看々臘月尽

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ブログ
執筆 : 
keian 2015-11-24 21:50
みよみよ  ろうげつ つくとよみます。
茶席の禅語として、金閣寺の偉い人のご著書にありますが、
命の尽きる時をよく見なさいという意味です。
臘月というのは、陰暦の12月のことです。もう、12月かと、今年の暮れることに、悔いはないかということでしょうか?
ケイアンは<前進前進、また前進♪と<引くことは我知らず♪>と戦時中の歌<歩兵の本領>のままに生きてきました。

料理屋なら、お客様の折敷や、葉書に絵を添えられるように、大垣の寺田白鳳先生のところへ習いにいきましたから、一枚だけ、掛け軸の絵を描きました。
画題は<伊勢海老>です。
伊勢海老は、腰のまがった髭の長い姿がめでたいとおせち料理のメインになっています。海老の字があてられたのは、平安初期です。鎌倉時代には、<海の翁>とよばれて、不老長寿の象徴とされています。
掛け軸を操外科のリハビリ室に持参したら、三鴨先生から、こんなおはなしをおききしました。和歌山県医大のお友達のところいったときに、テトラポットに餌をしかけたら、伊勢海老がとれたそうです。リュックに入れて、かえってきたら、背中で伊勢海老が鳴いて吃驚。
海老は前進前進で、逃げる時だけ、後ろ向きだそうです。
なかよしのぜにや骨董の山本義教さん85歳が、賛を書いてくださいました。
今の仕事先の会長91歳の若いころをよく御存じです。
会長は颯爽としていらしたみたいです。桂庵は会長のお供で、西園町のお宅にうかがうときに、、<年の差婚>の人の気持ちがよくわかりますから、きっとはじけてみえたのでしょうね。仕事先のご近所の山田大先生のお母様の郁子さんも
おっしゃています。

料理の話です。伊勢海老は、生き作りが定石ですが、ケイアンは包丁の
修行をしたわけでないので、もっぱら、下ゆでです。
伊勢海老ははじけていますから、輪ゴムを2重にして、足をからげて、水から入れます。熱湯だとあばれて、あしがとれてしまいます。
操外科の仲良しの清水ゆりこさんは、戦後うまれですが、おせち料理の伊勢海老はぱさぱさなのでマヨネーズで食べるとおっしゃっていましたが、テルミドールとまでこらなくても、しめじとバターでいため、しおこしょうして、ジャガイモのマッシュとマヨネーズであえて、
オーブントースターで焼きましょう。
メールは、<またまた海老天うどん>といただきましたが、
<みよみよろうげつつく>をかきたかったので、変更しました。
 
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