うすときね

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2009-12-27 11:41
生きていることは、とわに繋がること。
とわは、PCで変換すると、永久になりますが、永遠と書きます。

お正月のお餅つきは、27日と28日がピークみたいですね。
松尾家では、私の小学校6年生まで、<昭和45年>くどに蒸籠をしかけて、ついていました。子供でも手伝って、お飾りをつくりました。

杵は木製ですが、臼は石でしたので、つくまえに、湯を入れて、温めていたように思います。この間の母屋の解体のときに処分したので杵はもうありません。臼は、とうふ屋桂庵の庭を造る時に、モジュールにと生かしました。

餅つきをしませんので、語る資格がないのですが、一茂くんからの発信が、杵と臼なので、
ちょっと、お話いたしました。今回はお読み捨てくださいませ。


杵は、臼の中に入れた餅をつくのに使う道具です。丸太のなかほどを細くした竪杵と丸太の横に長い柄をつけた横杵とあります。松尾家では、横杵でした。つき手は、松尾巌さんで、嫁さんの松尾とくさんが、返し手でした。
重い杵を振り下ろすのですから、よほど、二人の気が合ってなくては危険です。
いつも、喧嘩ばかりしている二人でしたが、餅つきの気合は素晴らしかったですね。
お供え用にまあるく餅をまとめるのは、月の満ち欠けを暦の目安にして、農耕に携わってきた証です。餅は望と重ねて、なにごともまあるくおさまって、満ちたりることの証です。
餅をつくときの、ぺったん、ぺったんという音は、生きている証です。

正月のみならず、節句、祭り、出産、年祝い、建築祝いなど、慶意を表すべき機会には、必ず餅をつくとされてきました。
餅米でなくとも、臼でつかなくとも、草餅、柏餅、葛餅、牡丹餅。餅とされてきています。
なによりも、餅代として、賞与といえなくても、いただけるのはありがたいことでした。

ぺったん、ぺったんという連続の音は、生きているからこその、とわを感じませんか?
餅つけないから、嫁さんのしりをたたくなんて、最高や。
 
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