おせち料理

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2011-12-20 17:13
ケイアンはこれでも料理屋です。
おせち料理も売りますが、クリスマス料理も売ります。
もう、てんてこ舞いのはずなのですが、そこは、なんといっても、主婦歴が31年です。忙中閑ありで、ブログをUPのはずなのですが、、、
ごめんなさい。書きたいことが有り過ぎて、気持ちの整理がつきませんでした。
ケイアンは、1人前4000円で、鮮魚の美味しさを生かしたおせちも
売りますが、それ以上に、自慢は棒だら煮です。
これは、クリスマスが終わってからでは間に合いません。
毎日、水を替えること7日間です。長女がお嫁にいくまでは、やっていてくれました。今では、シンガポールに届けても大丈夫のノウハウまで会得しました。笑顔がつくる喜びですね。
棒だら煮は、松尾家では、明治4年生まれの曾祖母伝来です。
岐阜では、人参と炊き合わせますが、恵那では、蒟蒻と炊き合わせる家もあります。手作りの蒟蒻があるからでしょうね。蒟蒻芋からつくるのは、
本当に骨の折れることです。
年間を通しての名物は、京都のいもぼうといって、海老芋と炊き合わせます
山形県の長井では、棒だらだけを煮ます。
山形の平田では、大根と炊き合わせます。
福島県の喜多方では棒だらだけを煮ますが、ここは、水戻しをしないで、
いきなり煮ます。少しでも、旨みを逃がさないためだそうですが、ケイアンも緊急の場合は、一度、こうして、炊いてみたいと思います。
富山県の魚津では、炒り煮や漬けものに入れて、不漁の時の緊急食だそうです。
山梨県巨摩では砂糖やみりんを使わないで、醤油のうす味で、棒だらだけを
煮ます。
鳥取県の境では、タラの内臓とともに、棒だらを煮ます。
熊本県の飽田では、牛蒡と炊き合わせます。
ケイアンの自慢は、もうひとつ。
黒豆を3種類煮ることです。かた煮とやわらか煮、洋酒みつ煮です。
それでも、黒豆50g分のレシピがある時代です。
師の村上祥子のクラスでも、今年は、黒豆も、田作りも、なますも、かずのこも教えていません。
ケイアンは幸せです。笑顔がみえるので、今年も作ります。

クリスマスのシュトーレンは作れなかったけど、師の伊藤幸子が送ってくれました。ブログのファンがハンプティーダンプティーのモノを送ってくれました。<食べるクリスマスリースや>と空威張りで、シナモンをきかせたドーナッツをお配りしました。

付記
私が一番食べたかったけど、注文し忘れたのは、大昔にお世話になったフジパンのベルナールというブランドのケーキです。
あんずジャムがサンドされていて、ホワイトクリームのデコレーションです。これに、アラザンを散らしたかったのに残念。
アラザンの中身は砂糖やでんぷんですが、錆びにくい金属の銀が着色料としてつかわれています。
銀の元素記号のAgは、ラテン語のargentumに由来します。その表面は
数万分の1ミリという薄い銀箔です。
今の仕事先は銀行の隣ですから、数100ミリの距離です。
 
〒500-8034 岐阜県岐阜市本町 5-23
TEL : (058)-262-4015
FAX : (058)-262-4015
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