椋正親氏に教わりました。

追跡記事
うちのスチュワードの好物は、
ダブルメロン?
これは、アンパンマンのお友達、メロンパンナちゃんに是非とも、聞かなくてはなりませんね。笑。
 
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