私は、いつも、おひとりさまで外食してきたくせに、
おひとりさまのお客様が苦手です。
こまったもんだと、ただいま、思案中です。
京都のような<しまつ>な町でも、おひとりさまをのぞむご時世です。
ひとりでも、入りやすい店は、どんな店なのでしょうか?
フランス文学者の鹿島茂氏が、潮9月号に、文豪バルザックの言葉から
引いて、自信の標語にしているものがあります。
<進みながら、強くなる>
バルザックは、事業を起こしては失敗。借金返済のために、小説を書き。
また、失敗。その繰り返しで名作を残しました。
何が、失敗で成功なのか、わかりませんね。
とうふ屋桂庵も進みながら、強くはなくても、続けていきます。
続けていくためには、進んでいたします。
というわけで、ご予約いただければ、おひとりさまもお受けします。
よろしく、お願いします。
TBSのドラマ<深夜食堂>で、あがた森魚氏が、流しの役で
バターライスを注文するところがありました。
バターライスって、おひとりさまごはんって感じがしませんか?
自分が作って食べる分には、または、一緒に食べる分には、いいけど
商売として作るには、親子丼を作るくらいの心がけが必要です。
量が多くても、少しでも、炊き立てご飯の熱で、バターがさーっと
溶けて、底に、ほんの少しの粘りで到達するくらいの加減がむずかしい。
いま、これを書いていて、三階から、一階の松尾さいさんの台所まで
いってきたところです。ジャーのごはんを30グラムとバターを3グラム
もらってきて、お雛様のお茶碗ほどで、食べてみましたが、むつかしいね。
トーストにマーガリンの家庭では、バターって、どこにしまっているのでしょうね。松尾とくさんは、おひとりさまの暮らしの中で、冷凍庫が、全くからであることから、冷凍庫に義理立てして、バターだけ入ってます。
50年間、主婦をなさってきて、そのうちの30年間は、共稼ぎの息子夫婦の台所を完全にまかなってきたすみえさん。
80歳をこえても、彼女は、畑仕事もこなし、保存食もこなしのスーパーおばあちゃんですが<ポテトチップ>で過ごすときもありとのこと。
いま、お雛様ほどのバターごはんを食べながら、考えています。
とうふ屋桂庵の今までどうりのコースだけでない道も進んでこそかな?
おひとりさまのお客様が苦手です。
こまったもんだと、ただいま、思案中です。
京都のような<しまつ>な町でも、おひとりさまをのぞむご時世です。
ひとりでも、入りやすい店は、どんな店なのでしょうか?
フランス文学者の鹿島茂氏が、潮9月号に、文豪バルザックの言葉から
引いて、自信の標語にしているものがあります。
<進みながら、強くなる>
バルザックは、事業を起こしては失敗。借金返済のために、小説を書き。
また、失敗。その繰り返しで名作を残しました。
何が、失敗で成功なのか、わかりませんね。
とうふ屋桂庵も進みながら、強くはなくても、続けていきます。
続けていくためには、進んでいたします。
というわけで、ご予約いただければ、おひとりさまもお受けします。
よろしく、お願いします。
TBSのドラマ<深夜食堂>で、あがた森魚氏が、流しの役で
バターライスを注文するところがありました。
バターライスって、おひとりさまごはんって感じがしませんか?
自分が作って食べる分には、または、一緒に食べる分には、いいけど
商売として作るには、親子丼を作るくらいの心がけが必要です。
量が多くても、少しでも、炊き立てご飯の熱で、バターがさーっと
溶けて、底に、ほんの少しの粘りで到達するくらいの加減がむずかしい。
いま、これを書いていて、三階から、一階の松尾さいさんの台所まで
いってきたところです。ジャーのごはんを30グラムとバターを3グラム
もらってきて、お雛様のお茶碗ほどで、食べてみましたが、むつかしいね。
トーストにマーガリンの家庭では、バターって、どこにしまっているのでしょうね。松尾とくさんは、おひとりさまの暮らしの中で、冷凍庫が、全くからであることから、冷凍庫に義理立てして、バターだけ入ってます。
50年間、主婦をなさってきて、そのうちの30年間は、共稼ぎの息子夫婦の台所を完全にまかなってきたすみえさん。
80歳をこえても、彼女は、畑仕事もこなし、保存食もこなしのスーパーおばあちゃんですが<ポテトチップ>で過ごすときもありとのこと。
いま、お雛様ほどのバターごはんを食べながら、考えています。
とうふ屋桂庵の今までどうりのコースだけでない道も進んでこそかな?
かわかむりならぬかわばかり。
なんといっていいでしょうか?
フランスパンの皮<クラスト>が好きという人と。
フランスパンのなかみ<クラム>が好きという人と。
フランスパンは、砂糖、塩、油脂がきわめて少ない配合で作られています。
日本のフランスパンを,
本場をしのぐかというレベルになさったのは、1954年に来日された、レイモン・カルベル氏であります。
当時、日本でパンといえば、食パンか、あんパンなどの和製菓子パンでした。
カルベル氏は、全国各地をフランスパン専用の窯とともにまわり、製粉の仕方から、基礎技術を実演指導をされました。
やわらかいだけのパンしか知らなかった日本人に、フランスパンの独特の食感、その魅力を教えてくださった、いわば,パンの文明開化です。
<パン屋は鉄の手とベルベッドの手 二つの手を持たなければならない>という、
フランスの諺がありますが、、
発酵状態により、生地をしめたり、しめすぎないようにと経験が、命のパンです。
私は、小学校1年生のころ、伊奈波神社の近くの神田屋という店で敷島製パンの
フランスパンを買ったことを覚えています。
お店のおじさんは、
<しおかれえ、かてえパンや。やめとき>と、三角形のクリームデニッシュをすすめてくれたからです。あんパンでなかったところが、おじさんも私も楽しいでしょう。
それでも、めげずに私はフランスパンを買ってたべました。
そのあと流行り出したバゲットではなく、フォンデュといわれるような二つ山のかわいいパンでしたね。ソントンジャムをペタコン・ペタコンとたっぷりぬって食べたのかな?
その頃の松尾家には、トースターなるものはなかったような気がします。食パンには、
マーガリンでなく、冷たいバターを薄く切ってはさんでいましたから、真中にはさんで
食べたのかもしれません。
私は、残念ながら、カルベル氏にはお会いしたことはありませんが、カルベル氏のお弟子は、日本に5万とおみえです。
なんといっていいでしょうか?
フランスパンの皮<クラスト>が好きという人と。
フランスパンのなかみ<クラム>が好きという人と。
フランスパンは、砂糖、塩、油脂がきわめて少ない配合で作られています。
日本のフランスパンを,
本場をしのぐかというレベルになさったのは、1954年に来日された、レイモン・カルベル氏であります。
当時、日本でパンといえば、食パンか、あんパンなどの和製菓子パンでした。
カルベル氏は、全国各地をフランスパン専用の窯とともにまわり、製粉の仕方から、基礎技術を実演指導をされました。
やわらかいだけのパンしか知らなかった日本人に、フランスパンの独特の食感、その魅力を教えてくださった、いわば,パンの文明開化です。
<パン屋は鉄の手とベルベッドの手 二つの手を持たなければならない>という、
フランスの諺がありますが、、
発酵状態により、生地をしめたり、しめすぎないようにと経験が、命のパンです。
私は、小学校1年生のころ、伊奈波神社の近くの神田屋という店で敷島製パンの
フランスパンを買ったことを覚えています。
お店のおじさんは、
<しおかれえ、かてえパンや。やめとき>と、三角形のクリームデニッシュをすすめてくれたからです。あんパンでなかったところが、おじさんも私も楽しいでしょう。
それでも、めげずに私はフランスパンを買ってたべました。
そのあと流行り出したバゲットではなく、フォンデュといわれるような二つ山のかわいいパンでしたね。ソントンジャムをペタコン・ペタコンとたっぷりぬって食べたのかな?
その頃の松尾家には、トースターなるものはなかったような気がします。食パンには、
マーガリンでなく、冷たいバターを薄く切ってはさんでいましたから、真中にはさんで
食べたのかもしれません。
私は、残念ながら、カルベル氏にはお会いしたことはありませんが、カルベル氏のお弟子は、日本に5万とおみえです。
京都の田舎に福知山というところがありまして、雅もさることながら、
鄙にはまれな、風情に人情があります。
そこで、生れ育ちの30年来の友人がいてくれます。そして、ご自身は
PCをさわられないのに、このブログの熱烈なファンでいてくれます。
彼女とカウントしてみたら、今日で、163回です。ありがとうございます。ちなみに、200回は、12月29日の予定です。
回を重ねるうちに、私の手から離れた文章にせざるをえないことも
何度かありましたが、続けてこれたのは、読んでくださる皆様のおかげです。
岐阜のこと、とうふやのこと、それから、縁のあった人とのこと、
それらを縦軸に、美味しいものの話や、気になる話を横軸に書いていこうと
思っています。
主婦にとうふ屋は、毎日のこと。予約が入れば、お菓子を作って売る。
予約がはいれば、いらっしゃいませと料理屋の女将。
よく、このブログが続くねと、皆さんがいってくださいます。
いそがしすぎて、失敗も山ほどありますが、それよりも、寝る時間を
作るのが上手なのかもしれません。
もともと、とうふ屋に昼寝はつきものと、ベッドなどない時代から、
万年床のように、布団をひとながれは、用意しておりました。
<もう、あかん>と思ったら、お天道様には申し訳ありませんが、寝ます。
<また、まだいける>と思ったら、お月さまには申し訳ありませんが、
ずっと、起きてます。
昼間の電気のつけっぱなしは、気をつけていますが、夜はつけっぱなしで、
朝を迎えることもあります。また、テレビを寝て観ることは、あまりないですが、新聞、書籍は、寝てみます。お行儀がわるいね。
でも、たぶん続けてこられたのは、こんなことで、体力と時間のバランスを
とっていたのでしょうか?
やじろべえも、続いて動いていれば、たおれえへんやん。
継続は力なり。それ以上に若さなり。
松尾神社のお参りは、今日で105日目であります。
一軒おいて隣のたけこさんは、18年間休まないで、階段をずっとあがった
奥の院までお参りされております。彼女は80歳をこえていますが、
かないません。私は階段をあがらないで、参道の入り口の松尾神社です。
鄙にはまれな、風情に人情があります。
そこで、生れ育ちの30年来の友人がいてくれます。そして、ご自身は
PCをさわられないのに、このブログの熱烈なファンでいてくれます。
彼女とカウントしてみたら、今日で、163回です。ありがとうございます。ちなみに、200回は、12月29日の予定です。
回を重ねるうちに、私の手から離れた文章にせざるをえないことも
何度かありましたが、続けてこれたのは、読んでくださる皆様のおかげです。
岐阜のこと、とうふやのこと、それから、縁のあった人とのこと、
それらを縦軸に、美味しいものの話や、気になる話を横軸に書いていこうと
思っています。
主婦にとうふ屋は、毎日のこと。予約が入れば、お菓子を作って売る。
予約がはいれば、いらっしゃいませと料理屋の女将。
よく、このブログが続くねと、皆さんがいってくださいます。
いそがしすぎて、失敗も山ほどありますが、それよりも、寝る時間を
作るのが上手なのかもしれません。
もともと、とうふ屋に昼寝はつきものと、ベッドなどない時代から、
万年床のように、布団をひとながれは、用意しておりました。
<もう、あかん>と思ったら、お天道様には申し訳ありませんが、寝ます。
<また、まだいける>と思ったら、お月さまには申し訳ありませんが、
ずっと、起きてます。
昼間の電気のつけっぱなしは、気をつけていますが、夜はつけっぱなしで、
朝を迎えることもあります。また、テレビを寝て観ることは、あまりないですが、新聞、書籍は、寝てみます。お行儀がわるいね。
でも、たぶん続けてこられたのは、こんなことで、体力と時間のバランスを
とっていたのでしょうか?
やじろべえも、続いて動いていれば、たおれえへんやん。
継続は力なり。それ以上に若さなり。
松尾神社のお参りは、今日で105日目であります。
一軒おいて隣のたけこさんは、18年間休まないで、階段をずっとあがった
奥の院までお参りされております。彼女は80歳をこえていますが、
かないません。私は階段をあがらないで、参道の入り口の松尾神社です。
松尾とくさんから、電話がかかりました。
ぜんざいをつくったから、とりにおいでとのことです。
えっ、朝から、という皆様の声が聞こえてきそうですが、松尾家では、当然のことでした。
人よりも、早く起きて、仕事をしているので、すぐにエネルギーになるものを好むのでしょうね。ものすっごく、また、目方もあるのに、糖尿病には、あまり縁がなさそうです。
おろしたてのお椀によそってくれましたが、台所で、ちょこっと味見をさせてもらうには、傍らのそばちょこもわるくありません。
ちょうど、一茂くんからのトークが、そばちょこです・
昭和56年のことですが、東京工業大学の教授であられました秋岡芳夫氏のグループモノ・モノに魅かれていました。
モノがあふれるなかで、使い易いものを使っていたら、一器多様ということです。
大きな器は、尺一と尺二 直径33cmと36㎝を使い、あとは、ほとんどとりわけようの5寸のうどん皿と称する、深めの皿とそばちょこのみということ。
そばちょこは、とりわけ用ではなくても、一人用の盛り付けにもなる。
おひたしを、あえものを盛ったり、茶碗蒸しも作ったりする。
食事だけでなく、お茶、コーヒーも飲むし、酒も飲む。
これだけ、使うということは、それだけ、目に触れるということで、鑑賞に堪えれるものということで、ずいぶんに骨董品に関心を持ちました。
そばちょこの直径は、2寸5分7.5㎝で、これはビールびんと同じで握りやすい寸法です。上から下までのすとんとした深い器は、昔の箱膳という一人用のテーブルにぴったりとしたのかな?
食器の揃え方なんて、その家の暮らしできまるんだから、なんてことはないんですが、
古伊万里のものなどが、ずらっと、棚に並んでいるのを拝見すると、<ええねえ>。
ただ、日本料理の盛り付けというと、
最大の欠点があり。
底が平らなので、汁溜がないことです。
煮物など、持ってみるとよくわかります。それを知っての一器多様です。
ぜんざいをつくったから、とりにおいでとのことです。
えっ、朝から、という皆様の声が聞こえてきそうですが、松尾家では、当然のことでした。
人よりも、早く起きて、仕事をしているので、すぐにエネルギーになるものを好むのでしょうね。ものすっごく、また、目方もあるのに、糖尿病には、あまり縁がなさそうです。
おろしたてのお椀によそってくれましたが、台所で、ちょこっと味見をさせてもらうには、傍らのそばちょこもわるくありません。
ちょうど、一茂くんからのトークが、そばちょこです・
昭和56年のことですが、東京工業大学の教授であられました秋岡芳夫氏のグループモノ・モノに魅かれていました。
モノがあふれるなかで、使い易いものを使っていたら、一器多様ということです。
大きな器は、尺一と尺二 直径33cmと36㎝を使い、あとは、ほとんどとりわけようの5寸のうどん皿と称する、深めの皿とそばちょこのみということ。
そばちょこは、とりわけ用ではなくても、一人用の盛り付けにもなる。
おひたしを、あえものを盛ったり、茶碗蒸しも作ったりする。
食事だけでなく、お茶、コーヒーも飲むし、酒も飲む。
これだけ、使うということは、それだけ、目に触れるということで、鑑賞に堪えれるものということで、ずいぶんに骨董品に関心を持ちました。
そばちょこの直径は、2寸5分7.5㎝で、これはビールびんと同じで握りやすい寸法です。上から下までのすとんとした深い器は、昔の箱膳という一人用のテーブルにぴったりとしたのかな?
食器の揃え方なんて、その家の暮らしできまるんだから、なんてことはないんですが、
古伊万里のものなどが、ずらっと、棚に並んでいるのを拝見すると、<ええねえ>。
ただ、日本料理の盛り付けというと、
最大の欠点があり。
底が平らなので、汁溜がないことです。
煮物など、持ってみるとよくわかります。それを知っての一器多様です。
25年以上つかっていた自宅のオーブンが、とうとうリタイアしました。
同じ型のオーブンをとうふ屋桂庵の厨房に設置してありますが、3階から、ダッシュで運ぶのは、運動にはなっても不便でなりません。
今日のような、寒い雨の朝、焼きりんごをつくりたくても、おっくうです。私は怠け者であることを発見したくらいです。
電子レンジで、一個分つくる焼きりんごは,ラクですが、テンパンいっぱいに焼きあがる感動がありません。
一人当て150グラムくらいのりんご<紅玉>という品種が一番おいしいですが、
あまりにみかけないというか、かっては、高級とされていたりんごのほうが、この安かったりんごよりも、値打ちに出回っています。需要と供給の関係なんやろね。
雑誌の特集でも、レモンをたして、高級なりんごでつくることを教えています。
レンジでつくるなら、
150グラムのりんごにつき3分かけて、こぼれたシロップを穴にもどして1分かけます。
オーブンでつくるなら、予熱の時間は別にして、1個でも10個でも40分かかります。
10個作るなら、レンジの出し入れの時間は別にして、同じだけの時間がかかります。
りんごの下ごしらえは、
洗って水気をふき、しんぬき器でしんをくりぬきます。
しんぬき器がないときは、ティースプーンをつかいます。
しんは底までくりぬかないで、4分の3くらいにとどめておいてね。
皮に竹串で30くらいお穴をさしておきます。皮がはちけてあられもない姿にならないようにです。
バターとグラニュー糖をつめます。分量を割り出すと、グラニュー糖が20から25グラムで、バターはその4分の一くらいです。
いくらでも、好みで良さそうですが、できあがってから、あま酸っぱくてせつない香りとうらはらになってはいけません。
25年前に、ゆういちろうという利発な3歳の坊やに教えてもらいました。
酸っぱすぎたら、つぎからは、穴を大きくすれば、いっぱいお砂糖がはいるってね。
同じ型のオーブンをとうふ屋桂庵の厨房に設置してありますが、3階から、ダッシュで運ぶのは、運動にはなっても不便でなりません。
今日のような、寒い雨の朝、焼きりんごをつくりたくても、おっくうです。私は怠け者であることを発見したくらいです。
電子レンジで、一個分つくる焼きりんごは,ラクですが、テンパンいっぱいに焼きあがる感動がありません。
一人当て150グラムくらいのりんご<紅玉>という品種が一番おいしいですが、
あまりにみかけないというか、かっては、高級とされていたりんごのほうが、この安かったりんごよりも、値打ちに出回っています。需要と供給の関係なんやろね。
雑誌の特集でも、レモンをたして、高級なりんごでつくることを教えています。
レンジでつくるなら、
150グラムのりんごにつき3分かけて、こぼれたシロップを穴にもどして1分かけます。
オーブンでつくるなら、予熱の時間は別にして、1個でも10個でも40分かかります。
10個作るなら、レンジの出し入れの時間は別にして、同じだけの時間がかかります。
りんごの下ごしらえは、
洗って水気をふき、しんぬき器でしんをくりぬきます。
しんぬき器がないときは、ティースプーンをつかいます。
しんは底までくりぬかないで、4分の3くらいにとどめておいてね。
皮に竹串で30くらいお穴をさしておきます。皮がはちけてあられもない姿にならないようにです。
バターとグラニュー糖をつめます。分量を割り出すと、グラニュー糖が20から25グラムで、バターはその4分の一くらいです。
いくらでも、好みで良さそうですが、できあがってから、あま酸っぱくてせつない香りとうらはらになってはいけません。
25年前に、ゆういちろうという利発な3歳の坊やに教えてもらいました。
酸っぱすぎたら、つぎからは、穴を大きくすれば、いっぱいお砂糖がはいるってね。
主婦は女であり、主夫は男であります。
私は、女であります。ときどき男に生まれるべきだったと、行動力をおほめいただくことがございます。
無我夢中なだけなのですが、3日ばかり口から先に生まれたのでしょうね。
ただ、自分の言ったことには責任を感じていたいので、必ず、約束は守ろうと思っています。約束を守るために、全力疾走の印象を受けられるのか、<いそがしすぎ>とか、<あわてすぎ><おちつきがない>とうちの松尾とくさんに叱られます。
料理屋なのですから、ゆっくりと楽しんでいただかなければならないのに、最大の欠点です。おまけに、長靴をはいた商売のパートが長かったおかげで、体力はあっても、女らしいしぐさに欠けるところを認めます。
なんとかしなくてはと、やながせの豊富座 大衆演劇の女形に学ぶことにしました。
ご祝儀もようださんかったのに、あまりにも真剣に観ていたのでしょうか?
ひとつだけというところを、ふたつ教えてくださいました。
ひとつは、足をとじる。
ふたつめは、腰をおとす。
本当は、女形の人は、教えられなくて、自分のやり方をさがすのでしょうにね。
お客様をさせていただくときは、私は着物ですので、このふたつだけは、意識するようにしていました。
H会<K高の同窓会>が11月8日にあって、その折のことです。
<?>という方が、一つおいた隣の席でした。
普通のジャージ姿でしたが、なんとも、魅かれる方でした。
このブログの案内を差し出させていただきましたところ、
<そう、おとうふは好きなの。読ませていただくわ>とこころよく受け取ってくださいました。
それだけの会話でしたが、あとから、お聞きしましたら、
?として生まれ、
?としてK高を卒業して、やっと、戸籍から、
?として
出発なさったとのこと。
ちょっと小柄かなと思える普通の男性としての外見です。
仕立ておろしの訪問着を、はりきって着ていった私が無粋にみえるほど
さりげなく女らしいのです。仕草も女として、媚を売っていません。
自然体です。私は4日たっても忘れられません。あの方のようなものの
いい方ができるようになりたいです。
そして、もう一人は、このブログを読んでくださっている貴方に
すきやねん。
男を好きになるのが、ほんとの女らしさ。
私は、女であります。ときどき男に生まれるべきだったと、行動力をおほめいただくことがございます。
無我夢中なだけなのですが、3日ばかり口から先に生まれたのでしょうね。
ただ、自分の言ったことには責任を感じていたいので、必ず、約束は守ろうと思っています。約束を守るために、全力疾走の印象を受けられるのか、<いそがしすぎ>とか、<あわてすぎ><おちつきがない>とうちの松尾とくさんに叱られます。
料理屋なのですから、ゆっくりと楽しんでいただかなければならないのに、最大の欠点です。おまけに、長靴をはいた商売のパートが長かったおかげで、体力はあっても、女らしいしぐさに欠けるところを認めます。
なんとかしなくてはと、やながせの豊富座 大衆演劇の女形に学ぶことにしました。
ご祝儀もようださんかったのに、あまりにも真剣に観ていたのでしょうか?
ひとつだけというところを、ふたつ教えてくださいました。
ひとつは、足をとじる。
ふたつめは、腰をおとす。
本当は、女形の人は、教えられなくて、自分のやり方をさがすのでしょうにね。
お客様をさせていただくときは、私は着物ですので、このふたつだけは、意識するようにしていました。
H会<K高の同窓会>が11月8日にあって、その折のことです。
<?>という方が、一つおいた隣の席でした。
普通のジャージ姿でしたが、なんとも、魅かれる方でした。
このブログの案内を差し出させていただきましたところ、
<そう、おとうふは好きなの。読ませていただくわ>とこころよく受け取ってくださいました。
それだけの会話でしたが、あとから、お聞きしましたら、
?として生まれ、
?としてK高を卒業して、やっと、戸籍から、
?として
出発なさったとのこと。
ちょっと小柄かなと思える普通の男性としての外見です。
仕立ておろしの訪問着を、はりきって着ていった私が無粋にみえるほど
さりげなく女らしいのです。仕草も女として、媚を売っていません。
自然体です。私は4日たっても忘れられません。あの方のようなものの
いい方ができるようになりたいです。
そして、もう一人は、このブログを読んでくださっている貴方に
すきやねん。
男を好きになるのが、ほんとの女らしさ。
私のブログを読んでくださって、
<もっと、自分をだせ>と言ってくださった方がおみえです。
年上の素敵な男性です。
チラシじゃないんだから、いいことばかり書かないでおこうと思ってはいましたが、
読んでくださる人の目を意識しすぎるようになってきたかもしれんと思います。
ま、はやいこというと、私がその方を好きになったのです。
<ひとりで、ねるときにはよ^~~。ひざこっぞがさむうかろう^~~>という歌を覚えている人は、たぶん50代、もしくは、その予備軍で40代後半かな?
省エネということで、湯たんぽが売れているそうですよ。
しっかりと湯を捨てやすくするために、プラスチック製の湯たんぽは
口元が飛び出ているそうです。
昔ながらの金属製の湯たんぽは飛び出ていないそうです。
私の子供のころは、<しながわあんか>でした。これに入れる豆炭を
ガスの火で起こすのが、子供の仕事でした。
豆炭というのは、炭俵からこぼれた粉炭をかき集めて、、にかわだったかしらん>でつないだものです。大阪、京都の舞妓を水揚げするような
お大尽も、もとは、これで財をなしたとききます。捨ててしまうようなものを、いかに集めて、売ることを考えたのでしょうね。その財を貯めこまないで、水揚げに流すところが粋。
陶器の湯たんぽはおぼえがありません。子育てのころ、<コンビ>という育児用品メーカーのものを
買いました。
冷たい布団にはいるのはイヤ。温まりすぎて、目が覚めるのではと
電気毛布も敬遠という人にいいかもしれません。
朝には、洗顔にちょうどいい温度まで冷めていてくれるわけですから。
湯を捨てるためでなく、洗面器に注ぎやすくするために、口元がでているのかもしれません。
私は、タイトルに<うたんぽ>とあげたように、<この歌を知っている?>とこの素敵な男性に話したいな。
お会いする日を楽しみに。ブログをよろしくお願いします。
また、意見を聞かせてね。
<もっと、自分をだせ>と言ってくださった方がおみえです。
年上の素敵な男性です。
チラシじゃないんだから、いいことばかり書かないでおこうと思ってはいましたが、
読んでくださる人の目を意識しすぎるようになってきたかもしれんと思います。
ま、はやいこというと、私がその方を好きになったのです。
<ひとりで、ねるときにはよ^~~。ひざこっぞがさむうかろう^~~>という歌を覚えている人は、たぶん50代、もしくは、その予備軍で40代後半かな?
省エネということで、湯たんぽが売れているそうですよ。
しっかりと湯を捨てやすくするために、プラスチック製の湯たんぽは
口元が飛び出ているそうです。
昔ながらの金属製の湯たんぽは飛び出ていないそうです。
私の子供のころは、<しながわあんか>でした。これに入れる豆炭を
ガスの火で起こすのが、子供の仕事でした。
豆炭というのは、炭俵からこぼれた粉炭をかき集めて、、にかわだったかしらん>でつないだものです。大阪、京都の舞妓を水揚げするような
お大尽も、もとは、これで財をなしたとききます。捨ててしまうようなものを、いかに集めて、売ることを考えたのでしょうね。その財を貯めこまないで、水揚げに流すところが粋。
陶器の湯たんぽはおぼえがありません。子育てのころ、<コンビ>という育児用品メーカーのものを
買いました。
冷たい布団にはいるのはイヤ。温まりすぎて、目が覚めるのではと
電気毛布も敬遠という人にいいかもしれません。
朝には、洗顔にちょうどいい温度まで冷めていてくれるわけですから。
湯を捨てるためでなく、洗面器に注ぎやすくするために、口元がでているのかもしれません。
私は、タイトルに<うたんぽ>とあげたように、<この歌を知っている?>とこの素敵な男性に話したいな。
お会いする日を楽しみに。ブログをよろしくお願いします。
また、意見を聞かせてね。
自分の店を持ちたいと思ったときに、絶対反対ではないですが、規制をかけてくれた人がいます。
松尾さいさんは、<家賃を払わんということはない>といってくれました。
当時の配偶者は、<やながせでしか、店をもてんのか>といってくれました。
当時の住吉町、坪井ビルの家賃は10万。
坪井静枝さんが大家さんでしたが、酸いも甘いもかみわけた苦労人という方で、芸者時代の美しさと賢さは、80歳をこえられてもよくわかりました。
3年契約で始めましたので、何が何でも3年、歯を食いしばろうと覚悟しました。店を持ちたいと思った時に、3年で300万円を貯めましたので、3年なら、なんとか頑張れると思ったからです。
お亡くなりになりましたが、この大家さんには教わることが多かったと思います。
と、いっても、全身リューマチで、お部屋から、一歩も出られませんでしたので、月に一度の家賃の支払いのときと、私が、美味しいものをもって、ご意見をうかがいにいくときだけのおつき合いです。
やながせに店を持ったおかげは、無形にあります。
有形のものは、やながせの店の、エアコンと流し台 ガス台 調理台 食器棚に冷蔵庫 湯沸かし器、椅子12客を持って帰ってきただけですが、これらを、新しく作るとうふ工房などに徹底利用しました。
無形は、∞です。人の心は大きいです。喜怒哀楽のりこえて、素晴らしいです。家賃を払ってよかったと思います。こうちゃんは、金津園の大衆店の黒服でした。
昨日、こうちゃんに会って、いい話を聞きました。
スチューワデスのまいちゃんは、1億の借金を返して、普通の結婚をした、伝説のかわいこちゃんです。
まいちゃんの借金は、その当時の彼氏のバカラ賭博を負ったことからだそうですが、借金を返すまで絶対に遊ばなかったそうです。
体を張って、身も心も殿方に捧げる仕事なので、みんな、別の殿方に流れてしまうのです。
内緒ですが、ソープとホストクラブは同じ人の経営?
松尾さいさんは、<家賃を払わんということはない>といってくれました。
当時の配偶者は、<やながせでしか、店をもてんのか>といってくれました。
当時の住吉町、坪井ビルの家賃は10万。
坪井静枝さんが大家さんでしたが、酸いも甘いもかみわけた苦労人という方で、芸者時代の美しさと賢さは、80歳をこえられてもよくわかりました。
3年契約で始めましたので、何が何でも3年、歯を食いしばろうと覚悟しました。店を持ちたいと思った時に、3年で300万円を貯めましたので、3年なら、なんとか頑張れると思ったからです。
お亡くなりになりましたが、この大家さんには教わることが多かったと思います。
と、いっても、全身リューマチで、お部屋から、一歩も出られませんでしたので、月に一度の家賃の支払いのときと、私が、美味しいものをもって、ご意見をうかがいにいくときだけのおつき合いです。
やながせに店を持ったおかげは、無形にあります。
有形のものは、やながせの店の、エアコンと流し台 ガス台 調理台 食器棚に冷蔵庫 湯沸かし器、椅子12客を持って帰ってきただけですが、これらを、新しく作るとうふ工房などに徹底利用しました。
無形は、∞です。人の心は大きいです。喜怒哀楽のりこえて、素晴らしいです。家賃を払ってよかったと思います。こうちゃんは、金津園の大衆店の黒服でした。
昨日、こうちゃんに会って、いい話を聞きました。
スチューワデスのまいちゃんは、1億の借金を返して、普通の結婚をした、伝説のかわいこちゃんです。
まいちゃんの借金は、その当時の彼氏のバカラ賭博を負ったことからだそうですが、借金を返すまで絶対に遊ばなかったそうです。
体を張って、身も心も殿方に捧げる仕事なので、みんな、別の殿方に流れてしまうのです。
内緒ですが、ソープとホストクラブは同じ人の経営?
お客様というか、スタッフ予備軍に、SINGOくんがいてくれます。
若くて、背が高くでかっこいいのです。R大卒業後、東京での就職が決まっていましたが、
自分の中のレジスタンスでしょうか?どうしても、このままではいやと思いを一生懸命に
ご両親に話して、いま、フリーターであります。
昭和の匂いのするもののコレクターということで、松尾家の母屋建て替えもあっての出会いです。
1~2時間話を聞いてほしいということで、時間を作りました。
ちょっと意見をしたかったのですが、今日のところは聞くことだけにしました。
私にとっても、、たぶん初めての経験です。彼は純粋なのかな?。彼女よりも、いまはビジネスを
成功させて、2年後に月収200万になりたいそうです。たくさんの新聞の切り抜きなどをみせてもらい、意欲と努力は、評価したくなりました。
2年後には、継続の評価ですね。どんな、いいことも続かなくてはなんにもなりませんし、いいかどうか、わからなくても続いていけば、きっといいことにまちがいありません。
私は、素人で店を持って、何とか続けさせていただくことで、これだけは保証します。
私を見守ってくださっている方からの桂庵の評価を書きます。
1、豊満な肉体。<けっしてデブではない。>
2、くちうるさい。<親身になる。>
3、屋敷はいいもんな。<やながせに店を持って、2年目に無謀といわれても
この不景気に2軒目を本町5丁目に作った甲斐がありました。>
1番大切な料理の評価は、縁のあった懐石の達人にお願いしましたら、
独創性。私にしかできない料理。
どんな材料にも、愛情をこめて、生かしきる。
気さくで、おごりのないところが、接客業の立場からみると新鮮だそうです。
私の店は、完全予約ですが、休みません。
一客一亭の良さといっていただいておりますが、他のお客様と、全く
遭遇することがございません。
コースで2000円<税別>からさせていただいております。
前菜から、飯汁までで10品ほどです。水菓子のあとで、抹茶と
お菓子もお出しさせていただいておりますが、お好みで、御到着時に
お出しすることもございます。よろしくお願いします。
若くて、背が高くでかっこいいのです。R大卒業後、東京での就職が決まっていましたが、
自分の中のレジスタンスでしょうか?どうしても、このままではいやと思いを一生懸命に
ご両親に話して、いま、フリーターであります。
昭和の匂いのするもののコレクターということで、松尾家の母屋建て替えもあっての出会いです。
1~2時間話を聞いてほしいということで、時間を作りました。
ちょっと意見をしたかったのですが、今日のところは聞くことだけにしました。
私にとっても、、たぶん初めての経験です。彼は純粋なのかな?。彼女よりも、いまはビジネスを
成功させて、2年後に月収200万になりたいそうです。たくさんの新聞の切り抜きなどをみせてもらい、意欲と努力は、評価したくなりました。
2年後には、継続の評価ですね。どんな、いいことも続かなくてはなんにもなりませんし、いいかどうか、わからなくても続いていけば、きっといいことにまちがいありません。
私は、素人で店を持って、何とか続けさせていただくことで、これだけは保証します。
私を見守ってくださっている方からの桂庵の評価を書きます。
1、豊満な肉体。<けっしてデブではない。>
2、くちうるさい。<親身になる。>
3、屋敷はいいもんな。<やながせに店を持って、2年目に無謀といわれても
この不景気に2軒目を本町5丁目に作った甲斐がありました。>
1番大切な料理の評価は、縁のあった懐石の達人にお願いしましたら、
独創性。私にしかできない料理。
どんな材料にも、愛情をこめて、生かしきる。
気さくで、おごりのないところが、接客業の立場からみると新鮮だそうです。
私の店は、完全予約ですが、休みません。
一客一亭の良さといっていただいておりますが、他のお客様と、全く
遭遇することがございません。
コースで2000円<税別>からさせていただいております。
前菜から、飯汁までで10品ほどです。水菓子のあとで、抹茶と
お菓子もお出しさせていただいておりますが、お好みで、御到着時に
お出しすることもございます。よろしくお願いします。
薬膳ということを、一茂くんがたづねてきました。
なんといっていいかな?
薬膳ということでは、お寺さんの精進料理が有名かな?
岐阜では、
関ヶ原の妙応寺のくこ料理を思います。
また、長良川ハイツの薬膳料理を思います。
クコの実は赤い実です。
枸杞と書きます。英語では、boxthorm,,または
Mathrimony vineです。
ナス科の落葉低木で2~3m 全体に粗大な棘を持ち、夏に薄紫の小さな花をつけ、秋に赤い実を結びます。
春先の若芽は熱湯にくぐらせて、塩水にさらし、ご飯に仕立てます。
熱湯にくぐらせて陰干し、ほいろにかけて、粉末にして煎じたものをお茶にします。
赤い実は、果実酒にしたり、懐石のあしらいとして応用範囲が広いです。
動物性蛋白質の取りすぎを防ぐ、毒消しとして鍋ものに入れたりも、いまの季節にはおすすめです。
薬効は、ベタイン メチニオン レシチン ルチン カルシウム
ビタミンB1 B2 C等を含みます。
以前に酒器ということで、いつかというお約束になっていた<カンピン>という焼き物を使って、即席の薬酒をお出ししてもいいかな?
カンピンは癇瓶と書いて、日本酒のお燗をするための器で、直接火にかけられる調理道具でもあります。薬効成分の抽出が即効なところが取り柄です。
その形からして、鳩がうずくまったところをみて鳩徳利ともいいます。突っ込みということもあります。
懐石の達人によれば、岩魚の骨酒にいいそうです。
野趣豊かなら、丼でもかまわないようなものですが、秋の夜長に、ゆっくりと、美味しいものを楽しんでいただくなら、ゆっくりと酒も楽しんでいただきたい。ゆっくりと楽しんでこそ薬効になるものです。楽という字に薬草の草冠がついてこその懐石です。
もともと、懐石の語源は僧侶が修行のため、空腹を養うために、石を温めて懐にいれたところからです。禅においては食事のことを薬石とあらわすこともありなん。
動物性蛋白質のものを食べるときは、薬としての扱いです。医食同源こそは、ここですね。
なんといっていいかな?
薬膳ということでは、お寺さんの精進料理が有名かな?
岐阜では、
関ヶ原の妙応寺のくこ料理を思います。
また、長良川ハイツの薬膳料理を思います。
クコの実は赤い実です。
枸杞と書きます。英語では、boxthorm,,または
Mathrimony vineです。
ナス科の落葉低木で2~3m 全体に粗大な棘を持ち、夏に薄紫の小さな花をつけ、秋に赤い実を結びます。
春先の若芽は熱湯にくぐらせて、塩水にさらし、ご飯に仕立てます。
熱湯にくぐらせて陰干し、ほいろにかけて、粉末にして煎じたものをお茶にします。
赤い実は、果実酒にしたり、懐石のあしらいとして応用範囲が広いです。
動物性蛋白質の取りすぎを防ぐ、毒消しとして鍋ものに入れたりも、いまの季節にはおすすめです。
薬効は、ベタイン メチニオン レシチン ルチン カルシウム
ビタミンB1 B2 C等を含みます。
以前に酒器ということで、いつかというお約束になっていた<カンピン>という焼き物を使って、即席の薬酒をお出ししてもいいかな?
カンピンは癇瓶と書いて、日本酒のお燗をするための器で、直接火にかけられる調理道具でもあります。薬効成分の抽出が即効なところが取り柄です。
その形からして、鳩がうずくまったところをみて鳩徳利ともいいます。突っ込みということもあります。
懐石の達人によれば、岩魚の骨酒にいいそうです。
野趣豊かなら、丼でもかまわないようなものですが、秋の夜長に、ゆっくりと、美味しいものを楽しんでいただくなら、ゆっくりと酒も楽しんでいただきたい。ゆっくりと楽しんでこそ薬効になるものです。楽という字に薬草の草冠がついてこその懐石です。
もともと、懐石の語源は僧侶が修行のため、空腹を養うために、石を温めて懐にいれたところからです。禅においては食事のことを薬石とあらわすこともありなん。
動物性蛋白質のものを食べるときは、薬としての扱いです。医食同源こそは、ここですね。