壁の勲章

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keian 2010-7-29 19:25
花火大会に向けて、1人でアチコチ掃除をしていたところ、疲れで変に力が入ってしまったのか土で塗ってある壁がボロボロッとはがれてきてしまいました。
この暑さでもろくなっていたのかもしれないし、年月が経ってはがれやすくなっていたのかもしれませんが、子どものお手伝いでも、雑巾を取って渡してくれたりしたらこんな風にはがれてこなかったかも、と1人でやることの限界を感じつつ、色々と思いを馳せてしまいました。

はげてしまった壁を見ながら思ったこと。

一つは、松尾とうふ店は子どももよく使いました。でも、子どもの使い方が上手だったなぁと思います。
お使いに行く道のりを教えるにも、ただ地図を書くのではなくて、子どもと同じ視線で道を見て、「ここをまーっすぐ行くと、桂ちゃんに○○が見えるやろ。そこを曲がると△△が見えるんや。ほんで…」といった具合に、子どもがわかりやすいように話してくれました。

そしてもう一つ。
やっぱり人は支え合って生きていかないといけないな、何でも1人でできるわけではないなぁ…としみじみ思いました。

私は今まで一匹狼で色々なことに挑戦してきて、人と一緒に何かをやったり、集団で行動するのが嫌いでした。人と一緒じゃないとできないのは、1人では何もできないからだと思ってきました。
でも、最近そうじゃないな、と思います。

実は最近、お客様の送迎用に車を買いました。その保険をかけるとき、私が単独で保険に入るとものすごく高額になってしまうのですが、近親者の会社関係で社員がみんなで入っている保険にすると安価で済みました。こういうところでも、今まではみんなと一緒というのが嫌だったけど、みんなで支え合うのはありがたいことなんだなぁと感じました。

さて、その新しい車ですが、
ワインレッドのHARRIER(ハリアー)で、ナンバーは
岐阜 301
ふ 73-54
です。

ご予約いただきましたら、この車でお迎えに上がります!

たーんおーばー

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keian 2010-7-28 19:30
目玉焼き

栄養管理室

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keian 2010-7-27 21:25
M病院にお客様が入院しておられ、お見舞いに伺っているうちに、私にも勉強になるからと、病院食を試食させてくださっておりました。とても親切に作られており、勉強になりました。
土用の丑の日には「お大事に」というメッセージカードが入れられており、思わず微笑んでしまいました。
メッセージのうなぎがかわいいので何とかと思っているうちに日にちがたってしまいました。やっと若い人の応援でブログにスキャンして入れます。

人により、またその日の体調によっても味覚は変わります。おいしいというのは何だと思いますか?
病院食でも作ってくださる方の心かな?
私が思うのに一汁三菜のうち、味付けのバランスもさることながら、野菜の使い方がすばらしい。野菜は同じ野菜、旬の野菜が多いです。それをいかに飽きさせないで出すか、調理の手間がかかっています。
私のお客様は1カ月の入院のうち、同じメニューがなかったと仰います。
それから、いつもどなたも必ず名前を優しく呼ばれながら、サービスをされます。
三日ほど入院してみたくなりました。栄養管理室の皆さん、よろしくね!

20100727_栄養管理室

マッコリはにっこり

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keian 2010-7-26 20:38
一茂くんからの発信は、マッコリの甕です。
マッコリは、韓国のどぶろくです。
どぶろくというのは、日本酒をろ過していないもので、白く濁っている酒です。ろ過していない分にアルコールも強く、雑味もありますが、フレッシュな感じで、丹波では、このタイプのワインも売り出しています。
アルコールに弱い人は要注意です。
美味しくて、おかわりしたら、足をとられます。
おまけに、美味しいものほど、冷蔵庫にいれておいても、1週間ともちません。
おまけに、私の大好きな月の桂という京都の酒は、1升びんしかありません。
アルコールに強いよし子ですら、<あれは美味しいけど、あれだけは、酔ったことがある>と明言します。明るく言えるのは、皆で楽しくバス旅行のときだったからです。
マッコリには、韓国のお母さんのつらい話もあります。
以前に、岐阜大学の医学部に細菌学を教えにきていらした、金先生にお部屋をお貸ししたことがあります。
何処へでも奥様を同伴される愛妻家でありましたが、儒教精神が徹底しておりました。
韓国では、奥様が働く階級と働かない階級で価値観が全く違っていたように思います。覚えたての日本語で、<私は勉強する、子どものために。>と教えてくださったことがあります。お料理自慢の専業主婦であることが、ステイタスなのです。
ホスピタリティのあるかただったので、日本で働く間に韓国の言葉を忘れてしまったような環境の青年たちとも、積極的に話をなさっていました。
青年のお母さんは、御主人が日本の女性と出奔して以来、厳しい労働で自分を育ててくれたようなことを聞きました。
恨みをエネルギーにするために、マッコリをあおっては、男もかなわぬ建設現場の仕事をしたようです。
マッコリはニッコリと笑ってこその酒です。甕からすくうときに喜びがなくては、いけません。

沖縄銀行本店のロビーには1石甕<180L>がありますが、これは、酒は泡盛でも、ニッコリしそうですね。

1,000人

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keian 2010-7-24 21:18
村上記念病院に入院をされているお客様のお見舞いに、毎日かよっています。
一人でさせていただいている店なので、こんなわがままもできるのですが、
私の条件は、時間指定はなしで、1品を届けることで、毎日の約束で500円としました。
師の村上祥子が、出産祝いは夕食のケータリング・サービスと40年以上も前に習ってです。
私の場合はビジネスライクに割り切らなくてはならないのですが、そこは
毎日の人情につきります。
4人部屋のこともあり、皆さんが食事療法を必要とされてないこともあって、喜んでいただけるのならと、4人分をもっていくこともあります。
もちろん、クライアントの了解もあってですが、損得をなしで、この仕事が大好きです。そして、臨機応変にあまりええかっこしないのが、秘訣かな?
 
毎日、通っていると、どなたとも、なんとなくかおみしりになります。
この病院には、1000人の方が働いておられます。
ホスピタリティーいっぱいです。
患者さんへのお声かけ、エレベーターの中での御配慮、みならうことばかりです。
やさしい目線にあうと、私もやさしくなれます。
このお仕事をお引き受けして、よかったです。

クライアントからのメッセージです。
この病院を紹介してくださったやまがせんせい。
執刀してくださったくさかせんせい。
担当してくださったまえだせんせい。
本当にありがとうございました。
また、前向きに生きるということで
手術を御自身の経験から、すすめてくださった社長。
郵便局で会ったら、すぐに聞きつけて見舞ってくれたすがくん。
医は仁術、人は情け。感謝です。

かきピー

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keian 2010-7-23 20:43
柿の種とピーナッツ どちらが好きですか?

とうふ屋桂庵では、完全予約ということになっていますが、これとても、
旧知のお客様とあれば、<今から行くコール>をお受けすることも
ございます。
お掃除とみだしなみの準備はおこたらないことにしていますが、
なにも材料がないこともございます。
受けた時点で、ひとつだけは、絶対の希望をおききします。
この日は、<かきピピー>でした。
もう、ごはんも食べたし、これから、風呂に入っていくとのこと。
私に会いたくて、また、私の店にお金をつかってくださるおつもりの
おひとりさまです。
こんなときは、
スナックのママになりきります。
早速、ローソンで105円で買ってきました。
袋から、そのままだしてはいけません。いくら袋をふっても、均等にまざってはくれません。あられが好きな方もみえれば、ピーナッツが好きな方も
みえます。両方を口の中でミキシングするのが好きな方もみえます。
お好みを思い出しながら、お皿に盛りつけます。
4枚の長方形の小皿を用意。
かきピーをひきたてるように、あとの3つを決めます。
1丁のとうふの中心のところのみ1切れ。
ちょっと、味の濃い目のかぼちゃ煮を2切れ。
きゅうりのぬかづけに一味をきかせて3切れ。
あとは、カウンターの照明のみにして、隣に座ります。

会話が御馳走。
<きょう、なんかええことあったの?>これは、私をかわいがってくださった<わかもと>のお母さん仕込みです。
私が店を持ちたいというのぞみを、一番初めにきいてくださった恩人です。

海外赴任

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keian 2010-7-22 20:59
チャンスととらえるか?
若い人の話ですが、御主人と同期で、彼女の方が収入はアップでしたが、
御主人の海外赴任に同行するにあたって、潔く退職したそうです。
男女同権といえども、社内規定は暗黙の了解でなりたっています。
アグネス・チャンというかわいこちゃん歌手が、職場に子供を同行ということで、話題になったのは、30年くらい前になるでしょうか?
新入社員ならトリス。若いうちはレッドかホワイト。中管理職ならオールド。部長でリザーブ。役員になったらローヤル。
飲むウイスキーだって、暗黙の了解があった時代です。ひねくれて考えれば秩序といってもいいかな?
もっとも、自分の家で飲む分には関係ありませんが、会社という社会に存在しているためには、さもありなん。

彼女は、これをチャンスととらえ、外国に5年いるうちに、なにかをつかもうとしています。
これを、スキルといわずしてなんといいましょうか?
彼女は、日本人としても小柄です。
150センチを切るそうですから、ネクタイの長さと同じです。
小さな日本人が、外国でなにをつかんでくるのでしょうか?
楽しみです。帰国したら、一番に桂庵にきてね。
トリスでもローヤルでも、タダ飲ませたるわ。あーあ、また、商売ぬきで
おおみえをきっちゃったわ。
彼女へのはなむけの言葉は、
知人とは、金を借りるほどには親しいが、貸すほどには親しくないこと。
知人と友人をごっちゃにせんこと。日本人は海外赴任になると、まちがえやすいそうですよ。
そんな話をしていたら、彼女は、相手の国の支社長夫人からのメールに
<一番は、その国が大好きです>と心をこめてメールを返すと、にっこりと笑ってくれました。彼女にチャンスあれ。チャンスの神様は、前髪しかないのです。しっかりとつかめよ。

うさぎ玉

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keian 2010-7-21 20:33
いつか、注文しようと、目のつくところに、ずっとはってあったのに、ああ、残念。
0120-222-555にやっと電話をしたら、もう、取り扱っていませんとのこと。
高島屋の通信販売は、4季があって、終了がある事を、52歳になって、初めて知りました。
ちなみに、岐阜の高島屋は、私が高校3年生のときに開店しました。
新岐阜や近鉄百貨店、長崎屋もあって、やながせが繁盛していた時代です。

私が注文しようとしていたのは、
うさぎ玉といって、小豆餡に大麦粉を混ぜた生地でくるみを包み、砂糖をまぶした東北地方に伝わる駄菓子です。
くるみ入りで1袋に12個入って6袋セット。送料込で3990円でした。
割高でも1袋を売ってくれるなら、即注文したのですが、欲深な私は、控えていたのがあかんかったわ。
なんでも、自分で作るというのは、美徳じゃないと反省。我ながら食い意地が張ってます。
大麦粉は、はったいこ、むぎこがし、こうせんのこと。

はなび

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keian 2010-7-20 20:13
花火大会の御案内をいたします。
桂庵では、開店以来、パーティにさせていただいております。会費1000円。
毎年、趣向は考えます。一番大切なことは、<花火はみんなの物>であり、一番の御馳走は花火です。
もっと、商売を考えなさいと言ってくださるお客様もおみえですが、
今年も、食べ物持ちこみOKでいきます。
毎年、楽しみにしていただいております串カツは、今年もY肉店が、美味しい豚肉を提供してくださいますので、美味しい生パン粉で揚げます。

<桃季>
これは、東京のホテルオークラの中華料理店の名称ですが、人が集まって幸せの意味があります。名店の流れをくむ静岡出身のシェフから、譲り受けて、只今は、床の間に書をかけておりますが、素晴らしい墨蹟ですので、ぜひ、ご覧になってください。
それから、今年から、食事を楽しんでいただくために、別のコーナーをご用意します。
そこに、生ビールをご用意します。中ジョッキで400円です。
麦茶と氷、冷水はサービスです。

8月には、美殿町の福丸さんが、かき氷を用意してくださいます。<1本焼きの鯛焼きで人気店です>

屋上へは、椅子を各自にご用意しますので、ゆっくりとみていただくことができます。

駐車場は、ありません。
ただ、御近所の方の好意で、1000円で借りることができるかもしれません。
ただ、限りがありますので、ごめんなさい。

店のトイレをおつかいいただけますが、
屋上に近い方がいいだろうと、301号室の方の御好意で、つかわさせていただけます。

桃季の名に恥じないようにと、女将としての度量をいってくださるお客様もおみえです。
みんなが楽しいようにと、みんなの希望をできるだけ、かなえたいのですが、私の力が
およばないことが残念です。
どんなことがあっても、ニコニコしていることやといってくださる、第1回からの応援団もきてくださるそうです。ほんとに花火の熱狂は別物。寿司屋のぐんちゃんいわく、<受胎が多い>。

ひとさだめ

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keian 2010-7-19 19:39
犬のジミーのドッグフードにアリがたかっているのは、見ていていややね。暑くて、かなわなくなります。
<アリの列 金のない日に おもしろい>
立川談志さんが紹介した古い川柳ですが、一列につながっているのは、童話のアリさんのおつかいで、勤勉な日本人の好きな話ですが、むらがっているのは、かってのエコノミックアニマルを思い出しますね。
なにもかも、ひとりでさせていただくのでは、忙しすぎて笑顔にかけると、竹おじさんにご指摘を受けました。

私のような、自分勝手な女についてきて下さる方がみえるのでしょうか?
かねがね、悩んでいたら、素敵な男性が登場。
スチュワードとして、8月中旬から、お願いする予定です。
松尾とくさんいわく、<くじら>号、ハリヤーという車にて、送迎をさせていただくことが、第一の仕事です。
料理を作るのは私ですが、彼には粋なところがあるので、<おのみもの>はまかせることにしました。
アイスピックでロック氷を割るだけでなく、まるい氷も作ってくれそうなので、乞うご期待あーれ。
また、偶然にも山本一力氏の本を推薦いただきました。
<だいこん>
つばきという主人公が、抜群の才覚で、料理屋を成長させていく話です。
人との縁をつないでいくには、呼吸があるのですが、書ききれませんので、人を雇うということに限って書きます。
 
P320 おせきさんを採用
お店の繁盛につながるひと、縁起のよいひとをお選びなさい。
1、 笑顔がきれいなひと
2、 骨惜しみをせず、腰の軽いひと
3、 声が明るいひと
4、 好き嫌いを言わず、出されたものは残さず何でも食べるひと
P440 おそめさんを採用 プラス、おきちさんとおかねさんを採用。
1、 料理に長けていること
2、 おそめの差配に従うこと
3、 勝手に休んだり、いきなりやめたりしないこと。
4、 給金をもらって働くということに、しっかりとわきまえのあること
 
〒500-8034 岐阜県岐阜市本町 5-23
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女将の著書
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