人生はサプライズ

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keian 2012-1-31 7:07
サプライズは、喜びかな、悲しみかな。
とメールをいただきました。
私は自分勝手です。
相手は迷惑しているかもしれませんが、プレゼントすることが大好きです。
バレンタインデーも近いですが、最近は、<一番乗り>と称して、
節分前に配ります。
大概の方は、運よく?ホワイトデーを忘れてくださって?お返し?はないです。
私自身は、<!した相手の顔>をみるだけで、楽しいのですが、、、

小説は敗北?しましたが、またまた、ケイアン発熱?
笠岡市の教育委員会のOさんと電話をしていて、
<人生はサプライズ>というタイトルで書くと、思わず言ってしまいました。
本当に、口から、3日ばかり、先に生まれてきたようですね。
ちなみに、ジェトロによりますと、シンガポールの英語は、公用語であっても、一切、日本人が気にする、文法に時制に複数形を、全く、気にしないそうです。中国語も方言たっぷりで、マレー語も混ざっています。
サプライズに該当する言葉としては、
中国語の<アイヤー>
マレー語の<アラマ>があります。
なんか、楽しいですね。
シンガポールのローカルフードに
ヨントーフがありますが、これは、中華風のおでんで、もちろん、とうふも入ります。スープとドライ<あえもの>が選べるのも、サプライズですね。
また、麺も選べます。
麺は、MEE<ミー>です。
みやちゃんのお薦めは、<ホッケンミー>
中国福建風の黄色と白の2種類の麺の焼きそばです。
<渦福はあざなえる縄の如し>を思い出しては、日本でも作ってみましょうか?大蒜とラードを利かせるのがコツですが、食べたひとのほとんどは
サプライズかな?

とうふ屋桂庵物語

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keian 2012-1-30 8:49
ハンバーグのことを、もっと、書きたかったのですが残念。
次回に譲ります。メールは歓迎。メールの返信は24時間以内にお約束をします。
<ほんまもん>というドラマがありましたね。
テレビ自体は一度も観ていなかったのですが、情報というのは入ってくるもんです。桂三枝に宮川大助・花子と、キャストは最高でしたから、残念。
小説としては3冊。上巻のP92にレストランの語源はイタリア語のリストランテ<人を元気づける>とあります。
なるほどと思います。
死ぬ前に何を食べたいですか?
そして、それを食べて、元気になって旅立ちたいと思いませんか?
松尾太郎くんの母は、幸薄い女だったかもしれませんが、
好物は刺身でしたので、<赤い刺身がええか?白い刺身がええか?>と家族に見守られて、鮪と烏賊を食べたようなことを松尾とくさんに聞いたことがあります。私は、コーシャのチーズケーキかな?
師の村上祥子のブランドでは、直径10センチで5000円で、お洒落なパッケージで、エアポートの売店にあります。
1985年にレシピを手に入れて以来、私も作り続けていますが、死ぬ時は誰かに作ってもらって食べることができたら最高です。
家族以外に一人伝授していますが、楽しみです。
そうそう、
このチーズケーキと同じくらいのおつきあいの、まりなちゃんのママは、一番初めに喜んで食べてくれた人です。
小説のことを報告したときに、
<書くことができたのだから、敗北ではない>と言ってくれました。
エッセイを出版したときも、喜んで、小銭入れをプレゼントしてくれました。食べ物を通じたおつきあいは、はしたないかもしれませんが、幸せです。
桂庵物語

ハンバーグ

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keian 2012-1-23 17:41
  大人にも子どもにも人気のハンバーグ。外側にほどよく焦げ目がつき、かつ、
中まで火がきちんと通るように焼くのが、美味しさのコツです。

オムレツ

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keian 2012-1-13 10:55
オムレツの反響が多いですが、ちょっと、時間をください。
日曜日に頭をけがして、3針ほど縫いました。原因は幸福の価値観の
相違かな。広報ぎふの市長の話をお読みになれば、理解できるかな?
抜糸は、土曜日です。さすがのケイアンも、そんなにはできないことを
わかりかけてきたようです。スチュワードより。
✾✾✾✾✾✾✾
続、乞うご期待あ~れ

やっと、土曜日に抜糸が終わって、美容院でシャンプーしてもらって、月曜日に再診。こうして、ブログの続きを書いております。10日分のええことを書かなくちゃ。さすがのケイアンも、<土曜日の今からお願い>の仕事は丁重に辞退しました。オムレツは、今の仕事先の社長によれば、とろりとしたプレーンオムレツは、ホテルの朝食みたいかな?おかずとしてのオムレツは、ハムとか挽肉が玉ねぎのみじん切りとともにソテーされて入っているべきかな? 私は、プライベートでも、おかずがちょっと足りないときの助太刀がオムレツです。キューピー3分クッキングの立役者だった中村寿美子さんによれば、ハンバーグが一番人気だそうですが、、、なにはなくても、オムレツなら3分以内も可能です。フライパンを熱して、油をなじませて、とき卵を流し入れて、8割ぐらいの火通りで、フライパンの向こう側に寄せる。フライパンの柄を逆手に持って返す。私は、とき卵の味付けもしないで、勇敢に焼く代わりに、ここで、バターを卵2個分に対して、10gほどすべらせて、中身はふわふわで少しだけ、香ばしいを演出しますが、師の村上祥子の最新レシピでは、溶かしバターにして、とき卵に混ぜ込んでいます。そうそう、3分のなかでも、3秒がポイントです。スクランブルにして、寄せる前に、そのままで、3秒、さわらないで、、じっと待つことです。ホテルの朝食の様に焼きたいと、30年かかって、これに、やっと、気が付きました。もっとも、無意識にちゃんとやってきたことなのかもしれませんが、こうして、数字をあげて、どなたにでも、わかっていただくのには段階があるのかな? ちなみに、うちの階段のことは、いいませんが、神社仏閣の階段のことは<きざはし>といいます。広辞林によれば、②として、物事が成就する段階とあり。鎌倉の鳩サブレーで有名なお店に<きざはし>という銘菓があります。語感に魅せられて、なぞらえたお菓子を創って、ある会社の歓送迎会に差し入れしたこともあります。ケイアンは何事も一直線に進みすぎます。
墓にまで進むには、まだ、未練がありますので、怪我には気をつけます。
御心配をおかけしてすみませんでした。
そうそう、墓のことは<みささぎ>というそうですよ。これは、松尾さいさんに教わりました。オムレツの詳しいレシピはメールをください。個々に
段階を踏んでお話できるといいですね。

鏡開き

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keian 2012-1-10 19:01
鏡餅は食べましょう。
きっと、御利益があります。
お供えしただけではいけません。
鏡餅をお供えしたときは、歳神様をお迎えする、清々しい心だったでしょう。鏡は自分の心の映しです。笑えば笑うし、泣けば泣く。
だから、そのときの心に戻りましょう。
10日が鏡開きだったのは、お餅がここまでが限界で、カビるからです。
もっとも、包丁を入れる手間を思ったら、3日の方がいいかな?
大きなお餅も、飾りだけで、中は、小さな丸餅が一杯入っているモノを
今年は、松尾さいさんも選んできましたから、時の流れかな?
餅ではなくて、ビニールに入ったお砂糖のこともあるかもしれません。
思い出すのは、ふぐ料理の<あきら>さんに豆腐を買っていただいていた頃のことです。本当に大きな鏡餅でした。もう、ひびわれてどうするのかな?
と他人事ながら、お聞きしたら、買った<あわ餅屋>さんが、持ち帰り。
大きいなりに蒸しあげ直して、つき直して、おぜんざいにしてくれるのだそうです。
<よかったら、食べにいらっしゃい>と言って下さいましたが、なんとなく
恥ずかしくていけませんでした。私でも、結構純情なんです。

お正月の飾り
門松を、竹おじさんのおかげで手作りしました。
赤い実のなる木は南天に万両、千両。
もちろん、松に青竹とそろえて、足元には、葉ボタンを植えこみました。
あとは、何にしようかと悩んでいたら、偶然にも、高野槇と金柑を買うことができました。
松尾太郎くんの母は婚家に縁の薄いひとでした。
豆腐を作るために、一日中臼を挽いていてくれたそうです。
その人を偲んで、高野槇だけは、せめて、2月3日まで、心をこめて、水替えをしようと思っています。
金柑は煮て食べます。
最近は、完熟といって、宮崎では、糖度16度の2Lサイズを生食に
プロモーションしています。
樹の熟成が210日以上だそうですよ。
これを、皮ごと食べて下さいとお出ししたこともありますが、、、、。

養老伝説

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keian 2012-1-8 15:31
1月8日は日露戦争の年に、米屋からとうふ屋になった
松尾家にとっては、大切な日です。
<ようかぶき>の日にとうふを食べると、無実の罪にとらわれないという
故事にのっとての開店でしたが、実のところは、米屋がどうにもならなくて、死んだ気になって、子供の手足が伸びるまで働こうというところでした。
松尾太郎くんが、温泉に入りたいと言い出しました。
私は女ですから、大浴場に付き添って入ることができませんので、困っていましたが、妙齢の男性二人が立候補してくれましたし、松尾さいさんが、道中の世話は引き受けてくれましたから、家で、養老伝説にまつわる料理を作りながら、お留守番です。松尾とくさんは、長男の大きな買い物?の後見人を引き受けたそうで、出発間際にドタキャン。いくつになっても、
親は親、子は子。どちらかが死ぬまでが養老なのかな?

養老豆腐は、すりおろしたヤマノイモをすり鉢でよくすり、寒天をだしで煮溶かしたものと混ぜ、箱に流し入れて冷やし固めたものですが、これを、
天突きでついて、清流のごとく盛りつけます。老人が食べやすいように、
薄味のだしをはって、山葵を添えます。
牛乳で作ったものが、滝川とうふといいますが、これは、皆様ご存じでしょう。
両方とも、夏の料理であり、精進料理なら、年間を通して食べられます。
桂庵に御予約の際には、是非ご希望をおっしゃってくださいませ。
長く生きておればこそ、岐阜国体も2度目を観ることもできます。
<松尾太郎さんへ>と、前回の岐阜国体のメダルを届けて下さったブログのファンもおみえです。とうふ屋から、100年目に、私は、とうふ屋桂庵という
料理屋を持ちましたが、本当に幸せです。

付録
今の仕事先に、とてもよいスライサーがあります。
大根を丸ごと見事にスライスしてくれます。1000円とちょっとで買えます。
それを使って、大根3本を<寒椿>という漬けものを作りました。興味のある方はメールをくださいね。
浅漬けは新鮮で、サラダよりもしんなりとして、養老の人にも食べやすいです。ただ、浅漬けのような低塩漬けものは、塩を減らすだけでは無理です。
浸透圧を考えて、塩の半分を砂糖に置き換えることと、師の村上祥子に教わりました。1996年のことです。以来、空飛ぶ料理研究家は年齢不詳の若さで、飛び回っています。
市販の浅漬けの素もよくできています。メーカーの努力はスゴイ。
でもね、自家製には、昆布の旨みが野菜にからまって最高や。
ただし、昆布を選ばなくてはなりませんが、いろいろ、失敗した結果は、
昆布も野菜も新しくても<若>、古くても<老>それなりに、食べられます。
<人間もおんなじやて>
養老の帰途に<是>という酒を個人ながら奉納してきてもらいましたが。
お千代保さんのキツネ様がおっしゃっておられるように思います。

甘露柚子

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keian 2012-1-4 7:08
正月休みはないのですか?
と、メールをいただきました。
有るのか無いのか?
ずっと、キッチンにいましたし、出かけるときには、これでも、料理屋の女将です。着物姿です。道行コートが32年前の嫁入り荷物でして、如何にも流行遅れで丈が短いのが残念。娘の嫁入り荷物を借りるのも、正月早々はしたない。というわけで、いっそ、真っ白な割烹着です。
ケイアンのおせちは、ごらんいただくとおわかりですが、おひとりさま使用で柚子釜もつきます。いきおい、残った柚子の中身はどうするの?
ということで、おせちを買っていただいたお客様へのサービスで、甘露柚子というものを作り始めました。
昭和61年に師の村上祥子が西日本新聞に書いた記事がヒントです。
1個300グラムの花柚子が到来、1月いっぱいは、形がよいので、玄関に飾って楽しんで、香りがよいので、皮は少しずつおろして。汁やあんかけに散らして、果汁も絞ってとあります、種と下手は除くとあります。
桂庵では、柚子釜の中身そのもので作ります。
ですから、煮ている間は、種がポコポコと浮いてきますから、とても、
せわしないのですが、何かを達成しようとする楽しさもあります。
柚子は捨てるところがありません。
樹勢が強いことでは、柑橘類の中では一番です。耐寒、耐乾、耐湿ともに
強く、樹齢も長いので、他の柑橘類の接ぎ木の台にもなります。
砂糖もあらゆる種類を試してみました。水さらしに煮方に、漉し方とあらゆる方法を試してみました。みんな、それなりの美味しさです。
また、古いおつきあいのある方が、喜んでもらってくださったおかげです。
感謝。
大分の古後老舗の甘露柚子煉りという銘菓を取り寄せたこともあります。
慶応年間に初代精作氏が創成したとされる、雪月花という銘菓もまねて作ったことも有ります。
透き通った黄金色にたがえず仕上がったときは、一人でバンザイをします。
柚子と砂糖のみで作る菓子は火と水だけが頼りかな?
とうふは豆と苦汁のみで作れますから、火と水だけが頼りです。
松尾さいさんは、竈<ボイラー>と井戸<ポンプ室>に必ず、鏡餅をそなえます。私が引き継ぐ日は、娘としては一日も遅いことを願っています。

お雑煮

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keian 2012-1-1 20:12
あらたまりまして
おめでとうございます。
明けましてではないところがケイアンです。
これは、昨年の元朝式に尾張旭市で参加させていただいたときに、
会長先生のお言葉として聴いて、気にいっているものです。
唯、正月が来ただけではない。正月から、何を創めるかである。
ケイアンはブログの更新であり、日本のええとこを食を通して伝えるかであります。そのためには、5時の目覚ましコールで美味しいものを作っては、配っております。着物姿で仕入れ先へ、御贔屓へ、御挨拶にあがり、
幸せです。

時代が変わりました。
お約束のない方の訪問は玄関先で、おせちも雑煮もふるまうこともないようです。誰かれとも、<座敷でまあ一杯>はええ時代だったかな?

雑煮も然り。
生まれ育った故郷の味。家の味。その伝承のために正月はあるのではと思います。
田作りをくっつけないようにする知恵を、私も含めて、料理研究家は書いてきましたが、、大阪のある男性は、<家族がバラバラにならんように、くっついておらな嫌や>と指摘され、なるほどと思いました。
南北3000キロの日本列島では、多様な雑煮があります。
材料然り、作り手も然り、食べ手の心意気も然り。
汁ものの中では雑煮はハレの日。
30000キロの海岸線の日本では、魚介類の旨みをふんだんに生かします。
切り身にならなくとも、すり身にして、また、骨皮だけでも出汁をとります。
かつお節の出汁に花かつおをのせるだけの美濃の雑煮は、おせちを生かすためにあるのかと思っています。
そして、飛騨の鰤正月は憧れです。なんてったって、今年は田川さんという妙齢の男性が、神岡の奥様の実家に頼んでくださって、見事な天然鰤をくださいました。美味しいところばかり<カマちゃん大集合>です。
鰤のカマは鮮度もですが、それ以上に捌き手の腕で決まります。
そのまま、嘗めたいほどの切り口です。
塩を振って焼きました。シンガポールの長女に届けてやれるように、
酒に砂糖に醤油を同割で煮ました。水は一滴も加えません。
背に腹に身の味がそれぞれで最高です。
ああ、塩鰤にしておいて、熱湯をかけて湯引きして、大根と人参はイチョウ切り、里芋は乱切り、椎茸もいれてと、野麦峠を越えて信州の鰤雑煮。こんな鰤の出汁の雑煮なら、美味しい酒の相手もつとめます。来年の正月に
乞うご期待あ^^れ。
新春のケイアンの酒はコレ。お待ち申しあげております。お雑煮
 
〒500-8034 岐阜県岐阜市本町 5-23
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