和と同

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keian 2010-3-8 13:25
若い人と一番、てっとりばやいつきあいは、、買い物をするときに、同じ、買うなら若い人から、買うことです。
私は、レジでも、若い人の列に並ぼうかな?
美容院でも、理容院でも、毎月、必ず行くところは、若い人がいる店がいいかな?

やながせのチェーン店にお邪魔していますが、人の入れ替わりも、激しいのに、必ず私のことを覚えてくれています。
毎回、眉の形を相談します。
私は、眉墨がいりません。ほんの少し、かきたすだけです。
メイクも口紅とここだけです。
だから、毎回、相談します。毎回、違う人がしてくれますが、ここちいいです。
たとえ、ちょっと、凛々しい眉になっても、次の月には、イメチェンします。
私の職業も知っていてくれます。若い人との会話は、このいっときだけです。だから、陰口になりません。自分の愚痴も言いません。

今日は店長さんが、担当してくれました。
彼は35歳です。7名のスタッフですが、20代が多いです。
私の歳半分と冗談もいいます。
きびきびしている動きは、ここちいいです。

ここちいいってどういうことかな?
考えていたら、思い当たりました。
論語の中にあります。君子は和して同ぜず、小人は動じて和せず。
君子は他人と心から一致するが、うわべだけ同調することはしない。
有名な言葉だが、和、心から打ち解けて友となるのと、うわべだけの
友となるの違いはどこにあるのでしょうか?
お世辞をいわれるよりも、
毎回、今回限りと担当をしてもらい、また、その仕上がりは満足です。わりきることは、
はいりこまないことでしょうか?
もう、すでに,はいりこんでいるお付き合いの調整は難しいから、時間を考えることかな?
この店の所要時間は30分で、1575円です。
私の師は、この点は徹底していましたね。電話でも、<3分だね><5分だね>と低い声で最初に言われます。話す方は、時計を見ながら、話します。
この、短い時間だからこそ、相手がよく理解できるのだと思います。

こうざんじ

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keian 2010-3-7 13:09
有田からの発信です。
有田焼によくある図柄ですが、
脇に、高山寺と銘とは別にはいっていますが、何でしょうか?

降参。
私は、この図柄のモノを、ひとつも持っていないのです。
自分が好きでなかったので、買わなかったのでしょうね。
それでも桂庵。料理屋をさせていただくには、自分の嗜好は脇におくことと、
かって、師の村上祥子に教わりました。
自分が好きなものを食べるのなら、別の仕事をして、そのお金で、食べに行くこと。
料理屋は食べていただくところで、お金をいただくところです。

この機会に、好きでないことを考えました。

どうも、うさぎにかっぱの図柄が目につきます。
うさぎは、人間と密接な関係な動物とされており、温厚で柔軟な人柄を表すのでしょうか?
掛け軸の図柄にだけは、あまりないのですが、うつわ<焼き物>には、多いのです。
人に好かれやすいのは、売りやすいので、作家もこれを描くことを、手習いにします。
かって、ロゼ画廊というところに、出入りをしていたときに、中堅どころの作家にききました。
対して、かっぱは、見事に皮肉です。
知ってはいるけど、どうしていいのかわからないというので描きにくいのです。

人間の好き、嫌いを考えるうちにたどり着いたのが、鳥獣人物戯画です。
鳥羽僧正作とされておりますが、東京、京都の国立博物館に寄託されております。
これのあったお寺が、高山寺です。
京都市街から、国道162号線で、北に入っていくと、三尾という集落にたどり着きます。
神護寺、西明寺,高山寺の名刹が点在しています。
紅葉の里として、あまりにも有名です。紅葉は、大好きですが、そのことで、高山寺のもっと、素晴らしいところに気がつきませんでした。
栄西が、中国から、持ち帰った茶の実を植えた最古の茶園もあります。
好きでないことを尋ねて、本当によかったです。
いま、高山寺のうつわを購入する予定はないですが、心に残りました。
鳥獣人物戯画の精密な模写があります。

ちゃわんむし

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keian 2010-3-6 11:04
茶碗蒸しについて書きます。
まずかったからです。
私は、外食のときに、いままでは、絶対に残したことがありませんでしたが、今日は、これを食べたら、美味しいものを作ることはできなくなると、勇気をもって、残しました。

いま、松尾太郎くんが腎臓の透析及び、食事療法のために、県病院に入院しています。
私は、毎朝、建て替わりつつある母屋の写真を撮っては、見舞いにと届けています。
デジカメで撮って、プリントアウトすることで、便利になった世の中を、大正生まれと
共感しているつもりです。完成の日まで、また、一日も長く、新築の家に住んでほしいからです。

今朝は、朝食をとっていないことを幸いに、病院の近くの喫茶店に入りました。
350円の珈琲、紅茶にモーニングサービスで、トーストとみそ汁、茶碗蒸し、バナナがつきます。
減塩志向なのでしょうか?
ものすごく、みそ汁がうすかったのです。
それよりも、茶碗蒸しの具にねぎとふとコーンの缶詰だったのに、吃驚しました。
青みは、三つ葉かほうれんそうに限ります。
ねぎを入れることはあっても、それなら、銀あんをかける別物にしなくてはなりません。
これは、茶碗蒸しであっても、だしの中に、卵を1個を、ぽとんとおとし、、蒸し上げます。
白身がかたまり、黄身にまくがかかるくらいになったら、火をとめます。
銀あんをかけておだしします。別名、おぼろむしと申します。
おぼろ月夜のように、卵をみたてているからでしょう。

茶碗蒸しもかきたま汁も、卵とだしで作ります。
卵液のかたまり具合で美味しさが決まると思っていました。だしの量で、クリーミーさが決まると、割合の研究に一生懸命でしたが、
おかげで,今朝は開眼しました。だしではなく、水割りの卵液の方が、すが立たないけど、
まずいこともよくわかります。
また、かって、板前さんとうなぎを食べたときに、ついてきた漬物を、彼がなぜ残したのかが、わかりました。つければいいのやないでね。

さびしさ

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keian 2010-3-4 22:59
主婦の気持ちをあらわすのに、
亭主達者で留守がいいは、もう、格言ではなくなったのでしょうか?
配偶者が、突然、今日は会社休みといわれると、ペースが狂ってしまいませんか?

淋しさは、一人一人のものですから、共有はできません。
だから、好きになったら一緒に暮らすのですが、それぞれが、仕事も含めて、別の世界を持っていると、家族といえども、淋しいです。
昨日のブログに書いた、村上さんのお宅は、完全なる亭主関白の家庭でしたから、御主人が在宅のときは、外出もひかえ、当然のことながらも来客も、お断りでした。
家事も家計も、一切、手も口も出さないという徹底ぶりでした。

友だち的とは言わなくても、安易に頼むことをする私を、当時の配偶者は、どう、思っていたでしょうね?歳が離れていたので、可愛いと思っていたのでしょうか?
いつか、聞いてみたいものです。
私のモノのいい方は、亭主関白の殿方には反感を買いそうです。
<して>はいけません。
<していただけないでしょうか>だそうです。
もっとも、こんなことを、書いているあたり、私は淋しさに弱い人間に違いありませんね。

書くことのお薦めでいい話があります。
紙の上半分に、淋しいことを書きます。
紙の下半分に、事実だけを書きます。
そうすると、上半分は、たくさん書けても、下半分は、少しだけ、書くことになります。
上半分は主観的事実で下半分は客観的事実となります。

主婦の淋しさは、自分のペースを乱されることにあります。
主婦は、一人の営業職であって、部下も上司も同僚も何もいませんから、、
うちの松尾とくさんは、へそくりの大名人でした。
淋しさをまぎらすためには、数字の積み重ねがいいかもしれませんね。
とうふ屋桂庵の営業白書は、開店以来の赤字ではありますが、、
お客様の来店数と営業日数の更新が、淋しさをまぎらしてくれてます。
このブログも258回になりました。
毎日の松尾神社へのお参りも214日になりました。

なるみのおもいで

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keian 2010-3-3 20:18
朝日新聞 2月27日付けを見て、思い出しました。
NARUMI<鳴海製陶>という、高級洋食器ボーンテャイナの
会社があります。
私は、ここのミラノというシリーズを嫁入り道具にもってきました。
名古屋嫁入り物語のごとく、当時の岐阜でも、トラック3台分の荷物を持っていく時代でした。松尾太郎くんが、精出して働いてくれたおかげです。
結納の20倍の荷物を持っていきましたが、自分で買ったのは、
たぶん、これだけだったかもしれません。
食器棚に並べておくだけでも、ディナーセットには夢がありました。
鳴海製陶は、軍需工場に転用されていた時期もありましたが、1965
年から、ボーンテャイナの製造に本格的に取り組みます。
この時代を生きた方に村上さんという方がおられ、奥様と親しくさせて
いただいたことがあります。九州男児のご主人に仕える新潟のお寺さんの娘さんでした。
ご主人に、お帰りなさいとお迎えして、
<早かったですね>とうっかり言ったら、<早くてわるいか>と返されたそうです。私は子育ての真っ最中で、せっかく、憧れの専業主婦になれたのだからと、一生懸命に家事を覚えていました。

高度経済成長期以来、引き出物に重宝されたのは、洋食器は大きさや
形が均一で、どこのうちの食器棚にも並べやすく、強度が高く、
透明感が、よかったからです。並べてあるだけで、絵になったわけです。
また、百貨店でも並べてあるだけで、絵になったわけです。
オープンストックといって、何年たっても、買い足せること、1個から
始めて、フルセットを25年かけて揃えられるという、純情な乙女の
祈りみたいなものです。5年前に、カップをひとつ、
はじめて割って、高島屋に注文に行きました。飾りですから、調理道具
つまり、レンジにかけたりしませんから、長持ちしたのかもしれませんね。
そんな話から、NARUMIのライバルのSANGOや、
NORITAKEが、実は全部、発祥の地の地名からきていると教わりました。
私も、本町5丁目のとうふ屋を誇りに思っていますから、大切にします。

ごくろうさま

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keian 2010-3-2 18:10
ろくなことないわ。
ごくろうさまとおつかれさまについてです。
私は頼まれても、いやなことは断るくせに、すぐに、自分から手を出します。
お金を貸すこともあります。
計算高いので、借用証書もとりますし、請求もします。
利息はとりませんが、自分の心の満足をとります。

お金を返してもらいに、こちらから、でむきますが、相手の言葉に敏感に反応する自分が情けないです。
相手に言われたとおりのことを書きます。ブログのファンの皆様、どう思われますか?
 
<こちらから、いかなければいけないのに、きていただきまして、ごくろうさまです。>

それはないやろ。ごくろうさまは、目下にいう言葉やろ。

かって、私の接客の言葉が、めちゃくちゃと言われたことまでに、敏感に反応してしまいました。ずっと、さかのぼって、17年前からの縁まで思い出してきました。

穏やかに、生きていこうと思ったら、自分も、聞き流してもらえるように、軽くなることだと、やっと、気がつきました。
ごくろうさまの不愉快は、返してもらいたかったら、黙っていることと教えてくれた人がいます。ごくろうさまは年寄りの言う言葉やと聞き流しなさいと諭してくれた人がいます。

お金を100万円貸して、集金するよりも、100万円貯められるように、集金するほうがええわ。私は、すじみちを間違えていました。
昨日は、その殿方に同行して、眼鏡の買い物につきあいました。
今日は、その殿方に同行するために、スーツの下見に行ってきました。
2軒とも、量販店ですが、接客の一生懸命なこと。その言葉使いが、私にしてみれば、気分がわるくなるほどでしたが、敏感に反応してはいけません。

岐阜って、ええとこや。
全然、つながりのない人が、片方で落ち込んでいるときに、片方が拾い上げてくれる。
私の女将さん修行は、心穏やかにすることです。性急にならないことです。
聞き流すためには、言葉に敏感に反応してはいけません。<たあけ>になること。

びすけっと

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keian 2010-3-1 10:26
旭川動物園に行ったからと、若い人が、美味しいものをいろいろと送ってきてくださいました。
函館朝市のいかめし。

私は、もち米100%で作っていましたが、うるち米が75%です。
よし子のところで会う、イケメンのたけちゃんは、帯広出身ですが、うるち米だと言っていました。
いかめんたいこ
これも、今まで食べたことがない作り方です。皮がついていて、身が広く切ってあります。
えびせんは、濃厚な味です。
札幌農学校印ミルククッキーは、彼女の小学校時代を知っているだけに、感動モノでした。
彼女は、算数ができなくて、飼い犬のジミー初代とともに、勉強するよりも、ぼーっと
していたいという子でした。何もかも、遅れていましたが、ジミーが病気になったときに、
助けてあげたいというその一心で目覚めました。。
そして、私の一番大好きなマルセイバターサンドも入れてありました。
東京の、小川軒のレーズンウイッチも大好きです。スリジェのレーズンバターサンドも大好きです。困ることは、必ず食べてしまうほどの好物であることです。これがあるうちは、もう、何もいりません。定番の5個入りではなく、4個入りを買ってきてくれました。これも、初めてです。
どんなに、知っているモノでも、今、いただいたのは初めてですから、これは、初めですと御挨拶するのは、くださった方への心遣いです。師の村上祥子に、青竹にしこんだ水ようかんを送ったときのことですが、思い出す度に、肝が縮むことを通り越して、手をふりたくなります。
2月28日は、ビスケットの日。小さな焼き菓子をイギリス式には、ビスケット。
アメリカ式には、クッキー。フランス式には、サブレとよびます。こうちゃんの誕生日なので、師のレシピでお名前クッキーを焼きました。いつものレシピと違ったモノなので、私は
またひとつ、勉強しました。たくさんの殿方にプレゼントをしてきましたが、初めてのドキドキを忘れないで、作ろうと思いました。
 
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女将の著書
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