言温にして気和らぐ。
　なんのことかしらん、第25回GIFUいけ花展で伊藤仙遊師の書を拝見することができました。隣の嵯峨御流の山下定甫岐阜支所長の120枚の葉らんのいけ花にあっては、なるほどと頭が下がる想いでした。
　また、例年、みさこさんがくださっていた入場券＜600円＞を払って行ったかちがあったのは、専正池坊の岩田白峰氏のいけ花を拝見したかったからです。
ご自身で木を育ててのご精進です、今年は、ヒヤシンスを＜真副体＞のいずれでもなく、中心に抑えておられ、さすがと、これも頭が下がる想いでした。
　ちなみに、ケイアンは伊奈波中学3年のときに、課内クラブで1週間に1度、池坊を学びました。花嫁修業は、当時勤めていたヤナゲンの2年上の同期生のゆかりちゃんに誘われて、松月流古流を学びました。こちらは、仕事帰りでお稽古でダウン。お茶をよばれて、お花をもらって帰るという不精進でした。
　娘たちには、華道正統則天門を習わせました。お家元の家は、今の仕事先のすぐ近くで、窓辺の一輪挿しの花をみるのが好きだったからです。
　白い長靴でチャリをこぐケイアンは随分と無粋にみえるようですが、
これでも、女、花は大好きです。温かい言葉は、花と同じように気持ちが和らぎますね。
　今の仕事先の社長は繊細な方で、草むしりをするケイアンに、＜花壇をまたぐな、入るな＞と躾をしてくださいました。感謝。

　花とは無粋ですが、焼肉の話を書きます。
焼肉はホットプレートで焼くだけで、おもてなしになりますから、月に一度くらいはなさるかな？隔月に一度かな？。
　師の村上祥子が1990年に、いまどきのキッチン㊙ノートに書いていますが、
肉を焼く時のパチパチ、ジュウジュウの油はね防止に、障子紙を代用クロスに敷くことを薦めています。１．９メートルのレーヨン障子紙の原価は235円です。
ケイアンは、師とちがって無粋ですが、新聞紙です。ただし、シンガポールエアラインに乗ったときには、必ず、英字新聞をお土産に所望します。
読めなくても、知っている単語があったりで、プライベートなら、結構、楽しいですよ。

　焼肉のたれは、買いますか？作りますか？
師の１９８５・６・７のレシピを大公開。
りんごのすりおろしをつかうと、日持ちがしないからと、無糖のパイナップルジュースをつかいます。このために、ケイアンは年に２回の高島屋の贈答品の解体セールはみのがせません。
　師はケイアンと違って，とても、粋でお洒落な人です。
焦げつきやすいたれのもみこみではなくて、焼きながら、つけて食べるのによい濃さです。このたれで、冷奴を食べるのも最高です。ワッジョジ＜牛バラと大根の煮込み＞につかっても最高です。ミキサーでがーっとまわすだけですが、師の合理性は１年たっても、変わらなく冷蔵庫においておくことが可能。
　ヽ(^o^)丿
　にんにく２粒、パイナップルジュース１９５ｃｃ、西京味噌に赤だし味噌に信州味噌に砂糖が各１００グラム、いり胡麻にみりんに酒が各大さじ１．しょうゆ４分の１ｃ、胡麻油大さじ３、一味唐辛子小さじ１
　　

　いづみさん、メール待ってます。
絶対㊙でお待ちしますから、、まちこちゃん直伝のたれを教えて下さいませんか
まちこちゃんのお母さんは、私が知っている頃は、喫茶店をなさっていらっしゃいましたが、もとは、F市で最初のホルモンを食べさせてくれる焼肉屋さんでした。もちろん、花のように美しい人でしたから、お客様も和らいでいたことでしょう。
ケイアンは花のように美しくありませんが、和らいでおもてなしをしたいと思っています。

　一昨日は、＜花正＞様で予約を,３人から４人と増えたと聞いたつもりで、
おみえになられたのが、７人でした。ケイアンは　もとが主婦ですから、
一番お小さい方の＜好きなもの＞をおたずねして、ハンバーグを取り急ぎ、
ご用意しました。焼肉のつもりでおだしした鶏の西京焼きも喜んでいただけました。料理をフォーマルにおだししなかったことが、和らいだのかもしれません。
青竹とうふも喜んでいただけて、急いで炊きなおしたご飯もからっぽで、
ケイアンは幸せです。