赤飯

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2012-6-5 10:15
お祝いのとき、みんなで食べると、いっそうおいしい行事食ですが、
松尾家では、日露戦争の年まで、米屋だったからでしょうか?
お祝いにかぎらず、盆にも、法事?<御守護神>や<御会式>にも、
つくって、法華寺にもお届けしますし、ともに食卓はかこめなくとも、
ご縁のあった方にもお届けします。
うちの松尾とくさんにいたっては、重箱で配る趣味?
2升のもち米で4軒分とれるとのこと。
自分が食べるのは、茶碗1杯なのに、まあええひとやね。
ケイアンも御馳走にあづかっていますから、感謝。
彼女の秘伝を書きます。
もち米も小豆も盆に並べて、一粒選りにします。
それをする以上は、決して、バーゲン品は買わないで、決まった米屋に
決まった銘柄を指定します。だから、買う量も半端ではありません。
気温25度を過ぎれば、彼女の家の冷蔵庫は米蔵?になります。
それだけ、吟味をしたもの蒸すのですが、<こつをうつ>というふり水をしません。第1の蒸しあげの直後に期をのがさずに、漬け水に飛び込ませます。すぐに、第2の蒸しあげにかかります。当然なことながら、火力の強い
ガスとたくさんの水が入る羽根釜をつかっています。
78歳ながら、敏速な動きです。
また、漬け水には、彼女の微妙な塩加減があります。
もっとも、これは、<赤飯にゴマ塩がなければ>というこだわりのある方にはわかりずらい味?かな。
彼女のつくる赤飯は翌日になっても、<バシバシ>になりません。
自信を持って、ケイアンもお配りしますが、<ひのでいんさつのおばあさん>は、<おこわってくらいやで、バシバシにならなアカン>といっておられましたから、どんなもんかしらん。
ケイアンは、<年寄りの理不尽>を感じるときには、<戦争を経験していtるだけにつええわ>と胸をおさえることにしています。
鵜飼舟の船頭に教わったことですが、、、
長良川を横切るときに<越し切り>という技があります。舟が長良川に対して垂直になると、まともに、こたえますから、斜めに、<もじり櫂>で漕ぐのだそうです。
詳しくは、広報ぎふの6月1日号をご覧あれ。
こんな様子は、松尾太郎くんが、鵜の鳴き声とともに、リアルに表現してくれて愉快ですよ。1週間に3回の透析の身であっても、彼は、松尾家の大黒柱です。どうぞ、機会があったら、彼に会いにきてください。
ケイアンの母ですから、派手にバトルを繰り返しましたが、
仕事先に出向いているときに、お取次をしてくれるのは、松尾さいさんです。ご縁のあった方は、<桂子ちゃんの友だち>とおっしゃってくださいね。<ものすっごく愛想ええよ>
ところで、なんで、赤飯とタイトルをいれたかったいうとね?
今年の花火大会に御予約をいただけたからです。
アイルランドから帰国された石黒さんをまじえてとのことですが、感謝。
花火大会のときは、<花火が御馳走>やでね。とうふをたべてもらうために
懐石風におだししているケイアンもメニューに悩むところなんやわ。
お弁当仕立てにして、夕食2100円、お泊りは別で、朝食は500円でとお受けしました。
^^^^^^^
付録
田村隆氏の秘伝?
炊きおこわにするなら、
もち米1と4分の1カップにうるち米が4分の1カップに小豆ではなく<ささげ>が30g 塩は小さじ3分の1
コツはもち米は15分、うるち米は30分、ささげは30分と、全て、きっちりと時間をはかって浸水して水切りをすることです。炊きあがりの粘りがちがって、ビックリするほどうまい。
ちなみに、うちの松尾とくさんは、夜中に何度も起きて、漬け水のあじと
もち米と小豆の伸び具合をみています。
<ものずきやねぇ>は最大の褒め言葉?笑
 
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