花餅

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ブログ
執筆 : 
keian 2011-12-13 17:34
飾り終わった後はどうするのかな?食べれるのかな?
と、大阪の男性から、メールをいただきました。
朝日新聞、11月28日付けの天声人語によれば、橋本徹氏の選挙になぞらえて、大阪人気質を、東京の情緒に対する大阪の合理と評していますが、
どうでしょうね。
私は、日本全国、男のロマンとケチかな?と思います。
土佐の姿寿司の豪快さの裏には、酒宴の翌朝は、残った頭と尾を焼いて、
呑み直し?はたまた、茶漬けにして朝飯前の仕事をかたづける。
なるほど、金と時間の信用が男の値打ちだと思いませんか?
大企業では、分担が明確になりますが、今の仕事先のような、歴史は長いが、少数精鋭のようなところでは、社長の生き方は、社運を決めます。
首都大学東京教授のお話によれば、
就活は、社長に会うことだそうです。
社長が立派だと思えれば、一緒に頑張ろうと思うようになるのだそうです。
<自分の店を続けたい>その一心で社長に会いました。
初めて、ダイヤの指輪をして、出勤しました。<?>の事は受けますが。
私の誕生石と共に、頑張りたかったのです。

花餅にもどります。
柳の枝や藁などに小さく丸めた餅をつけた飾り物です。
寒さの厳しい地方では、花が少なくなるので、餅を花にみたてます。
マユダマ、アワボ、という地方もあります。
メールの男性は、飛騨には、ロマンを持っておられますが、美濃には、出張が多いそうです。
岐阜は角餅ですが、飛騨では焼いて、美濃では焼かないように感じます。
両方とも、澄まし汁ですが、圧倒的に飛騨は具が多いです。青みにねぎを加えます。美濃は名古屋の影響が大きく、青みにもち菜と蒲鉾が入るだけです。具の少ないところを張りあって、かつおぶしを天盛りとします。
※これは、桂庵的雑煮比較論ですが、花餅から飛躍しすぎました。
花餅を愛でる優しい気持ちは男性ほど多そうですが、なんとなく、
花餅の食べ方においては、飛騨は、囲炉裏の灰でじっくりと焼いて、胡桃だれで、美濃は、植物油で揚げて、塩を振ってという感じがしませんか?
囲炉裏はないけれど、飛騨のロマンで食べたいという方は、テンパンにすのこをしいて、100度くらいのオーブンで焼いて下さい。
鋳物の無水鍋や、当節流行りのステンレスの鍋なら、ごく弱火にかけて、
網を宙釣りにします。オーブンの半分の時間で焼くことができます。
網は、170円のもち網でもかまいませんが、仕事先にある8角のステンレスの網をお薦めします。
蒸し器のサナにもなりますし、鍋敷きにもなります。
無精をしても錆びませんし、手荒にあつかっても、こわれません。

少しの花餅に手をかけるのは億劫だと思われるかたは、桂庵にお持ち込みください。合理的にまとめて料理しましょう。
 
〒500-8034 岐阜県岐阜市本町 5-23
TEL : (058)-262-4015
FAX : (058)-262-4015
URL : http://www.k-an.jp
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