お雑煮

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2012-1-1 20:12
あらたまりまして
おめでとうございます。
明けましてではないところがケイアンです。
これは、昨年の元朝式に尾張旭市で参加させていただいたときに、
会長先生のお言葉として聴いて、気にいっているものです。
唯、正月が来ただけではない。正月から、何を創めるかである。
ケイアンはブログの更新であり、日本のええとこを食を通して伝えるかであります。そのためには、5時の目覚ましコールで美味しいものを作っては、配っております。着物姿で仕入れ先へ、御贔屓へ、御挨拶にあがり、
幸せです。

時代が変わりました。
お約束のない方の訪問は玄関先で、おせちも雑煮もふるまうこともないようです。誰かれとも、<座敷でまあ一杯>はええ時代だったかな?

雑煮も然り。
生まれ育った故郷の味。家の味。その伝承のために正月はあるのではと思います。
田作りをくっつけないようにする知恵を、私も含めて、料理研究家は書いてきましたが、、大阪のある男性は、<家族がバラバラにならんように、くっついておらな嫌や>と指摘され、なるほどと思いました。
南北3000キロの日本列島では、多様な雑煮があります。
材料然り、作り手も然り、食べ手の心意気も然り。
汁ものの中では雑煮はハレの日。
30000キロの海岸線の日本では、魚介類の旨みをふんだんに生かします。
切り身にならなくとも、すり身にして、また、骨皮だけでも出汁をとります。
かつお節の出汁に花かつおをのせるだけの美濃の雑煮は、おせちを生かすためにあるのかと思っています。
そして、飛騨の鰤正月は憧れです。なんてったって、今年は田川さんという妙齢の男性が、神岡の奥様の実家に頼んでくださって、見事な天然鰤をくださいました。美味しいところばかり<カマちゃん大集合>です。
鰤のカマは鮮度もですが、それ以上に捌き手の腕で決まります。
そのまま、嘗めたいほどの切り口です。
塩を振って焼きました。シンガポールの長女に届けてやれるように、
酒に砂糖に醤油を同割で煮ました。水は一滴も加えません。
背に腹に身の味がそれぞれで最高です。
ああ、塩鰤にしておいて、熱湯をかけて湯引きして、大根と人参はイチョウ切り、里芋は乱切り、椎茸もいれてと、野麦峠を越えて信州の鰤雑煮。こんな鰤の出汁の雑煮なら、美味しい酒の相手もつとめます。来年の正月に
乞うご期待あ^^れ。
新春のケイアンの酒はコレ。お待ち申しあげております。お雑煮
 
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