Through the day Throughout the week

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keian 2013-6-30 13:34
 ケイアンは昭和33年生まれですから、この軍歌=月月火水木金金をなんとなく
聞き覚えています。
日露戦争の後に、<勝って兜の緒を締めよ>と、休日返上で働くという士気をあげるために創られた歌ですが、主婦なら、みなさんも<本日休業>というわけにはいかないで、ご飯をつくって、洗濯をしているから、当たり前かな?

提案レシピ
 PCは携帯とちがって、<ちんじゃおろーすー>を変換しようと思ってもでてきません。
ピーマンを切り揃えて、筍を切り揃えて、牛肉を油通しをするのも、億劫だしと
いう方はいませんか?
 これは、羽島警察署の隣の中華料理店のメニューですから?嘘はありません。
ピーマン炒め、780円です。
ちんじゃおろーすーは牛肉でも、豚肉でも880円ですから、この差はなんでしょう?主婦の知恵です。なんちゃって、笑。
ピーマンだけを炒めてオイスターソースをかけます。
 うちの松尾さいさんは、昔から、しょうゆをじゃーっとたっぷりとかけますが、
こうすれば、翌日までも、しょうゆ漬けみたいで結構食べられます。
暑くてかなわん時なら、冷奴とたきたてご飯でかまいません。
 京都のおばんざいと、きどっているお店で、万願寺とうがらしではありましたが、これと、そっくりを
食べたこともあります。万願寺は舞鶴市のお寺で,ここで誕生したおおきなピーマンがあります。
 こんな、由緒正しいピーマンでもなくても、たくさん、頂戴することがあったら、こんなものはいかが?
 手でピーマンをちぎって、強火で炒めて、塩を振るだけです。
色が鮮やかになった瞬間に火をとめて、塩を振るのがコツですが、3分が勝負です。残念ながら、冷えた時点から、即、まずくなります。
今の仕事先にある、ゆきひら鍋は、火どおりもよく、こんな料理もこなします。
 夕食にいろいろ野菜と豚肉の<野菜いため>もいいですが、単品で勝負もいいでしょ。
たんぱく質が重ならないので、こんな日は、エビフライも美味しく食べられませんか?もちろん、とうふも美味しく食べられます。
柳ヶ瀬時代のお客様で、藤原さんは、ししとうの焼いたので、呑むのがお好きでした。お元気かな?
 日本の中華料理
松尾家は昭和5年から、大家さんを副業としています。
なにぶんにも、濃厚な関係で、<店子>さんと接していましたので、 料理のやり取りも多いのです。
中国からの留学生の方の話では、<野菜の値段が高い>と<味の素>の効用を思い出します。 不思議なことに、他人の日本人には、<こんにちわ>と挨拶をしているのに、 同じ中国人同士では、結構、疎遠な感じでした。
<字>=あざなを重んじるお国柄なのかな? 張さんも、沈さんも、李さんも、高さんもお元気でしょうか? みなさん、お国に帰れば、偉い人です。

日本の中華料理といえば、麻婆豆腐かな? これも、調べていて!です。
まーぼとうふと日本では発音していますが、<ぼ>ではなく、<ぽ>とマルが正解です。それから、まーぽーとうふと伸ばします。
日本に紹介したのは、昭和27年に来日の陳建民さんです。鉄人の陳健一さんのお父様ですから、鉄鋼人かしらん?<笑ってね>

  四川省の成都の北、万福橋のところで、<豆花飯>を売っていたのは、 陳という字のおばあちゃんです。
<寄せとうふ>のような、ふわふわしたとうふを<豆花>といいますが、 それをレンゲでご飯にかけて、辛いたれをかけて食べるのが、旅人の間で大流行しました。
 ひりひりとするのは、山椒で、ぴりぴりとするのは、唐辛子です。 陳建民さんは、日本人の口に合うようにアレンジしました。
昭和56年のきょうの料理のなかで、 <私の四川料理、少し嘘あります。でも、いい嘘、それが本当のコックよ。 ニセモノとはちがいます>と話しています。
ケイアンは、麻婆豆腐は、<理研>か<丸美屋>の袋入りの調味料で普通に作っていました。味の素の<クックドゥ>は高くて、これを買うと、挽肉の量を 増やせなかったように思います。

本物は、挽肉は無きに等しく、もどきから、量は増えていき、凝れば、牛肉をたたいて作ります。 日本人は、麻婆豆腐が大好きです。子供も大好きですから、辛味はどんどん控えて、肉の旨味を増やします。
 NHkの放送とは、かけはなれていますが、そのころに、当時の配偶者の兄嫁さんに作り方を聞かれたときに、
挽肉を炒めて、とうふを入れて、テキトーに味付けして、片栗粉でとろみをつけるだけと教えていました。テキトーにでは、本格的な調味料はありませんが、
<自分が食べて美味しい、誰が食べても美味しい。自分が食べて美味しくない、誰が食べても美味しくない。>と陳建民さんも話していました。
 そうです。挽肉をよく炒めるときに、酒を入れるのも、美味しくするためです。
豆板醤を入れて、よく炒めるのは、色を綺麗にして美味しくするのと、辛味を
旨味に同化させるためです。
 ちなみに、当時、義姉の作ってくれた麻婆豆腐は、シンプルな塩味で、美味しかったように思います。
 四川は湿度が高いので、関節が痛い人も多いそうですから、いっぱい,汗をかいて、食べると,よくなると、陳建民さんは話していました。<医食同源>
 ケイアンも膝が痛いので、早速つくってみましょうか?

 料理上手なべっぴんさんのレシピを紹介します。
フライパンにサラダ油、大蒜、生姜、豚挽肉、とうばんじゃん、てんめいじゃん、とうちじゃんを炒めて、鶏ガラスープの素<味の素>にお湯をたして、
お豆腐をいれて、葱、胡麻油、ふぉあじょうえんをかけるのだそうです。

 とうふは絹ごしかな?木綿かな?
羽島警察署の近くの中華料理店では、絹ごしを<菱型>に切ってました。
嘘ではない、コックの工夫でしょうか?
子供のころは、<嘘つくと警察につかまる>と言われませんでしたか?


PS
 昨日、西安、上海の出張から帰国したうのみっちゃんの話では、
普通に、工場の定食で、麻婆豆腐を食べたそうですが、辛かったそうです。
やっぱり、辛いのが普通なのかな?

米粉=ベイフン~ビイフン

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keian 2013-6-16 20:14
 米粉が流行です。
パンもバームクーヘンも米の粉でつくれます。
米を挽いて麺を打つのは、中国の福建省の読み方では、ビイフン=ビーフン。
同じ米粉でも、タイではクイティアオ、ベトナムではフォー。

 日本人の好みに開発されたのは、永谷園のビーフンとケンミンのビーフン。
どちらも、日本全国、どこでも買えます。

 ケイアンが、初めて、ビーフンなるものを食べたのは、中学3年生のときです。
台湾からの留学生、頼<らい>さんのおうちに遊びにいったときです。
ラードで炒めて、こってりした五目焼きそばのようなものに、酢をかけて
食べました。
酢も、米酢しか知りませんでしたが、柑橘類の酢ということで、ミツカンのポン酢をかけながら、食べました。
 彼女は、日本語はテレビを見て覚えたと言っていました。
<買い物は、商品を見て買うからわかる>と明確に答えてくれましたが、
今、思い出すと素晴らしい発想です。
 料理は、見て、食べて、それで、教えてもらわなければ、人間やめるしかない。
なんて、おっしゃった料理研究家が、当時、テレビで活躍していましたが、、、、!
ケイアンは初めての料理には、失敗することが、あまり、ないのですが、
ええかっこして、おもてなしするようなときに、失敗します。

 ビーフンは和洋中とアイディア一杯に創れる楽しみがあるようです。

 師のレシピに、<花吹雪のサラダ>があります。
ケンミンの味付けビーフン1袋、70グラムで100円で、たっぷりの4人分できます。
キャベツ400グラムに玉ねぎが50グラム、かにかまぼこが100グラムです。マヨネーズであえます。砂糖小さじ1が隠し味です。
かにかまぼこに限らず、練り製品は、味出しに抜群です。こんなサラダなら、
無国籍に献立を組んでもいけそうです。バランスを欠いたと懸念するようなときには、冷奴を間に入れてみてはいかがでしょうか?
 まめで
 しかくで
 やわらかで
とうふのようなひととなれ

 人間をやめるまえに、美味しいとうふを食べませんか?

PS
 タイトルを読み返していて思いだしました。
名前も読み方が変わります。
松<スオン>
尾<ウェ>
桂<クエ>
子<ツ>が松尾桂子<マツオケイコ>です。

 

ポテトサラダの極意

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keian 2013-6-9 7:57
 とても、素敵な女性がいます。19年間、元旦以外は素敵な職場に出勤していますが、女性がターゲットの店ですが、男性のファンも多いのです。
彼女の料理を是非とも味わいたいのです。岐阜からだと、車で4時間は覚悟しなくてはなりません。35歳以上なら、家族以外でも保険が適用できます。
どなたか、ハリヤーの運転手に立候補はありませんか?
アルバイト料は5000円でいかがでしょう?なんちゃって!

 彼女のポテトサラダはマヨネーズからつくります。
ケイアンも20年前までは、卵黄のみ、全卵、卵白のみと3種類をはりきってつくっていましたが、当時3歳の甥が、<マヨラップ>という商品で簡単につくってみせたので、素直に企業努力に敬意を表し?つくらなくなりました。<負け惜しみです。笑ってね>
 10年前に、店を持つことになったときには、調味料はいただき物は大切につかっても、買うものは決まった商品にしました。特売に走らないことは、お金をいただく以上、仁義だとおもったからです。

 ケイアンがマヨネーズをつくろうとしたきっかけは、
小沢指揮者の奥さんのお母さん<入江麻木さん>が<お料理はお好き>のなかで、ロシアの貴族のお抱えシェフにマヨネーズの作り方を教わる場面にあこがれたからです。
<マダム、油を入れるときは、ゆっくりと、ひとたらしづつ、あせってはいけません>
そうです。泡だて器をつかって、力任せにはりきっても、一度、分離したものは
もどりません。失敗したら、もうひとつ、卵黄、または、市販のマヨネーズを大さじ1を別のボールに入れて、失敗を少しづつ加えるとなおります。

 失敗は、酢と言う水分の加え方と、最後に一気に加えるものと30年近く思っていましたが、彼女のメールをみて気がつきました。
 彼女は、<さしすせそ>、砂糖塩酢に卵黄にサラダ油と入れます。味をみながら、入れていくだけといっていますが、<砂糖>には親水と
親油性があることを、経験で知っているのです。脱帽です。
 知るということは、<暗黙知>と<形式知>があることを師の<お二人様のシンプルライフ>のあとがきで知りましたが、こうして、ブログを更新していくことで、<美味しい>を伝えられたら、なによりと思っています。
 まだ、彼女のポテトサラダを食べていませんが、ご予約のときに、おっしゃていただけたら、ポテトをおからに換えておつくりしましょうか?
砂糖塩酢の下味でポテトマッシュに負けないおからペーストができます。

 ちなみに、彼女のポテトサラダは、ゆで卵とハムと塩もみしたきゅうりとたまねぎとりんごが入るそうです。
 ちなみに、うちの松尾とくさんのポテトサラダは、同じ材料でも、玉ねぎとハムは炒めて入ります。おまけに、彼女の気分でみかんの缶詰にバナナも入ります。つくる人の気分も大切ですが、なによりも、<こどもたちに大人気なんです>いう反応が大切かな?

 ところで、ケイアンのおおむかしに大好きだった人の夕ご飯は、
ハンバーグにポテトサラダだったそうですが、美味しそうですね。
<僕は、子供料理が、いつまでたっても好きだね>とメールをいただきました。
子供料理にあらず。子供の暗黙知は大人の形式知であります。
ハンバーグは帝国ホテルの村上信夫料理長のおそうざいレシピによれば、ビフテク・アシェ・アンブルジョワーズと申します。
アシェは細かくきざむことですから、素敵な彼女のように、和牛の細切れををたたいて作りましょう。
それとも、今の仕事先にはミートチョッパー<肉挽き器>もあります。
中目の一度挽きがベストです。
ケイアンは、高島屋の閉店間際の特売で、合挽き肉を、つい、買ってきてしまいますので、反省。

PS
 素敵な彼女と出会ったころは、ケイアンは京都短期大学生でした。
そのころ、上坂冬子<1930年生まれ>の評論家に夢中でしたが、
著作の中で、<母のポテトサラダを10人の子供が楽しみにかこむ。マヨネーズは手づくりで、台所に泡だて器がかけてあった。>とあります。
今の仕事先には、8号から、ずらっと、泡だて器が並んでいます。
堅牢なステンレス製のものは、30年たってもびくともしません。ご覧あれ。

売上は執念、利益は知恵

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keian 2013-6-1 21:27
お待たせしました。
個人情報のこともあって、どこまで書いてよいやらと悩んでいたら、PCもケイアンもかたまってしまいました。

 殻付きアーモンドをいただきました。
送り主は上の娘の友だちです。
何よりも、嬉しかったのは、大切な人=<もちろん男性ですよ>ができたという
便りです。
彼女は成城石井という高級スーパーに勤務していますが、この度は経営をあずかる店長という立場になっています。
本格的にワインの勉強も始めると意欲的です。
同送のフィグログはイタリアのマルケ州で古くから受け継がれてきた伝統食です。ドライイチジクと胡桃の持つ自然な甘味と食感は、赤ワインに日本酒によくあいます。生ハムやチーズとの相性も抜群とのこと。
カリフォルニアのキャンボス農園と契約、ノンパレル種にこだわってという
殻付きアーモンドも初めての味です。
ケイアンの突撃的?性格<笑>をご存知の友だちにも早速届けましたが、二人とも、
今の仕事先のこと、ケイアンの店の経営を心配してくれます。感謝。
 ケイアンが柳ケ瀬時代の店の隣の花林ママに教わったことに、
<売り上げは執念、利益は知恵>があります。
景気がよくてもわるくても、人が通っても通らなくても、ご来店いただいたお客様はのがさないこと、どうやって利益を出すのかは、仕入れの工夫を一番に、自分の努力だということでしょうか?
<若いっていいね。仕入れにも未来があるやんか。>

 ブログのファンの皆さまに殻付きアーモンドをお届けできませんので、
美味しいアーモンドの話プレゼントします。
師の村上祥子が、1974年にアーモンドをつかってという料理コンクールで優勝した作品が、
<ポークハワイアン、アーモンドソース添え>です。
アーモンドをたっぷりとつかって、アーモンドの姿は見せずと謎賭けみたいですが、誰にも気がつかなかった美味しさです。
ケイアンが10年コンクールにアタックしても、日本一になれなかったのは、
ここにあります。主催者の意図をはからないで、自分本位=とうふをつかう
ことに執念を燃やしていたからです。
その執念からすれば、アーモンドと水をミキサーにかけて絞るのは、とうふをつくる発想と同じです。
生の大豆を水挽きして煮て絞るのがとうふをつくるための豆乳のつくりかたですが、煮大豆を挽いてから絞ると、これが、ナッツぽい豆乳になります。
歩留まり=とうふをつくるとしたら、全く利益がでるどころか、損益が∞ですが、料理屋としては、頭から離れません。
落花生を殻付きでゆでて食べるのは枝豆を莢付きでゆでて食べるのと同じ発想です。そんなメールをいただくと楽しいです。
また、えんどう豆ご飯とえんどう豆の煮物に煮魚と吸い物が夕ご飯のステキな男性は、ナッツの詰め合わせをよく買われるそうですが、そういえば、ナッツに混じって、えんどう豆も入っていますね。
この世のご縁は人と同じに、食べ物もつながっているのかしらん。
 
 ご予約の際におっしゃってくだされば、
1990年に九州放送、スポンサーはブルーダイアモンドの
わが師のレシピで
<ポークハワイアン アーモンドソース添え>
<とうふのオムレツ アーモンドソース>をおつくりします。
ご期待あーれ。


 
 
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